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【感想】2年5カ月オンライン日本語教師を続けてみて
こんばんは。
早いもので今年ももうすぐ終わりますね。
去年もnoteに2022年の振り返り記事を書いていたので、今年も書きたいなあと思っています。
が、その前にもう1記事。
今回の内容は2年5カ月オンライン日本語教師を続けてみての感想についてです。
来年からちょっと日本語教師をお休みするので、その前にこれまでの自分の日本語教師の経験を振り返りたいなと思いました。
来年以降オンライン日本語教師やってみたいな~、って考えている方。
良ければ最後まで読んで、参考にしてみてください。
ちなみにこれまでも何回か、オンライン日本語教師について振り返りの記事を書いていました。
今回の記事では、自分の経験の記録としても細かく書いてみます。
どんな人にどのくらいレッスンをしてきたか
まずは、私がこの2年5カ月にどんなレッスンをしてきたか、ということについてです。
レッスン数を数えてみました。
2021年8月~12月:53レッスン
2022年1月~12月:126レッスン
2023年1月~12月:125レッスン
合計:304レッスン
でした。
1回のレッスンは60分もしくは90分でした。
2023年2月までは日本語学校で働きながら、それ以降はオンラインだけで教えてきました。
今年のほうが時間があったはずなのに、2022年とレッスン数がほとんど変わっていないという・・・。
って考えたら2022年は日本語学校でも働きながらよく続けていたなあ~、と当時の自分を褒めてあげたいです(笑)
この304レッスンというのは決して多くはないと思います。
1か月あたり10回やってきたってことになるので、ほんとに空いている時間に続けてきたってかんじですね。
学習者さんも様々な人がいました。
・小学生
・中学生
・高校生
・会社員
・主婦
全員ベトナム人の学習者さんでした。
子どもから大人まで幅広く教えてきました。
今年の後半からは兄弟でレッスンを受けてくれる方もいて。
そのご家族の方から信頼されている?のかな??っても思ったり。
実際はどうかわかりませんが、でもお願いされたときはうれしかったですね。
オンライン日本語教師を続けて良かったこと
①いろいろな教える経験を積むことができた(学習者)
一番良かったことはいろいろな教える経験を積むことができたことです。
これが本当に一番良かったと思います。
まずは学習者さんについてです。
日本語学校で働いていると教える対象は留学生に限られますし、教え方も基本的には直説法です。
初級クラスではチームティーチングの必要があり、教え方の制限もあることもありました。
でも、オンライン日本語教師だと日本語学校で教える時のような制限はほとんどありません。
自分次第でいろんな教え方ができますし、使う教材も自分で決めることができます。
個人的には、オンラインで子どもに教える経験ができた、というのが一番いい経験になったかもしれません。
留学生(大人)と小学生(子ども)は本当に違います。
おかげで自分が子供向けのレッスンが苦手というのに気づきました(汗)
何事もやってみないとわからないなあ~って思いました。
今後日本語教師としてどこか学校や会社に入るために応募書類を作成したり、面接したり、という時が来るかもしれません。その時、
「これまでどんな学習者さんに教えてきましたか。」という質問が来たら、
①「留学生に教えてきました。」
②「留学生をはじめ、海外在住の会社員や小学生から高校生まで幅広く教えてきました。」
皆さんは①と②の答えを見てどう思いますか。
①より②のほうが、いろんな経験がある先生なのかなって思ってもらえたり、印象に残ることができるんじゃないかな~って思います。
自己PRの1つにもなると思うので、いろんな学習者さんに教える経験ができて、本当によかったです。
②いろいろな教える経験を積むことができた(教材)
そして、使える教材も増えました。
先ほども日本語学校では使用する教材が決められていると書きましたが、オンラインレッスンではいろんな教科書や教材を使って教えてきました。
これらは日本語学校で働いているだけでは使うことはなかったと思います。
これ以外にも「文化初級日本語」や「新文化日本語中級」を使ったり、教科書に頼らないで自分で教える項目を考えてスライド作成もしていました。
特に小学生の学習者さんの授業を作るのは大変でした。
文法積み上げ式ではだめでした。
いい意味で固定概念が崩されましたね。
教科書の通りやる必要ないんだ。
相手に合わせて扱うトピックや文法は変えていけばいいんだ、って思ったのと当時に、教科書・教材のありがたみを実感しました。
教科書ある授業って本当に楽!!!
