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研究開発における外部人材の知見を取り入れるメリットと注意点

VUCA時代と言われる現代は、社会の在り方や問題が多様化・複雑化しています。そうした社会環境の急激な変化により、事業創出サイクルの短期化がますます強いられています。

安全志向の開発よりも尖った技術や製品が求められるようになった中で、コストをかけずに研究開発の成功率を上げるための方法として、外部人材の活用も有効な手段のひとつです。

A-Co-Laboでは以前、特定領域の知見を持つ専門家やプロ人材の力を借りることの出来るサービスについてご紹介しました。


そこで今回は、外部の知見を借りることのメリットと注意するべきことについてまとめてみました!


メリット


1.専門家のスキルやノウハウを活用でき、属人化の防止にも

研究開発 外部人材

専門家との共創を通して、自社にない新たな視点や、そのスキル・ノウハウを活用することで、これまでにないイノベーションを生み出す事が可能です。その結果、顧客満足度の向上や、利益拡大へと繋がることが期待されます。
また外部人材に業務を委託する際、ある程度の業務内容やフローを整理・可視化する必要があるため、結果としてチーム全体で業務が分散され、属人化を防ぐことが出来ます。健全な組織の保持にも繋がるでしょう。


2.仕事の効率やスピードが上がる

研究 外部人材

自社にはない専門知識やスキルを持つ専門家から知見を得たり、業務を任せたりすることで、仕事の効率やスピードが上がることが考えられます。
社内で専門知識のない中でのスタートであっても、その道の専門家を入れることで未知の領域における試行錯誤の時間と資金を節約することが可能です。

3.人件費の最適化

研究開発 外部人材

専門家へ業務を委託することで、限られた資金や人材を、コア事業に集中させることが可能となります。人材の採用、育成、常時雇用にかかる費用を削減でき、スピーディーにプロジェクトを進行出来ます。
外部人材には一時的に業務を依頼する事ができ、最低限のコストで成果を上げる事が可能になるでしょう。

注意すべき点


1.ノウハウをためるだけでなく、実行出来る人材が必要

研究開発 外部人材

専門家から知見を得たことで社内にノウハウを蓄積することはできますが、実際に手を動かす必要が出てきた際に、自社内の人間では実行不可能という事態が発生する可能性が考えられます。

何かトラブルが起こった際にも対応できる人が必要であったり、方針を決める際に継続的に専門家の意見が必要となったりと、継続的な外部人材のサポートが必要になることもあるでしょう。

A-Co-Laboでは、スポットコンサルやアドバザリーといった形で研究者や技術者の知見を得られるだけでなく、中・長期的にプロジェクト参画も可能なため一気通貫でのサポートが可能です。


2.課題を明確化した上でのパートナーの決定

研究開発 外部人材

課題が明確になっていない状態で専門家の知見を取り入れても、その効果が十分に発揮されないといったことや、途中で必要とする情報が違うことがわかり、異なる領域の専門家から別途話を聞く必要性が出てきたということが発生することも考えられます。

A-Co-Laboでは、専任のプロジェクトマネージャーが課題のヒアリングを行った上で案件に最適な研究者をご提案します。
研究者は登録時に面談を行っているためパートナーの特徴やスキルを把握した上でのご提案が可能であり、場合によっては1人だけでなく複数のパートナーの知見を併せての課題解決方法を発案することも可能です。

3.機密情報の管理

研究開発 外部人材

外部の人材と仕事をする際は秘密保持契約を結び、営業秘密や個人情報など業務に関して知った秘密を第三者に開示しないとする契約が必要です。
知見を提供してくれる専門家が競合所属ではないかや、副業規定について事前に擦り合わせて確認しておくと安心でしょう。

A-Co-Laboでは案件に対しての機密保持は、クライアント企業と弊社との間での企業間契約となります(クライアントの希望によりパートナーを含めた3者間契約を結ぶこともあります)。パートナー研究者と弊社との間では、副業規定などの確認をした上で、機密情報などの遵守項目を含めた契約を行っています。
知財については、多くの案件ではクライアント企業に帰属します。研究者のもつ知財を使用する必要があるなど、プロジェクトによっては共同研究なども考慮し、相談の上で決定する事もあります。


A-Co-Laboについて


弊社は、研究者が持つ、研究経験・研究知識・研究スキルを活かして企業の課題を解決することを目的としています。

サービス内容としては、
・技術者、研究者目線での業界分析とコメントが可能な調査
・スポットコンサル、アドバザリー
・実験代行、受託開発などの研究開発支援
・新規事業のシーズ収集が可能なオンラインイベント
などがあります。

「誰に相談していいかわからない」という企業の課題に対し、多様な支援テーマを提案、適切な研究者チームを作り対応します。単発の依頼からプロジェクトまで対応可能です。
プロジェクト前後のサポートもお任せください。

研究者との接点がない!といったお悩みや、新規事業にまつわる疑問や相談、アイディアレベルのものまで、何でも受け付けております。
初回相談は無料!0からサポートいたします!😊


興味が湧いた企業の方、研究者の方がいらっしゃいましたらこちらからお問合せ下さい。
ご登録希望の研究者の方もこちらから登録申請して頂けます。


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