現代の中毒者

BUMP OF CHICKEN【ナイフ】

これは、こんな希望に満ちた曲のあとに書くことじゃないけど。歌詞に出てくる現代の中毒者というフレーズが最近頭の中をぐるぐるぐるぐるして。嫌な意味でこびり付いてる。

じわじわ死んでく。
脳みそ溶けてく。

思考ができなくなって、現代に殺されてる。
なにが正しいかわからないけど、今が間違ってるのだけは分かる。

しかし危機感知センサーも叫び疲れ、音が出なくなった。

「どんな大人になるか楽しみだね」

って言われたけれど。
先生ごめん、大人になれなかった。

なにかを始める気力もなく、感性は衰えていく。
怠惰に溺れて死んでいく。

このまま、だらりと死んでいく。

抗おうという気持ちは遠くでぼんやり眺めてて
この金縛りのような状態でいいと、もう諦めている。

砂糖水みたいなうすーい幸せが私を蝕んでく。
他人事みたいな平和の錯覚が正気を奪ってく。

はやく抜け出さなきゃ、という焦燥感すら薄れて
これでいいんだ、と開き直る始末。

やらなきゃならないことなんで山ほどあるはずなのに、ほぼ手をつけない。
早く終わりがくればなぁと、タイムアップに賭けるなんてずるいことを考えてる。

他力本願、責任転嫁。傷つかないために逃げて逃げて逃げて。戦いは避けておいしいとこだけもらいたいという性根の腐った人間です。

救いはあるのでしょうか。
そもそも救いを求めることすら烏滸がましいのでしょうか。
私は、どうしたら。なにが正解？
そして正解を教えてもらったらそれができる？
正しい道を。救いの道を歩きたいという気持ちだけはあるんです。

今からでも遅くないなら、残りの人生、自分の足で立って歩いてゴールに向かいたい。