【映画で世界の正解をお伝えするならば】#2 きっかけは『ラ・ブーム』、『はじまりのうた』私的名シーン
ごきげんよう。
音楽映画編をまとめてまたまとめてたんですが、こんなもんまとめるとまとめて終わってNAVERまとめと全く同じになっちゃうので、一作ずついきます。
(何言ってんだろう。)
前回のは、1人でも読んでくれたらええな、と思ってたらイイネまでつけてくだすって、わてはうれしいでごんす。
アドバイス頂きまして、各映画のFilmarksリンクは最後に貼り付けます。
ご指摘、文句、共感などあったらコメントかLINEかDMかなんかください。
さて、
全シーンクソエモムービーでお馴染みの「はじまりのうた」です。
邦題だけがエモくないです。
この映画の素晴らしさは、色んな場所でもう既に語り尽くされてますから、この期に及んで私が何を言う!?!?何を言う!?!?なんですけども。ですから、私なりにあんまり語られてないところを拾おうと思います。
みんな大好きジョン・カーニー先生の監督作です。
私的名シーンその1
まず、私がこの映画を本当に心から受け入れて、一発で心をすっぱだかにされたシーンがあります。
ザッツディス。
二股イヤホンで、お互いのお気に入りプレイリストを聴きながら、ニューヨークの街を練り歩き、我慢ならねぇ!踊ろう!とクラブに入り、ドゥンスクいってる中、2人はそのプレイリストのシャレオツソングを聴きながら踊る、という。(観てもらった方が早い)
これは、これは、アレじゃないか!!!!
私がずっとずっと憧れているシチュエーション!!!!
「ラ・ブーム」の
これやん!!!!!
説明しよう!
センキューWikipedia。
パーティでノリノリの音楽がかかってる時に、男の子が、女の子に「愛のファンタジー」(観てもらった方が早いパート2、3:40あたり)がかかってるヘッドホンを付けて、2人はその曲に合わせて踊ってキスするという。(上写真参照)
もう発明だよね、これ!発明でーす!
シチュエーションはほぼ同じ。
違うのは、「ラ・ブーム」では恋人同士(未満)の2人だけど、「はじまりのうた」では、SSWと音楽プロデューサー。2人はこのロマンチックなニューヨークの夜をベストパートナーとして過ごします。
そのなんと夢のあること。
手を繋いで、肩を抱き合ったとしても、2人は完全にリスペクトしあったソウルメイト。
下心がこんにちはしない。
この一連のシーン、はじまりからおしまいまで、とっても素敵なんです。
「音楽業界のやつは結婚に向かないかな。父親にも。」
「あなたは父親には向いてる。でも結婚にはね。」
から
「音楽の魔法だ。平凡な風景が意味のあるものに変わる。美しく光り輝く真珠になる。年をとるほど、この真珠がなかなか見られなくなる。」
「糸ばっかり?」
「糸を辿らないと真珠には届かない。今この瞬間は真珠だ。」
「輝いてる。」
「すべてがね。」
まで
そんな訳で私は「はんっ!この映画好き!決定!」となりました。
トウキョウナイトでこれができたらなんて素敵なんだろう。誰かがしてることを私は祈ります。Pray!
私的名シーンその2
https://youtu.be/GkyLUfBt3bw(MV仕様ですが)
酔った勢いで歌詞書いて、マイクスタンドにiPhoneくくりつけて、振られた男への留守電に、浮気したあなたをバカみたいに愛してました、と歌うシーン。(観てもらった方が早いパート2)
よう考えたら、やってることまぁまぁ狂ってんなってなるけど、曲が良いし、協力してくれてる友人(ジャック・ブラック枠)の彼女を思う表情もめちゃいい。私もこれやりたい!
死ねクソ男!ってケンカ売るんじゃなくて、とっても可愛いピアノの音色に気持ちをのせて、自分の魅力でただ真っ直ぐなメッセージを残す。
(まぁファッキンルールゆーてるけど。)
しかも彼女、この時既に前を向いて、恋は消化させてるから未練を歌っているわけではないのが素敵。
あの時の気持ちを切り取って歌ったその強みよ!
やっぱり良くも悪くも「真っ直ぐ」に勝てるものはないって信じられるシーンです。
そして(これはもう言われまくってるけど言わせて)
私的名シーンその3
フィールドレコーディング!
アレ格別!アレやって!アレやってよ!ミュージシャン!!!!!
やんないなら私がやる!!!(やめて)
口ロロとかもやってるよね。でもこういう、ライブ収録的な?全部外でやるっていう、まんま同じようなことやってるミュージシャンっているのかしら。
地下鉄のホームでやって駅員さん?に見つかって楽器持って逃げるシーン、絶対に捕まるのに絶対捕まらなくて大好き。「はじまりのうた」にはこういう夢が随所に組み込まれてるから信じることが怖くなくなる。
フィールドレコーディングのシーンは麻薬か?ってほど、観るだけで気持ちいいところに連れて行ってくれます。
口ロロの三浦康嗣先生もこの映画が好きとのことで、おじさん泣きしてるらしいです。「はじまりのうた」を観て語るだけの飲みが成立したほど。
ミュージシャンからも定評があると。
そして最後にもう一つ、素晴らしいシーンを。
私的名シーンその4
冒頭辺りに出てくる、ダンがグレタ(キーラ・ナイトレイ)の弾き語りをたまたま聴いて、感動し、脳内でアレンジしちゃうのを、そのまま表しちゃったシーン。(観てもらった方が早いパート3)
https://youtu.be/sduYNx92_go(ちと音が変になってる気がするけど)
私もこれやる!!すごい!!これやっちゃうの!?やったー!!ガッツポーズのシーンです。こんなのずっと観たかった。
ある意味すごいダサいんですけども。
これもその1で紹介したシーンと感覚?が似てます。周りと感じているものが、自分だけにはこんな風に劇的に見えて感じている、という。(それを2人で共有して感じるからその1のシーンは奇跡。だから最高。)
思い入れがある場所や曲、物事は、特に人とは違う風に感じることなんて、当たり前。(もはや同じものを見られているかも分からない。)
自分で作ったファンタジーだから、確かにこういう風に脳内再生されていたなぁ、と。いびつなんですよね。
それをそのまま映画化してくれちゃうなんて。夢をくれてありがとうです。
おまけ
「絶対に踊りたくなる曲をかける。踊らずにいられるかな?」ゲームのシーン(観てもらった方がまじで早い)
パーティで突然、曲と、踊ってるみんなを止めて始めるこのゲーム。
最高のダンスミュージックがかかってストップしてる皆んなに「踊りたいだろ?ムズムズするだろ?」って誘って、結局踊り出しちゃって、みんなさっきよりめっちゃ盛り上がっちゃう。
このシーン楽しすぎるというだけで大好きです。
やっとおわりだよ
長らく付き合ってくださってありがとうございます。
この映画、ラストシーンも素晴らしい。
元気や自信がない時に観る、みんなのハッピー映画です。
次回は、
『みんなの「バンドやろうぜ!」映画、「シング・ストリート」、「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」、「スクール・オブ・ロック」』
について書こうかなって思ってます。多分。
Netflix あり
Amazonプライム あり
Filmarks
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