プライドの正体

「プライドを捨てたい」とたまに思う。
プライドが邪魔をして自分の気持ちを抑制してしまうから。
しかし、捨てる前に「プライドとは何か」を考察しなくてはいけないなぁと。

なので
①プライドとは何か 
②プライドは必要か
③自分のプライドはどこからきているのか

の3点について自分なりに分析します。


①プライドとは何か
プライドを辞書で検索すると「自尊心」と出てくる。
自尊心とは
① 自分を優秀な者だと思う気持ち。
② 自分の品位を保とうとする心。

つまり「自分が自分をどう思うのか」であり、
アメリカの臨床心理学者ナサニエル・ブランデンによると

「競争でも比較でもなく、自尊心の重要な原因は自分とも他人とも戦っていない状態である」とされている。

ちなみにプライドは
・自分が有能であるという自信
・自分に価値があるという自尊
の2つの要素で形成されているそうです。


②プライドは必要か
①を踏まえてプライドは「必要」だと感じた。
理由として、プライドがないと周りに流され傷つくリスクが高い。
自分を守れる一番の存在を捨ててしまったら、社会で生きていけない気がする。

ではなぜ「プライドを捨てたい」と思ったのだろう…

プライドが邪魔をして自分の気持ちを抑制してしまう
→自分の気持ちを押し殺してしまい苦しい

なぜ気持ちを押し殺すのか
→かっこ悪い自分は見たくない

かっこ悪い自分は見たくない理由
→自分の価値が下がる
→自信を喪失してしまう 

プライドは自信と自尊を守るため防衛本能らしい。これは捨ててはいけないね。


③自分のプライドはどこからきているのか

プライドには
・経験に裏打ちされていて、他人の評価は関係ないもの
・他人の評価に基づいて形成されたもの

があると思うのだが、前者は「自信と自尊を守るための防衛本能」であるため捨てなくていいプライド。
後者は周りを気にするあまりむしろ行動の制約となってしまうため捨てた方がいいプライド。

さて、自分のプライドはどちらなんだろう〜。

私の場合は
いつも勉強しているという「自信」
親や周りのおかげで培われた「自分は愛されている」という「自尊」
により「自分は求められる存在である」と思っていることに気づきました。
(うひゃ〜なんか恥ずかしい)つまり前者のプライドなので捨てなくてもよさそう!よかった!

分析してわかったことは
自分から何かに「縋る」ということに嫌悪感を抱きつつも、本当は「縋りたい」という思いを抑制するプライドが鬱陶しいというジレンマを抱えていたということ。

そこで自分の中で判断基準を設けまして
その人(もの)が「本を読むことよりも大切か」で判断しようという結論に至りました。

私にとって「本を読むこと」は自分の価値観を広げるために必要不可欠なことで、それよりも大切ならば、かっこ悪い思いをしても悔いはないなと。


判断基準を設けると気持ちに折り合いをつけることができるのでおすすめです。


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