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からいとからいの違いの話

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ぎんぎん、こんにちは、ノウト!

豚はあまじょっぱい、という話を前回させていただきました。

あまじょっぱいは関西で言うとあまからいです。からいは辛いではなく塩からいことを関西ではからいと表現します。塩味の強いものなんか、「からぁて食えれん」なんて言ったり言わなかったりします。もちろん辛いわけではありませんから、「辛いものなんていれてないよ」なんて話はしておりませんが、前回のお話もお読みいただければ幸いです。

他の地域の人には言われたり言われなかったりします。

もちろん、塩からいものにつかいますから、それがしょうゆの塩味でも味噌の塩味でも、変わらずに「からいわ、味付け濃こうなったわ」なんて表現になります。

味噌汁であろうが煮魚であろうが、全部、濃い味、塩辛いはからいで表わしてしまいます。

となると、辛いものはどう表現するのだろうと、疑問になったりならなかったりしますが、答えは「からい」と言います。

カレーライスを食べたりして、それが辛ければ「かっら」とか「からいわ」とハッキリと言います。

塩味であろうがスパイスであろうが、すべて「からい」済みます。わさびなんかもからいです。

何が入っているのかわからないモノの口にした時は、辛いの塩辛いのかは言い表せません。

しかし、言い表せなくても「からいわ」なんてことで大抵は伝わります。

「コーヒー飲んだらさ、かっらいねん」と言えば大抵塩辛いです。砂糖と塩を間違えたからということは容易に推測できます。

「餃子食べたらさ、かっらいねん」これは餃子そのものが塩辛いのではなく大抵はラー油の辛さです。

普通に食事をしているならば、なんとなく伝わりますが、大阪に料理の修行なんてしに来ている人は、とまどってしまいます。

味つけが、「からいわ」なんて注意されたら、何の味なのだろうとなってしまいます。

パスタなんかだと塩味もある、とうがらしの辛味ある。さぁ、どっちとなります。

しかし、「からい」と注意をうけたら、そこからリカバーするのはなかなか難しいかも知れません、塩味を抜くことも辛味を抜くこともできません。

できることは濃度を薄めるくらいです。

それではそもそもパスタの味が落ちてしまいますからね。

日本の料理などは、煮詰めたりして塩分濃度を調節して味を調えられますが、イタリアンとなるとなかなか、つくり直すしかありません。

さぁ、どっちと悩むならば、「塩辛いですか?とうがらし辛いですか?」と聞くのがいちばんだと思ったり思わなかったりします。

聞くにしても自分なりの答えは自分の中にあったほうがよかったりよくなかったりします。

夏に辛いものが売れるのはこういう理由でなんて理由が思い出せないので、このあたりで。


ありがとうございます。

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