独断と偏見【映画で世界の正解をお伝えするならば】恋愛編

2020年1月15日 17:34

突然なんだと思ったかと思います。
私も思いました。
一応ただのクソシネフィルなりに、自分用にまとめとこかなと思ったしだいです。

私の乏しい知識が独断と偏見を行使するとどんなけ怖いことになるか、興味のある方は見てみて、は？って思ってください。

※ちな、ことわっておくと
私は個人的に｢映画好き｣っていう事に、観てる数とかジャンルとか知識とかは全く関係ないと思ってます。この有名作観てないからこいつはにわかだとか全く思いません。んなこたどうでもいい。なぜなら自分もそうだからです。(私は2年前までスターウォーズ観たことなかった)話が合わないとかタイプが違うとかはあれど、レベルとかの話は嫌いです。｢となりのトトロ｣観たことない人に、え！人生損してるよ！とか言いたくないです。みーんな好きにすればいい。意識低いと言われればそこまでやけど、時々キモがられるねんなぁ〜って感じるということで、自分のことをクソシネフィルとしてます。

では羅列してゆきます。
画像にフィルマークスのリンク貼ってるんで監督とか詳細気になったら是非タッチしてみて下さい。
NetflixとAmazonプライムにあるかないかだけ書いときます。(時期によって変わっちゃってることあるから絶対では無いけど)
あとネタバレ的なことは基本しない方向です。

男が分からないと思う人へ

｢そんな彼なら捨てちゃえば？｣

訳の分からないコラム読み漁る時間があるならコレ観てください。解決、これが男です。

監督ケン・クワピス
知らん。

この作品何っ回も観ました。何回みても爆笑できます。恋すると色々期待しちゃうけどホンマにホンマにこの作品の言うてることを鵜呑みにすれば、アホみたいな告白至上主義の被害にあわずにすみます。

って思うけど、この作品には奇跡の例もちゃんとあるから、男の子のこと、信じちゃうのやめられないんだなぁ〜。
みんなのジャスティン・ロングと僕らのスカヨハがセクシーに出てるよ！私はチャーリーズエンジェルも大好きだからドリュー・バリモアも出てて楽しいんだ〜！

男は好きな人だったら、いかなる手段を使ってでも会おうとする

これだけは真実。既読無視はそういうことです。
でも叶えるために好きになっちゃったわけじゃないってところが、恋のやるせないところですね〜。
は？

Netflix あり
Amazonプライムあり

女の子の口説き方最強解説映画

完全保存版

基本｢ビフォア・サンライズ｣

現代改訂版｢コメット｣

是非、男性諸君にこそ観ていただきたい映画なのです。
この二作品は最上の口説き文句の宝庫です。

私は本当に思うんですけど、大体の女の子は、3回告れば落ちるねんなぁ…っていう…。

(語弊)(一応私なりの根拠あるんです！以下)

とはいえ、｢生理的に無理｣はいつまでも絶対に｢生理的に無理｣なんですけど。そういうことじゃないなら3回目で付き合える確率は馬鹿高くなるとふんでおります。(ここでは両思いへの保証ではなく、あくまで付き合うことへの保証)
やから最初に手応え無かったとしても諦めないでほしいのです、ジャパニーズボーイズ…。
私の周りの女子、これ結構言うてます。
私の周りの女子、全員頭おかしかったらそれはしゃーないけど。
口説く側はずっと前からソワソワしてたとしても、口説かれる側はいつも突然です。日本で育った子なんかはもう、口説かれ慣れしてないんやから、青天の霹靂！きゃー！
やっと2回目くらいで頭に入ってくるんです。そういうことだったの！あるいは、1回目はおふざけじゃなかったのね！になるわけです。恋愛偏差値激高爆モテガールの気持ちは微塵もわからんから、その場合は知らんけど。

基本的に女性は、知らない世界に連れていってくれるような｢非現実｣に弱い。らしい。(宮台真司さんの本にそんな事書いてた)
押して押してまた押す作戦しまくられる事自体が、その｢非現実｣になりうる。で、この人なら私を計り知れない世界に連れていってくれるかもしれない…に変換されるんじゃないか？？と勝手な見解。

ここでこの2作品に話を戻します。(なげぇぞ)

