Vol.3_一次検査の結果は「ガンかもしれない」だった!?
こんにちは。
IT企業勤務OL、大腸がんのサバイバーです。自己紹介は、こちらの記事をご覧ください。
腫瘍の正体は?一次検査報告書に書かれていたこと
前回のVol.2の記事では、腫瘍が見つかるまでの流れを時系列で、腫瘍が見つかったときの実際の状況をお伝えしました。
内視鏡検査で腫瘍の一部を切り取り、病理検査に出して約一週間後、悪性腫瘍(がん)の疑いという一時検査結果をうけました。
そのとき受け取った検査の報告書(実物)がこちらです。
最初はがんの「疑い」という結果でした。そんな、白とも黒ともつかない結果を告げられて最初は気持ちの落とし所が見つけられず、「きっとがんじゃないってことだな。そう信じよう」なんて思っていました。
報告書下部の「病理組織所見」に書かれていること、一般人にはさっぱりわかりません。
先生がおっしゃるには、「ADENOCARCINOMA(アデノカルチノーマ)と書かれていたら、これはがんのことです」とのこと。そしてその横に書かれている『Group4(グループフォー)』という文字。
これは大変なことになってしまった。グループ4ということは、末期ということなのであろう。そう思っていた。
でも実際のところ、Groupe(グループ)は、Stage(ステージ)ではありません。よく「ステージ」という言葉を耳にするけれど、「グループ」とは一体……?
グループ分類、ステージ分類の違いは?
グループは、簡単に言うなれば「腫瘍が悪性か、そうじゃないかを判断するもの」のようです。「グループ1」が正常、「グループ5」ががんということになります。
Group X
分類ができない不適材料
Group 1
正常組織および非腫瘍性病変
Group 2
腫瘍(腺腫またはがん)か非腫瘍性か判断の困難な病変
Group 3
腺腫(良性の腫瘍)
Group 4
がんが疑われる病変
Group 5
がん
つまり、私はがんと疑われるが、確定ができないという状態でした。
ステージは、がんがどれだけ進行しているかというものを表すものです。
ステージのことについては情報量が多いため、後々ご説明します。
先生:「病院なんですけど、これから検査や手術をするにあたり、どこがいいか決めましたか?」
前回内視鏡検査で腫瘍が見つかったとき、ここでは手術ができないから、どこか大きな病院で治療を受けていただくので、希望の病院を考えておいてください。という話をされていました。
希望の病院って……どうやって選ぶの?どうやって探すの?私が決めていいの?
まず第一のギモンがこれでした。
次の記事では病院をどのように探したかや、探すときのポイント、入院までに感じたさまざまな疑問なんかを個人的な意見でまとめてみようと思います。
もし、こんなことが知りたい、ということがあればコメントをいただけると嬉しいです。私がお答えできることであれば、お役に立ちたいです。
ご覧いただきありがとうございました。いただいたサポートは、治療完了後、若い世代のがん患者さんのために情報発信するための活動費用にしたいと思っています。