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ワクワクと生きるための“具体と抽象”という世界について〜Work as Lifeの実現〜

はじめまして。
HR・People experiece designのパートナーとしてジョインしているrootのアドベントカレンダーの企画。社内メンバーがすてきに、懸命に取り組んでおり、良い機会を頂きましたので、個人noteアカウントは使用する機会を逃してたのですが、遅ればせながら始めてみました!

私は、“できることを増やし、選択肢をひろげることで365日ワクワク生きられる世界” をつくっていきたいと、メガベンチャーの子会社HR立ち上げからミドル、スタートアップフェーズ(現在はシリーズA・Bあたりまで)の複数の企業にて、HR、Pepople Experienceの領域でパートナーとして伴走しています。
rootもそのパートナーの1社で、HR・PXのアドバイザーとしてジョインさせてもらっております。

今日はデザインスタジオであるrootらしいnotex私だから発信できることで
どんなことを、どんな人に届けられるかな?と考え、タイトルのテーマについて書いてみることにしました。1つ目のnote記事は自己紹介も兼ねるべきだと思っていますので、ちょうどいい機会だと思って綴ってみます!

この世界との出会い

出会いは、5年ほど前あるミドルベンチャーのHR責任者をしていた当時、様々なタイミングが重なり、具体と抽象という概念と出会うことになります。
概念自体は、なんとなく理解をしていましたが体系立てて理解できていなかった中、細谷功さんという今では色々な面でお世話になっている私の師匠のお一人と出会うことになり、この深くワクワクする世界に魅了されていくことになります。(細谷さんとの出会いはそれだけで1本書けそうなのでまたの機会に!)

体系的に言語化されており、まさに「具体と抽象」という概念を多くの人が理解できるように言語化された「具体」である彼の著書は、人生を変えた出会いとも言えます。(彼との出会いそのものが、ですね)きっと多くの方が影響を受けていると思います。
細谷さんにもご協力いただきながら新卒採用のインターン設計や、社内の研修でも、本概念、メソッドを自社らしさに落とし込み設計、運用してきました。これが私がちゃんと具体と抽象という世界を知る最初のきっかけです。

同じ世界を生きているようで、人がみている世界はこうも違う!
あたりまえのようで、本質では理解しきれてなかったことが理解でき、世界の見え方がなんだか、パッと変わった本当に魔法のような瞬間でした。

あらゆるしごとが「デザイン」

色々なタイミングが重なり・・と書きましたが、私自身は、HRとして当時採用やバリュー浸透、各種研修の運用設計を担っていました。

立場柄、CEOの考えや戦略を、Mgrレイヤーや、自身のチームメンバーに落とし込むこと、そのための施策や言語化を考えることが日々の業務だったと言えます。
また、採用では、いわゆるストーリー設計が重要であり、候補者ジャーニーマップを考え設計、実行していくこと。
採用広報という役割や、バリュー浸透をしていくということにおいてはいわゆる「ブランディング」というものを習得し、アウトプットしていく必要がありました。

それらはすべて、目的→GOAL(ありたい状態)→そのための手段(HOWやWhat)を考え、設計するという、いわゆる「デザイン」そのものです。

つまり、目的やゴールからHowを考え、設計し、実施する。
HRだけではなく、あらゆるしごとがデザインだと言えると考えています。

そしてこのデザイン、をするということはまさに具体と抽象を往復することそのものだと考えています。

具体と抽象の概念はワクワク生きるための魔法のメガネ

「具体と抽象」という相関性で成り立つ具体例はどんなものが思いつくでしょうか?

私自身が、HRとして直面した具体的な課題でこんなものがありました。

例えば、自分のチームのメンバーや、会社が採用した新卒メンバーやインターン生のマネジメントや育成。自身や色々なMgrがぶつかっていた課題。社内外、双方からからよく聞くやつです。
同じ失敗やミスを繰り返すなって思うことや、それぞれのマネージャーがフィードバックしたことが揮発する問題。
これらを紐解いていくと、内省時に概念化、つまり抽象化されていないので、記憶力との戦いになるから揮発すること。
また、抽象化できないことで、他の具体に当てはめることができず、1が10にならない。よく応用力とかって言われるものですね。
Mgrからすると1つ抽象度高いところから見ているので同じようなミスや課題に見えるけど、本人からすると別のミスや課題に見えている。

