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#時空の森羅万象物語 第Ⅷ章第73節


浅葱の守護者である妖怪・アマビエは今のところ浅葱の夢の中でしか登場しておらず、未だにその力は未知数かつ何を考えているのか分からないような部分が少なくありません。

その上、他の守護者達と違って浅葱を背に乗せて移動出来るような存在でもなさそう(神護の猫又は普段小さいけど巨大化出来る)だという事は織姫さんも分かっているようです。

薫楼はニホンオオカミなので身体がさほど大きいわけではなく、背に乗せられると言っても一人だけです。

(挿絵の薫楼が困ったような顔をしているのは、動物好きな聖に捕まって肉球をぷにぷにされているからです。

 それにしても、ニホンオオカミ姿の薫楼がどうしてもクマのようになってしまいますね…σ(^_^;))



第Ⅴ章第48節でも少し言及しましたが、龍神が現れる(または人々によって龍神の姿が見出される)一つの条件として"その場に水がある"事が挙げられます。

海の中や海の上は勿論、多くの水分が含まれる噴煙や第Ⅰ章第4節に書いたような"島を取り巻く水の循環=龍神"という図も、まさにそのままですね。

更に言うと、同じ第48章でピンチに陥った薫楼が龍神に救われたのは、薫楼の涙が龍神への呼び水的役割を果たしたからです。

(龍神が意図的に人前に姿を表す為には、実はもう一つ条件があるのですが、それはまたいずれ書く事にします。)

その辺りの水に関する働きの意図もあって、遥か昔に作られたという龍神の祠の周りに水たまりがわざわざ掘られたのかもしれません。

それは初代の巫女様に聞く他、知る由もないのでしょう。



最後の方の未知の空間で話されている事は、著者が所々で好んで使いたがる(笑)哲学で言うところの「認識論」に関係するものですね。

なんか色々とややこしい話なので、あまり深く考えなくても良いかと思います;



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m







中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。