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愛,ときおり困惑 -Hyangmok Baik " You know how much I love you"

 某日、天王洲。

 Hyangmok Baik「YOU KNOW HOW MUCH I LOVE YOU」(-7/13)


THE ANZAI GALLERYは韓国人アーティストHyangmok Baikによる個展” You know how much I love you ”を開催いたします。
13点の新作を発表し、3m越えの大作「The Last Supper (最後の晩餐)」をお披露目いたします。

同上

[ ARTIST STATEMENT ]

You know how much I love you
It was my mother's morning greeting.
It was the habitual expression of someone I loved.
It was my friends' playful banter.
But I found it so hard to say it, to say it out loud.
And then
still do.

同上

困惑とユーモアと

 展示作品には、ヌードの男性のモチーフが登場する。緊張した面持ちにも見える「彼」にじっと見つめられて、鑑賞がはじまる。

 「彼」(同じ人物なのか、作品ごとに違う人なのかはわからない)は多くの場合、動物とともに描かれる。

 困っているような表情と、しかしどこかユーモアを感じさせる色彩や姿かたち、描かれ方が、なんだか気になる。


「The Last Supper (最後の晩餐)」

 大作「The Last Supper (最後の晩餐)」が、こちらだ。

 絵の中で展開されるのは、どうも穏やかではない世界だ。

 使徒が12人いるか? をどうしても数えてしまうが、線だけで描かれた人物と斬首されたと思しき緑色の身体の人は使徒でなく生贄なのか? 

 人物たちの、困ったような表情からしても、とても気になる。


愛しているけど言えない

 展示作品のなかで、

 この白鳥との、そして黒鳥との絵は、ストレートにいいなあと感じた。画面の「彼」は癒しのようなものを得ているように感じられる。展覧会タイトルからも、無理なく連想できる。


2つ目の展示室

 展示は、2室に分かれていて、

 こちらではインコをはじめとした鳥たちの姿が鑑賞できた。


 モデルの「彼」が、幸せになったならいいな、と思いつつ。



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