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パリの歴史軸 - Axe historique -

こんにちは!

今回は、パリの歴史軸について紹介していきます。

みなさんは、パリの歴史軸と呼ばれる約8.5kmの一直線の道があることをご存知ですか?

パリの歴史軸とは、ルーブル美術館の前面に広がるカルーゼル広場にあるカルーゼル凱旋門からパリ郊外のラ・デファンス地区までのグランダルシュの一直線の道のことです。

この歴史軸上には、様々な歴史的建造物、記念碑や有名なシャンゼリゼ通りなどがあります。

では、パリの歴史軸を見ていきましょう!

1、カルーゼル凱旋門 (Arc de triomphe du Carrousel)

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カルーゼル凱旋門がパリの歴史軸の出発点です。カルーゼル広場にあるので、カルーゼル凱旋門と呼ばれています。ナポレオンのアウステルリッツの戦勝を記念して1806年から1808年にかけて建造されました。

この凱旋門は、チュイルリー宮殿に入るための栄光の門としての意味もあります。

2、チュイルリー公園(Jardin des Tuileries)

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カルーゼル凱旋門を超えると、チュイルリー公園が広がっています。

写真でも分かる通り、遠くにある凱旋門まで一直線に繋がっていることがわかるかと思います。

チュイルリー公園は、パリ市内にある公園の中で最も古い公園となっています。

コンコルド広場とルーブル美術館の間に広がっています。この公園は、17世紀に造園家のアンドレ・ル・ノートルによって設計されました。

昔、この公園のある地帯には、瓦(Tuilerie)を作る工場がありました。そのため、チュイルリー公園と呼ばれているそうです。

チュイルリー公園内には、モネの睡蓮の絵で有名なオランジュリー美術館があります。

3、コンコルド広場 (Place de la Concorde)

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コンコルド広場には、オベリスクがそびえ立っています。

このオベリスクは、エジプト国王から1836年にフランスに贈られたものです。

コンコルド広場は、チュイルリー公園とシャンゼリゼ通りの間に位置しています。

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コンコルド広場からシャンゼリゼ通り

クリスマスシーズンには、コンコルド広場に大きな観覧車が作られこのような景色を見ることができます。

4、シャンゼリゼ通り(Avenue des Champs- Élysées)

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シャンゼリゼ通りは、フランスでは、世界で最も美しい通りとして知られています。『オー・シャンゼリゼ』という曲でもこの通りのことが歌われています。この通りを歩きながらこの曲を聴いてみても面白いかも知れません。

この通りには、たくさんのカフェ、レストラン、ブランド店などが密集しています。ルイ・ヴィトンの本店もこの通りに位置しています。

以前は、クリスマスシーズンにクリスマスマーケットがこの通りで開催されていましたが、今ではチュイルー公園に移動しています。

5、エトワール凱旋門(Arc de triomphe de l'Étoile)

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ワールドカップ優勝時の様子

凱旋門は、世界でもフランスを象徴するような建造物となっています。単に凱旋門と呼ばれていますが、正式な名前はエトワール凱旋門となっています。

この凱旋門は、シャンゼリゼ通りの西端のシャルル・ド・ゴール広場に位置しています。最初に説明したカルーゼル凱旋門と同時期に建造が開始されましたが、こちらの凱旋門は完成までに30年近くかかり1836年に完成しています。

カルーゼル凱旋門と同様に、アウステルリッツの戦いに勝利したことを記念にナポレンの命令によって建設が開始されました。

この凱旋門は高さが50メートルあり、頂上に登ることができます。

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凱旋門からシャンゼリゼ通りみた様子

頂上からは、凱旋門を起点として放射線状に道路が伸びているのがよく分かります。

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凱旋門から歴史軸の終点であるラ・デファンス地区を見た様子

6、ラ・デファンス地区(La Défense)

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ラ・デファンス地区は、パリの郊外に位置している新しい開発エリアです。高層ビルが林立しており、巨大なショッピングセンターなどもあります。

この地区には、写真のグランダルシュ(La Grande Arche)と呼ばれる高さ110mの凱旋門の形を模したビルがあります。

もちろんこのビルにも登ることができ、高さ110mからパリの街を一望することができます。

この歴史軸にある全ての建造物、記念碑などはメトロ1号線沿いにあるので、地下鉄で移動するのも簡単です。

全長8km程度で、一直線で道に迷うこともないので、歩いて全部訪れることも可能なので時間があればぜひ試してみて下さい!!


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