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双子並みの以心伝心感が半端ない夫婦のお買い物…な話。

子どもの頃よく、母と祖母の買い物したものが、重なってしまうことがあった。
大根が2本になったり、卵が2パックになったり。
一家に主婦が二人いるわけだから、それぞれ冷蔵庫をチェックしているので、無いモノ・足りないモノを買おうと思えば、同じようなものを買ってきてしまうのは必然ともいえる。

だったら今日はどっちが買い物するかきちんと決めておけばいいのに と、子ども心にもいつも疑問だった。
母は仕事帰りにスーパーに寄り、祖母は好きなように出かけて行く。

かぶったらかぶったで、笑い話にでもすればいいものを、そもそもめちゃくちゃ仲が悪かったので、ビミョーな雰囲気になる。
母は「えぇっ?!何で?!」と明らかに不満げだし、祖母もブツクサ文句を言っている。
そんなんだから、2人で示し合わせるなんて、するはずもないのだ。
ケータイも無いし、何を買うかで気軽に電話をかけたりもしない時代。

さて、我が家の買い物はというと、休日に夫婦で買い物にでるものの、自家用車もなければ自転車もないので、手で持って帰れるほどしか買わない。
なので、どうしても平日の買い物が必要になってくる。

私は仕事帰りにちょこっとスーパーに寄って、必要なモノだけサササと買う。
重いものや嵩張るものは、旦那が仕事帰りに買ってきてくれる。旦那の場合は必要なモノよりも、お菓子の方が多いんだけど(-_-)

で、その時に旦那から連絡が入るので、こちらから何を買ってきて欲しいかを送信する。
ジャガイモとか麺つゆとか って。

旦那は気を使って、私や娘の朝食や昼食になるようなモノを買ってきてくれたりするのだけど、同じスーパーなのでね、同じような品物が目に付くわけですよ。

結果こうなる↓

私の方が早い時間に行ってるけど、20%も割引されてる♡
真っ先に値下げコーナー見に行くからね私。

そして翌日のデジャブ感。
またやらかしてるーーーーー(゚∀゚)ーーーーー!!!

↑しかもコレ、いつも使ってるヤツじゃないのに…
どうしてかぶるのか謎過ぎる。

さらに2日後もアブなかったー。
どうしようかな 買おうかな いらないかな、買おうかな
って、立ち去っては戻り、立ち去っては戻りを繰り返し、最終的に買うのをやめたモノがあったんだけど、なんと旦那が買ってきた!
やっぱりー、なんかそんな予感がしたんだよね、やめて正解。

たった3~4日の間に、こうも何回もシンクロすると、もういっそのこと、毎回何かしらかぶってくれ!と思い始める。

ところが意識し始めると、そんなことも起きなくなるという不思議な現象。

「もしかして〇〇買ってきた?」
「いや、買ってないよ」
「じゃあアレ買おうとした?」
「いや、まったく」

で、お互い忘れた頃に、またかぶる。

しかも2品も。

世の中では、コロナの影響でトイレットペーパーが不足する!というガセネタで、買い占めが起きたり、品不足が起きたりしていた頃。

もやし4つ…私が2つ買って、旦那が2つ買って。
ごめんなさい、買い占めじゃないんです。4つもいらないんです。

しかも家の最寄りのスーパーじゃなくて、私は職場から家とは反対方向にあるスーパーへ向かい、旦那も同じスーパーなのだけど、1つ前の駅で降りて寄っているのだ。

何で、同じ日にわざわざ家から離れた同じスーパーへ行き、同じものを買ってきてしまうのか?!

前述した通り、買ってきて欲しいものは連絡入れてあるのに、旦那が気を回して買ったものが、ことごとくかぶる。
いや、もう気を回さないでいいよ、頼んだものだけ(あと自分で食べたいお菓子)でいいよ。

そして、コロナの状況がいっそう悪くなっていった3月の終わり、いつ緊急事態宣言が出されてもおかしくないよな と。
ロックダウンとはいかなくても、まとめ買いをしておいた方が良いようなことになるかもしれない。
それどころか買い占めが起きて、食べるモノもまともに手に入らなくなるかもしれない。

そうだ!そんな時には、お米と、ご飯に合うものがあれば、サイアクなんとかなるんじゃないのか?

ジャジャーーーーーーーーーーーーーン☆

私が2つ、旦那が1つ買ってきた。
いっさい示し合わせてない。

なぜにかぶるーーーーーっ?????(*´Д`)
双子かっ!

またかよ。またなのかよ。
なんかもう飽きたよ、うん、飽きた。
マネすんな とか言いたいくらい。

いやー、母と祖母の不仲シンクロは恐怖ですらあったけど、私達夫婦は仲良しだからシンクロすんのよね。
かぶって困るもんでもないしね。

この後も、お団子とか、ビールとか、アルミホイルとか、冷凍かぼちゃとか、次々にかぶったよ。
かぶるのが通常になってって、もはや驚きもせず、笑いもせず、淡々と収納。
■ヘ(・ω・。ヘ)三(/。・ω・)/△

25年近く一緒に暮らしてると、思考も嗜好も似てくんのかね。
母と祖母も、反発しあっていがみ合ってだったけど、実は似たもの同士になってたのかもしれないねぇ。
そう思うと、あの恐怖のシンクロも、嫁姑関係の二人にしか分からない、以心伝心めいたものだったのかも。


というわけで、2020年2月~3月のTwitter投稿のスピンオフ
「双子並みの以心伝心感が半端ない夫婦のお買い物…な話。」
でした。


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#どうでもいい話 #スピンオフ
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