他には、「CEOやボードの言ってることがころころ変わる」というベンチャーあるある。この真理って、もちろんスピードもって判断が変化していくこともありますが、どの視点(抽象度)からみているかの話だったりします。
あるGOALを共有し、実現するためのHOWをMgrやメンバーに任せてみたけど、なかなかそのHOWがメンバーからでてこない場合、スピードが重要な企業においてCEOやボードが1つ「具体」におりてきて、このHowで実施するようにと指示をしたり、意見したりしてみる。
すると、メンバーからは、「CEOやボードがこの前と言ってることが変わっている。」となる。でも、それは1つ具体的になっただけの話。(そして、抽象→具体という相関性の中では、抽象は複数の具体を包括するため他の選択肢もある中での、1つの選択肢であり絶対的正解でも、好みでもなかったりする。)

最後の例を挙げると、自身のビジョンと日々の目の前のことをつなげて思考したり、行動できるかで、日々、人生はワクワク生きられるということ。
有名な3人のレンガ職人の話ですね。

何のために生きるのか?とかビジョンとかって、抽象度をMAXまで上げていくと、幸せに生きるためとか、全部そういうのになっちゃうのですが、そんな大きな大志的なものだけ掲げていてもまさに雲の上のなんとか。あるようでないものになってしまいます。
それを少し(具体的に)落としてみる。どんどん(具体的に)落としていく。結果日々の目の前の色々なことにつながる。逆も然り。目の前のことは何のためにしているのか?どんどん(抽象度を)上げていく。
どっちからでもいいのですが、ここを「往復」できるかが大事。
瞬間的に、日々、できるだけ往復できるか。それによって色々なことに意味を見出せるし、色々な取捨選択も早くなります。

個人的な話になりますが、私は、若い頃からずっとはたらくことが好きでした。
社会人は楽しくて、確実に過去より「今」が楽しい。できることが増えて、選択肢もひろがり、幸せにワクワク生きられていると言えます。なので、日本でいるととってもマイナーだなと思うことも多々あります(笑)

人に恵まれ、それによって得られた機会があるのはもちろんなのですが、その次に私がワクワク生きられているのは、この具体と抽象の往復をなぜか小さい頃から割とできていたからだと思っています。細谷さんのように体系立てられてはいないけども、感覚的にしてきてたなと、学び直し、あらためて理解できました。
もちろんそこから鍛えられてきた筋力はあれど、幼い頃からそれらが幾分か身についていたのであればそれは、やはり「好奇心」だったと思っています。


と、長くなりましたがこれらの例のように、具体と抽象は、どちらも正解とか不正解でもなく、また具体が何で抽象が何という1つのものではなく、粒度の話であること。そして、いつでも相対的なものです。

よって、前述の通り往復が重要。そのために経験や知識が少ない若いうちは、「具体」を知ることもとても重要。なので好奇心で色々なことにチャレンジし、具体の経験や知識を手に入れられたことは、結果的にこの具体と抽象の往復力の一部を鍛えていたということなのだと思っています。

この概念を手に入れ武器にできると、
自身やメンバーの成長や応用、メタやアナロジーを使うと、新しい事業づくりやアイディア。
コミュニケーションやマネジメント。そして、自身の人生のワクワク度に大きく貢献してくれる、魔法のようなメガネなのです。

個人と法人のビジョン実現のHow

前述の通り、個人にもビジョンがあるように、会社にも法人格というバリューがあり、その法人が実現したいビジョンがあるということです。
HRとして、CEOやメンバーとビジョン実現に向けたチームづくりをする上で、個人のビジョンと企業のビジョン、フェーズ、バリューがマッチしているかが重要だと考えています。
企業、個人、それぞれのビジョンを、今どのような手段で実現していくのか?
それがアンマッチでは、両者不幸せ。両者のビジョン実現ができるHowとして、企業やチームを選択してほしい。

そして個人がチャレンジし、出来ることが増え、選択肢がひろがることにより、WorkとLifeが分断されるのではなく、もっとそれぞれ「らしい」ワクワクした人生をつくっていける、そんな世界を私も実現していきたいと思っています!

そんなrootでは共にVision実現できる仲間を探しています!

rootでは、Visionである「Design Doing for More〜デザインの実践を個から組織・事業へ〜」の実現のため、デザインの根源的な力をより多くの人々、より多くのものごとへ活用することで、世界をより良く前進させていきたいと考えています。

共に、クライアントと事業の本質(芯)を見いだしながら、事業本来の価値をユーザーに届けたいと思ってくださる方!rootのVision・Mission・Valueに興味のある方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししませんか?
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