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#宿命の守護烙印 外伝Ⅰ

今回の外伝はどちらかというと本編91~94節辺りの挿話的なもので、87~89節の「村の日常」の延長線上にあるものと思っていただければ良いかと思います。

有料100円設定にしている理由は「外伝は必ず読まなくとも本編に直接の影響はないから」「キャラクターによる若干のメタ発言があるから」という注意喚起的なところで、お話自体は最後まで無料で読んでいただくことが出来ます(ただし、かなり長いです)。

要約すると、この物語のヒロインであるメリッサがただフィアナ村を歩きながら紹介するみたいな内容です。

次回からはもう少し本格的な外伝を載せていく予定ですが、著者自身のメモ程度にも書いておきたかった為に載せておく事にしました。

(その内、地図や家系図的なものも書きたいなぁと思いつつ・・・十五年ほど経ってしまったわけですが;)



ゼラフィーがメリッサに注意をしているのは、ゼラフィーは普段マッサリア(フランスのマルセイユをモデルにした街)に住んでいる為、暖かい気候の土地ゆえに、暑い日など自室に一人でいると無意識に上着を脱いでそこら辺にポイしてしまう癖があるから。

ただ人に上半身を見せる趣味があるわけではないので、フィアナ村が涼しい土地であり上着を着たままだったという事に安堵するのと同時に、メリッサが自由奔放な上に未だに何故あんなに驚かれたのかよく分かってないらしい事を心配する故に一応言っておこうと思ったというところです。

(自分の屋敷では、メイドのミエさんなどが必ず部屋の扉をノックするようにしているそうです。)



アリストの部屋にある「木彫りの熊」や「謎の魔除けの獣」には一応意味があって、多分続編のどこかの解説文に書くことになるかと思います。

ライサンダーの事に言及している部分でメリッサが「夢」と言っているのは、ライサンダーが世界中を冒険したいと思っていた夢の事と、最後にアリストに会いたいと願っていた夢の事を言っていますね。

(アポロが「Gは友達」と言っているのは、著者が中学生だった時のとある理科教師の発言が元になっています。

 アリストが実はものすごく潔癖症の綺麗好きな一方、アポロは超マイペースで細かい事を一切気にしないタイプですが、不思議と二人はとても仲が良いのです。)



メリッサが最後にフルーツロールケーキを食べる際に手を合わせていますが、絵を描いていて「アイルランドの人は食事の前に手を合わせるのか?」という疑問が沸いて調べてみたところ、キリスト教圏の人は食事の前後に(おやつの前はどうか分からないけど)神への祈りを捧げるのでしたね。

手を合わせる場合もあるようですが、人や家や宗派によってもそれぞれ異なるようです。

そして「いただきます」の手を合わせる習慣は日本だけのものでもないようで、そもそも日本の中でも色々違いがあるようです。

本文とは関係ないですが、少し気になりましたので m(_ _)m



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます (^人^)




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中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。