因果関係を見ようとするな個別判断しろ

日本語学校にパート勤務している。
ある学生さんが遅刻。
「警察と話しました（警官に話しかけられた）。（警官は）"自転車を見せて"、"在留カードを見せて"と言いました。」

それはレイシャル・プロファイリング💢
20歳前後で、メッシュの入った茶色の短髪で、ピアスをしていて、スリッパサンダルを履いて自転車に乗る男子学生。
…読んだ方、彼の出身国も母語も雰囲気も察してしまえたことでしょう。

現在日本に多い、ある人達の典型的なタイプ。
人数が多いから、中にはまじめな人も犯罪者もいる。30〜40年前の日本の若者に似たチャラチャラした雰囲気から、「盗んだバイクで走り出す♪」と警察が発想してしまいがちなのもわからなくはない。

それでも「在留カードを見せて」は感じ悪い。
「身分証明書をご提示願います」を、日本語初級レベルの人に通じるようにいえば「在留カードを見せて」なんだろうけれど、それでもあの学生さんはいつも通り通学していただけだ。ぜんぜん挙動不審ではなかった（←じつは学校の目の前で起きたことで窓から一部始終見てた）。
その警察官、アメリカ人に生まれていたら「黒人／ヒスパニックだから」という理由で職務質問するタイプなんじゃないかと（こちらも決めつけだけれど）思う。

警察の職務質問は法律に反したことではないけれど、質問のしかたは小さなモヤモヤとして降り積もる。マイクロアグレッション。

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こういうつぶやきをMBTIに結びつけてタグ付けすると閲覧数が伸びるんだぜ。
偏見／決めつけ／レイシャル・プロファイリングはだいたい全部Ni(内向直観)かNe(外向直観)の暴走だ。使いこなせていないのだから（殆ど）意味がない。自分を棚に上げるのだから内省が不十分だし、思考力も弱いまたは弱まった状態と考えられる。
↑こうならないように気をつけたい。

「〜を身につけている人は〜な傾向がある」
「〜人は声が大きくてうるさい」
「〜人は〜しがち」
思ってもいいけどおもてで言ってはいけない。あくまで個別判断、一人一人を見てくれ。