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"サイエンスコミュニケータの声”で弊社COOがインタビューに答えました!

今回のnoteは、"サイエンスコミュニケータ"について!

最近では、桝太一アナウンサーが「サイエンスコミュニケーション」を学ぶために大学の研究員に転身することを発表し話題を集めましたね!👏🏻

サイエンスコミュニケータとは、社会のいろいろな場面で「人」「科学・技術」をつなぐ人材です。

今回は、弊社COOで科博SCA代表の早船が、「サイエンスコミュニケータの声」で過去の経験や現在のこと、今後の抱負について語りました!🗣

今回ご紹介する内容は、科博SCAの広報誌”サイエンスコミュにケータだより”のものです!📰

https://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/fcd6ca8c25bfbc24a0cffdbb58e290dd/1648387055

国立科学博物館は、2006 年度から「サイエンスコミュニケータ 養成実践講座 (SC 講座 )」を開講し、その修了生は 300 名以上となっています。


早船真広


取締役COO 早船真広 (Hayafune Masahiro)
【Twitter】@hayamasa1988

1988年東京都生まれ。明治大学大学院博士後期課程修了。博士(農学)。人事・採用コンサルティング会社にて、新卒採用や研修企画〜実施まで幅広く従事。2018年からは科学コミュニケーションを行うCo-Lab.の活動を開始。イベントの主催、情報提供、出張講師などを行い、参加者数は延べ2000名以上になる。ライフテーマは「科学を通して小さなきっかけを感じてもらう」こと。


科博SCAについての詳細

Twitter 🕊 https://twitter.com/kahakusca


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Q. お仕事はどのようなことをしていますか?

A. 個人事業主や会社員、大学教員など様々な形でSCに関わる事業に携わっています。

民間企業で人事コンサルタントを務めた後、現在は個人事業主として、科学イベントの主催や出張講師、サイエンスメディアの運営などを手掛けています。また、今メインで行っているのは 2020 年 10 月に立ち上げた「株式会社 A-Co-Labo」での事業です。  

私自身は博士号を取得してから企業就職という道を選びましたが、生活基盤が不安定で研究に集中できない研究者が多くいます。特に若手の研究者は任期付きの場合が多いので、将来の見通しが悪い、待遇や福利厚生があまり良くないといったことがあります。そういった研究者をサポートしたい思いがありました。また、民間企業での勤務経験から、企業には様々な課題解決のニーズがあるとも感じていました。 

そこで A-Co-Labo では、大学や企業など多様な研究者と課題を持つ企業をつなぎ、企業の課題解決を目指すという事業を行っています。これは、一見すると人材紹介に思われがちですが、実際にはコンサルティングに近いです。例えば、企業と研究者が共同研究をすると、思い描くゴールが乖離していることがあるので、それを仲介して理想のゴールに導くことも仕事の一つです。私たちが間をとりもつことで、事業を円滑に進めることができます。

A-Co-Labo


Q. 民間企業での経験で今に活きていることはありますか?

A. 事業を進めていく上での人を見る目です。

企業に勤めていた頃は、人事コンサルタントとして複数企業で採用面接官などをしていたので、毎年数千人と関わっていました。

A-Co-Laboでの事業は「人と人とをつなぐ」ことなので、このときに得た相手の「人となり」を掴むスキルは、今に活きていると感じます。

また、A-Co-Laboでは事業を良くするために密な関係作りを心掛けています。そうすることでパートナーの本音が反映されたより良い事業を進められたり、新しい事業の芽ができたりします。「早船と飲むといい研究者を紹介してもらえる」みたいになると面白いんじゃないでしょうか(笑)


Q. ご自身の活動の軸になっていることは何でしょう?

A. SC講座を受けて学んだ「知産知承モデル」です。


独立・起業した直後、「とりあえずやってみよう」の精神で何度か科学イベントを開催しました。

当時は何の指針もなく、単に
「科学を伝える」=「子供向け科学イベント」というイメージで進めていましたが、同時期に受講していたSC 講座で「知産知承モデル」を学び、SCの当事者は様々であることを知りました。

講座修了後は、研究者と企業、 研究者と市民をつなぐ事業を始めたり、サイエンスメディアを立ち上 げたりなど、活動の幅を広げてきました。
政府や行政へのアプローチはまだ着手できていないので、これから広げていきたいですね。知産知承モデルを実現できる人間になることが、今の目標です。

地産地承モデル


立ち上げたサイエンスメディアはこちら↓

科学者をもっと身近にするサイエンスメディア flasko(フラスコ)https://flasko.tech/


Q. SCAの新代表として抱負をお願いします。

A. 会員がより参加しやすい仕組みをつくり、もっと面白い団体にしていきたいです。  

SCA は実はすごく多様性のある団体だと思っています。

アカデミアをはじめ教育機関、メディア、行政など、会員が様々な組織に所属しているので、SCに関わるすべてをつなぐことができると思っています。
15 期までSC 講座が続いてきたことも魅力で、たとえば、講座修了生が親となったからこそ生まれる企画もあります。さらに盛り上げていけばもっと面白い組織になるはずです。

それぞれの関心に響くテーマやその人だから気づけた視点のイベントなどが出てきたら面白いと思います。
とはいえ、自分から積極的に動くにはパワーがいるのも事実です。気軽に参加できる仕組みや、活動を進めるうえでの負担が少ない体制を作っていき、SCA をもっと面白い団体にしていきたいと思います。

団体イメージ


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