どちらも共通して、運命的な出会い、男性がせっせと真摯に口説きまくる、そして二人の時間を過ごすことになる、んですけど。

映画だから上手くいくんだろ、じゃなくて、完全に｢非現実｣スイッチONシーンがあるんです。そこから、2人がお互いを知り合っていく過程が非常に素晴らしい。

２つの作品で大きく異なるのは、ビフォア〜は1日の出来事、コメットは6年間の出来事ということ。

｢ビフォア・サンライズ」は、割と深めの2人の哲学が交互にでてきます。中でもジュリー・デルピー演じるセリーヌの意見は必見です。正直に胸張って自分の意見を言うってだけでカリスマ性がでる。正直に話すって恥ずかしいですよね。照れ解消方法も話題作りの方法も、劇中にちゃんとあります。あざす。

｢コメット｣の方では、映像も分かりやすくロマンチックですから、うっとり度も高い。
恋に落ちる時、その瞬間、その間、私たちの目の前で繰り広げられてるあの映像あるじゃないですか。あのなぜか好きな子がスローモーション再生されたりとか、風が吹いたりとか、すごい偶然が起きたりとか、あれがなんなのか｢コメット｣が分かりやすく映像解説してます。

両作品、とてつもなくセリフが良いです。全部に意味がある。それってすごいことです。

全然まとめられてねぇ。

僕らのイーサン・ホークとジュリー・デルピーが演じあげるリチャード・リンクレイターの天才的恋愛会話劇｢ビフォア・サンライズ｣
ジャスティン・ロングが口説きまくってる映画｢コメット｣

はい。

Netflix なし
Amazonプライムあり(レンタル)

ゆるすということ

｢白い花びら｣

わたくしの宇宙で1番敬愛する監督、アキ・カウリスマキ作品。秋乃ゆにという名前は、アキ・カウリスマキのアキから取りました。(どうでもえー)無声白黒映画。(画像下)

無声白黒映画ってめちゃくちゃハードル高そうですけども、カウリスマキ作品は違います。まず短い。1時間ちょっと。音楽めっちゃかっこいい。そして、面白い。この人の作品は、地球で生きてきた私たちをひっくり返す「常識」を突き付けてくる。この衝撃、私は味わった時、ガッツポーズしながら爆笑してしまっていました。

そして、カウリスマキ作品ほど、暴力も不条理も容赦ないのに、悲しみが通り過ぎる作品はありません。現実は、己がどうしようとも目の前を流れてゆくのみ。でもそれを映画で観てるこちらの感情はごっちゃんぐっちゃんにかき乱されます。

そういう訳で(もっと色々語りたいけどキモいしこれ以上ムカつく文章になるのは避けたい。あと長い。)私はアキ・カウリスマキの作品こそが世界の真理だと思って生きています。

｢白い花びら｣は夫婦の話。
幸せな年の差夫婦にやってくる、｢知らない世界｣(そう、女子がもれなく全員大好きな、あの、知らない世界です)
その時若く美しい妻はどうするか、その後真面目で優しい夫はどうするか。
浮気にも色々種類はあると思いますが、｢許してやったらどうや｣と全私が叫びました。

この映画にはゆるすということが描かれています。

無声やけど時々音聞こえます。そのゆるさもおもろい。カティ・オウティネンが1番可愛い映画。

Netflix なし
Amazonプライムなし

ペニス！！！！！！

｢(500)日のサマー｣

ついにこの時が来てしまいましたね。
全世界の男子を悩ませる21世紀の小悪魔キュートガール、サマーちゃんです。

この映画、全てが言わずがなすぎて、もはや私が何を言う？？？？何を言う？？？？となりますね。でも最高だからラインナップにあげたい。

ホントの愛なんて信じない女の子・サマーちゃんが、運命の愛を知りゆく過程
と
ただただタイミング悪かったサブカルボーイ

な物語。

サマーちゃんはいつでも正直に、思ったことを思った時に言ってるから、トムは困惑する。
とは言えあれやね、男の子ってどうしてぶんっぶんっに振り回される女の子に夢中になっちゃうのかね。憧れるな〜振りまわしちゃうガール。

君あの時ああ言ってたじゃない！？あれは嘘だったの！？
っていうのは通用しないのです。人なんて5秒後には気持ち変わってるもんですから。嘘じゃない。人の心はいつの世も移りゆくものなのです。そしてサマーちゃんはそういうの包み隠さない人なのです。だからビッチじゃないのです。
でも私も失恋した時、トムの気持ちちょっと分かった気がします…。ぴえん。

トムがサマーちゃんに一目惚れするシーンと、サマーちゃんが運命を感じるシーン、対照的なのかと思いきや、ちょっと似ててそこも良いんですよねぇ。なんでか泣いてしまったり、楽しかったことが全然楽しくなくなったり、片方だけが違う所へ行ってしまうあの寂しさ、めちゃくちゃわかりやすく表現しています。

そしてみんな大好きあの有名なクソゲーム

｢ピーナス！！！｣