教科書ある授業というか、教える項目が決まっている、っていうのが本当に楽だなと感じました。
教科書作ってくださっている方々、本当にありがとうございます!!って感じです。
自分で一から授業準備って本当に大変ですよね・・・。
みたいな苦労話もできるくらいいろいろな経験をすることができました(笑)
③自己研鑽に励むきっかけになった
もっといい授業を提供したい。
もっとわかりやすく教えたい。
もっと楽しく授業がしたい。
そんな気持ちを持ち続けることができたのもオンライン日本語教師をやっていたからだと思います。
日本語学校で働いているだけでは目の前の仕事でいっぱいいっぱいになって、自分のスキルについては後回しになることが多かったような気がします。
オンラインレッスンがあることで、いろいろ悩んだり、考えたり、調べたりしたし、日本語学校で働いているだけじゃ気づけなかったこと(良いこと・悪いこと)がいろいろありました。
日本語教師として確実にいい経験を積むことができたし、何より自信につながりました。
そして、改めて日本語教師って楽しいな、やっていて良かったな、って思うこともできました。
その反面、悩みも増えたりもしましたが・・・。
まあ、それも含めて常に自分を高めていくきっかけにはなったと思います。
この姿勢は今後も持ち続けて、日本語を教えることを休んでいても引き続き本を読んだり、Youtubeやインスタで情報収集したり、オンラインセミナー等に参加できそうな時は参加したり、などなどしていきたいなと思います。
オンライン日本語教師を続けて大変だったこと
大変だったことは、1つ。
もちろん授業準備です。
日本語学校であれば、決まったカリキュラムや教科書があるので、大まかなスケジュール、教える項目はある程度決まっています。
あとは1コマどうやって教えるか、を考えます。
導入~基本練習~応用練習
この一連の流れも慣れてしまえば、すぐ準備できてしまいます。
しかし、オンラインレッスンというか個人レッスンはそうじゃありませんでした。
学習者一人ひとりに合わせた教え方、進め方が求められます。
そして、学習者の満足度が、レッスンの継続率に直結します。
日本語学校であれば、学生が急に全員いなくなることはないし、安定した収入を得ることができますが、オンライン日本語教師はそうはいきません。
自分でやったことがダイレクトに自分に返ってくると思います。
この一人ひとりに合わせた授業、というのが少し大変だったかなと思います。
日本語学校で働きながらオンラインで教えていた時ですが、
日本語学校の仕事が忙しすぎる時は、オンラインレッスンの準備で正直手を抜くときもありました。
教えやすい、やりやすそうな文法やトピックを選んでやってみたり、
スライド作成ちょっと雑になったり・・・。
悪いなあ~、と思いながらもでも、全く準備していないわけじゃないし、
なんとかなるでしょう、というような気持ちで臨んでいました。
日本語学校で働いている時の優先順位は「学校>オンラインレッスン」だったので、程よく手も抜きながらやっていました。
物事には優先順位をつけないとうまくいかないとき、大変なときがありますよね。
でも、そんな大変だった授業準備ですが、今終わってみてパソコン内のレッスンフォルダを見てみるとたくさんのスライドができていました。
見返してみると、こんなのやったなあ~、とか。
この教え方ちょっと悪かったよな~、とか。
いろいろ懐かしい気持ちになりました。
これらのスライドは自分の財産です。
今後またいろんな学習者さんに教える時に役立ってくれると思います。
少しアレンジしたり、教える時の参考にしたりできますからね。
大変だったけど、終わってみれば結局は良かったことにつながっているんですね~。
これからも続けていきたい
こんな感じで良かったこと、大変だったことについて書きました。
結果、良かったことが圧倒的に多いですね。
続けてきて良かったですし、何より学習者さんからのありがとう、っていうメッセージが本当にうれしかったです。
特に高校生の男の子はシャイなので、最後のレッスン時はあまり多く話しませんでしたが、その後Skypeで入力中の「〇〇〇」の表示がずーっと続いていて、なんて打とうかめちゃくちゃ迷っているんだなって思いながらメッセージ来るのを見て待っていました(笑)
いろいろ生活が落ち着いたら、再びオンライン日本語教師を再開したいと思っています。
私が登録しているオンラインレッスンの運営事務局の方にもその旨を伝えたところ、いつでも連絡お待ちしています、ということでした。
そうやって言ってもらえるのもうれしかったなあ。
戻ってきていいんだって。少し安心しました。
ということで、少し長めに書きました。
ちょっと読みにくい部分もあったかもしれませんが、
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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