真っ直ぐすぎる愛情表現
Nくんはすごいぞ。
なにがすごいかというと、
講師との距離感をぶちやぶってくる
愛情表現が半端ない。
私のクラスに
移動してきた初対面のレッスンでは、
椅子に座りながらも、
話したい気持ちがうずうず。
「聞く」姿勢を伸ばすのも、
信頼関係を築くのもこれからだなぁと
思いつつ迎えた2回目のレッスン。
挨拶が終わると、
「先生~!」
「ん?」
「大好き~!!」
数メートル離れたところから
正座をしていた私の胸めがけてダイブ。
あまりの勢いに姿勢を崩した私は、
後方に片手をついて抱きとめた。
ドラマにありそうな飛び込みハグである。
セリフをつけるなら、
「それいけあんぱんまん!」
未就園児クラスなので、
当然、レッスンでの母子分離不安に
お悩みのお母様もいらっしゃる。
ところが、
Nくんは言葉とハグで
たった2回しか対面していない
講師に愛情表現。
社会に対する安心感が
しっかりと育っていて、むしろ
その純粋さが
これからどう成長していくのだろう
と、気になってしまう。
私のもとへ来て、
今はまだ5回目のレッスンだが、
既に「聞く」姿勢や、集中して
取り組む姿勢もしっかりと伸びつつある。
本日も、挨拶が終わると、
「先生~!大好き!」
と、満面の笑顔で駆けてきては思いっきりのハグ。
きっと、
お母様がそれだけたくさん、
1日100回以上に
Nくんに
「大好き」
と伝えてくれているんだろうなぁ
と優しい気持ちにしてくれる。
今日も1日、無事過ごせたことに感謝。
明日もみんなが笑顔でありますように。
記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。