“好きなことで生きていく”までに2年かかった話
好きなことで生きていく
魅力的な言葉ですよね!?
ダイビングのお仕事を始める前、私もものすごく惹かれたフレーズです。
好きなことしてお金までもらえたら最高だろうなぁ〜って憧れてました。
結果として、私も好きなこと(ダイビング)で生計を立てるようになったので、過去の自分からしたら、“好きなことで生きていく”を体現しているのですが
実際に好きなことで生きていこうと思ってから、体現できるようになるまでの私の実体験をお話します。
好きなことで生きていきたい!と思っている人も多いと思うので、実際どうなの?ってところがイメージできたら良いなと思います。
移住当初
沖縄に移住し、ダイビングショップで見習いが始まったのが、2021年5月です。
沖縄に来たばかりの頃は、すべてが新鮮でワクワクしていました。
沖縄という、ほぼ初めての土地の風土や文化にわくわく!
大好きなダイビングのお仕事の裏側にどっぷり浸かれて楽しい!
今まで出会うことがなかったような、属性の人たちとの出会いもおもしろくて
沖縄に来て最初の2週間くらいは、新しい環境に慣れるのは大変だったけど、海外留学に来たのかな?っていうくらいの新鮮さですごーく楽しかったです!
ただ、この頃は、まだ“好きなことで生きていく”は、できていない状況と言えます。
というのも、ダイビングショップで働いてはいたものの、まだ見習いですし、ダイビングが全く分かってない段階でした。
まだインストラクターにもなってないし、1人でツアーができる実力はついていません。
それに、見習いの立場だったので、月にもらえるお給料は5万円でした。
月に5万円しかもらえず、親のサポートも受けていたので、ダイビングだけで生活はできてなかったです。
楽しくなかった期間
最初の2週間は楽しかったと書きましたが、その後は、、
楽しい<<<<<<<しんどい、帰りたい
って気持ちでした。
理由は様々です。
寮での共同生活がうまくいかなかったこと。
仕事の覚えが遅かったこと。
一部の人に嫌われていたこと。
心ない言葉を言われることが多かったこと。
ダイビングが下手くそだったこと。
本音を話せる人がいなかったこと。
仕事も人間関係も上手くいかずに、負の時期でした。
負のループに入ると、普段なら楽しめていることも楽しめなくなり、常に気持ちが下がっている状況でした。
そして、ダイビングがつまらなく感じるようになっていました。
いくら好きなことだとはいえ、毎日してると『何も変わらない日常じゃん』って気持ちになっていました。
さらに言うと、ダイビング自体が楽しくないというよりも、辛い当時の状況とダイビングの仕事が結びついて、“ダイビング=辛い”という感覚になっていました。
“好きなことで生きていく”という言葉に対して、当時の私が思ったのは
『好きなことで生きれるまでに、好きなこと嫌いになっちゃうじゃん』
ということでした。
希望が見えた時期
楽しくなかった時期には、波がありました。
数ヶ月単位で、楽しい時期と楽しくない時期が入れ替わってました。
この期間を移ろい期と名付けましょう。
この移ろい期は、『安定して、この仕事楽しい!!って思える日は来るのかな?』と思ってました。
正直、今でも、この仕事を100%の好きだと言い切れないなと思う日もあります。
ただ、楽しい、楽しくないの移ろい期を超えたキラキラ期が、やっとやって来たのです!
それはフリーランスになってからでした。
というのも、移ろい期の中でも、辛い期間の方が長く、その理由は職場環境にあったため、移住当初からお世話になっていたダイビングショップを辞めました。
ショップを辞めた時は、次の仕事も何も決めずに、とにかく辞めたいの一心で辞めてしまったので、ニート状態でした。
『内心やばいなぁ…』と思っていましたが、ショップを辞めて、1週間後くらいに
『暇ならヘルプに来て欲しい』と知り合いに声をかけてもらいました。
一度だけでなく、そのショップに何度もお手伝いにいくことが多くなり、気付けばフリーランスのダイビングインストラクターになりました。
フリーランスの働き方が本当に楽しくて、時間の使い方にも無駄がなく、お給料も何倍にもなって、生活がキラキラし始めました。
無駄な拘束時間がなく、仕事が終わったらサクッと帰れて、自分の仕事量がちゃんとお給料に反映されて、人付き合いも選べる。
生活が豊かになり、ダイビングを楽しいと思う心の余裕も出て来ました。
“好きなことで生きていく”ってこれかー!!!
ってやっと体感することができました。
この感覚になったのは、2023年の3月くらいだったので、好きなことで生きていこうと思って、移住生活をスタートしてから、約2年かかりました。
おわりに
好きなことを仕事にしたい!と思い、どうにか体現できた私の感想は、
“好きなことで生きていく”ってサバイバルゲームでした。
好きなことでお金がもらえるようになるまでは、多少なりともしんどいことが待ってる。
人間関係かもしれないし、スキルアップの過程かもしれない。
(辛いと思う感じ方は、人それぞれ異なるので、中にはそんなことなかったよー!って人も、いるかもしれません。
私も、今noteに書き出していたら、しんどかったなぁって思い出しましたが、当時は人生ってそんなもんだと思ってました。笑)
しんどい時期をどうにかサバイバルできた人にだけ、好きなことで生きていく未来が待ってるんだと思います。
私がダイビングと出会って、この経験をできたのは、“好きなことで生きるってこういうことだよ”っていう教訓を得るためだったのかなと思うくらいに、良い経験をこの3年間でさせてもらえました。
これからダイビング以外に、『これで生きていきたい!』っていうものに出会った時にも、この経験は生きてくると思います。
だから、みなさん、負けないで欲しい。
辛い最中にいる人は、いまはそういう時期って思ってみてください。
きっと、キラキラ期が待ってますよ!
私もまだまだ頑張ります!
一緒に頑張りましょう!
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