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線一本にも意味がある、子どもたちの初めての日記。

今日は、子どもたちの日記のことを
書いてみようと思う。

未就園児クラスから、年長クラスまで
週に1ページの日記を
書いてきてもらっているのだが、
これがまた個性が光って素晴らしい。

日記の意図は、
「きれいな文字を書く」ではなく、
最初は「鉛筆を持つ時間が楽しい」
「書くのが楽しい」という気持ちを
育てるのが目的となる。


2歳さん、なにを書いてくるだろう。

未就園児クラスのHくん、
カラフルな色を使って3㎝ほどの
ひょろりとした縦線5本を
書いてきてくれた。

書いてきた日記は、
必ず本人に説明をしてもらうので、

(時々、横に座るお母様が説明しようとしてしまいますが…)

「何を書きましたか?」聞くと

「ちんあなご!」と返ってきた。

カラフルな縦線5本でちんあなご。
子どもの発想力は素晴らしい。


はたまた未就園児クラスのMちゃん。

1マス目を黄色で塗りつぶし、
2マス目は緑色、3マス目は
オレンジ色で塗りつぶしてあった。

気が乗らなかったのかな?
と、殴り書きにも思える色の塊。

「何を書きましたか?」聞くと、

黄色を指さして
「黄色のおばあちゃん」


思わず吹いた。


バナナならまだしも「おばあちゃん」…!
しかも黄色。


続けて、「これはなんですか?」聞くと

緑色を指さして
「緑のおばあちゃん」



再び笑った。

野菜を予想していたが、
まさかおばあちゃんが続くとは・・・!


続けて最後も、
オレンジ色を指さして
「オレンジのおばあちゃん」とのこと。



そんな2歳さんたちも、
年中になると少しずつ文章になる。

年長になると
5Wを意識できるようになる。


ただ書いて終わりではなく、
その文章を、思い出しながら
自分の口で、
一生懸命に読んで教えてくれるその姿。


週に1回だが、継続は力なり。


自分で発表する1分間が、
将来に役立つ力に
つながっていきますように。


願いながら先生は今週も聞く。


何を書きましたか?





記事を見つけて下さり、最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでもなにか心に残るものを届けられていましたら、こんなにも嬉しいことはありません。