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#時空の輪廻転生物語 第Ⅳ章第50節


鏡祐が初めてバルイーラと出会った直後に見せられた草原と青空の風景は、もしバルイーラが本来の仕事を果たした未来があったとしたら見る事が出来たかもしれない、再生された自然の風景(の予測)みたいなものです。


そしてサク大佐やサットヴァが生きていた世界は、その再生された自然の中でも尚争いを止めない人間が存在し続けている別のパラレルワールド的な世界でした。


(この辺りの話は、第6節の後半部分で雅が言っていた「かつて〜」云々の件とも通じています。)


ティアが地球にぶつかる前にバルイーラのような機械生命が世界を支配した時期(というかそういう種類のパラレルワールド)があったと以前書いた事がありますが、ティアが(リアル現実で)地球にぶつかったのは地球という星自体がようやく安定期に入った頃だったと言われているので、機械生命達が繁栄したのはさほど長い期間ではなかったのでしょう。


人類も歴史的なものとして(今のところ)記録が残っているのは4万4000年前(インドネシアの壁画)とか7万3000年前(南アフリカの絵画)などだそうなので、それでも地球の歴史からしたらほんの僅かなものなのかもしれません。




鏡祐と誓也が話している内容はちょっと回りくどくてややこしいのですが、「ティアが何の為に地球に宇宙生命達を送りつけてくるのか」という話の結論は「ティアは狂っている」というものです。


こう書くとどう考えても答えになっていないのですが、言ってしまえばティアにとっては「地球は変わり者だから、少し変わった贈り物をあげよう」と考えているようなものですね。


(誓也が宇宙の「"宇"は空間」「"宙"は時間」と言っていますが、これは逆だという説やもっと別のものを表しているという説もあります。)


誓也は後に出てくる薫楼などと思考回路が結構似ていて、答えのない事を色々と考えてしまう癖みたいなものはあるのですが、それを形にして残したい、みたいな事はほとんど無いようです。


答えのない事を形に残したいと考えるのは、どちらかと言うと神護や浅葱の傾向で、今このようにして著者が云々かんぬんと書いているのもそういう事ですね(?)


(人類の誕生から現在(とは言っても2011年時点のデータですが)までの全世界の人口は約1080億人とされていて(アメリカのNPOポピュレーション・レファレンス・ビューロー調べ)、この統計で計算すると今現在生きている人間はその6.5%であり、長い歴史を考えるとかなり高い割合のようです。)




さて、なんだかんだで時空物語続編も第50節までやって参りました。


また少しだけ期間を空けて続きを投稿していこうと考えておりますが、その前に以前もお知らせしていた #夢で見た中二物語 と「夢というものに関する考察」的なものを投稿しようかと考えております。


多分この二つの題材で一つの記事になるかと思いますが、それ故に結構長めの文章になってしまうかと思います。


なので、お時間のある方や興味があるという方にゆるゆると読んでいただければ良いかなぁと考えております。


宜しければ、是非ご覧くださいませ。




今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます (^^)









中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。