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#宿命の守護烙印 第Ⅹ章第94節

さて、過去から現在に戻って、今度は夢の世界で天使と出会います。

悪魔という存在がいるからには天使という存在を出さないわけにはいかない(?)ので、もう物語も終盤ですが彼らを登場させています(重要な役割があるので)。

ただ実は、サタンを物語に登場させることにした以前から、天使たちの設定は大体構想を練っていました。

その中でも各天使が司る属性というものは、中学生くらいの頃に何気なくネットを見て回っていて、そういったオカルト的なものにも少し(ネタとして)興味があってちょこちょこ調べていた時、たまたま見つけたサイトに四大天使についてのそういった記述があったのを記憶していたからです。

(そのサイト自体は、多分もう存在していないと思いますが σ(^_^;))

そこにミカエル=火と視覚、ガブリエル=水と聴覚、ウリエル=地と触覚、ラファエル=風と嗅覚みたいな事が書かれていたのだと思います。

(何せ古い記憶なので、正確なものではないかもしれませんが。)

そういったこともあって、現在に至るまでそれらの設定が生きているというわけです。

(雷に関する記述は四大元素ではない為か存在してなかったので、神の右腕と称されるメタトロンを当てはめています。

 そしてアリスト達がそれぞれに得意とする五感に関する力も、この天使サイトの記述を参考にしたのだと思います。)



大悪魔サタン(ルシフェル)と大天使ミカエルが兄弟であり双子であるという説は、キリスト教の聖書などに明記されているものではありません。

少し調べてみると、どうも古代ペルシアのゾロアスター教からきているものとの事。

そもそもサタンとルシフェル自体、同一の存在ではない説が濃厚との事ですね。

ただこの物語ではサタン=堕天使ルシフェルであり、ルシフェルとミカエルが双子の兄弟という設定にしています。

(サタン達が根城にしている島の要塞、つまり五百年前に突如現れた謎の幾何学物体については、また後々説明することになるかと思います(かなり後でですが)。)



氷海属性であるアポロが、この物語の旅の中でことあるごとに炎天属性であるアリストに戒め的な事を言ったりしたりしてきたのは、無意識の内に魂が五百年前の出来事(つまりスピカの記憶)を覚えていて、炎天属性の継承者に(シリウスが受けたような)痛手を負わせたくなかった為。

更にサタンを封印した時に浴びせられた黒い心的なもの(あれは血でも毒でもなく、サタン自身の恨みや憎しみ等の心が具現化したもの)の影響で、不必要にネガティブになったり衝動的になったり(これは炎属性の元々の性質でもありますが)させない為。

そしてこれが何よりも重要なのですが、炎天属性の継承者の魂が五百年も悪魔の黒い闇の心に囚われていた影響が大きく出て、何かのキッカケで誰かに強い復讐心を持ってしまいその誰かを不要に傷つけてしまったりしないように、歯止めをかける役割を担う事を自らの魂に刻みつけていた為でした。

スピカが亡くなる間際に誓ったことは、五百年経った後にもシッカリと受け継がれているようですね。



今回も、ご愛読いただき誠にありがとうございます m(_ _)m





中高生の頃より現在のような夢を元にした物語(文と絵)を書き続け、仕事をしながら合間に活動をしております。 私の夢物語を読んでくださった貴方にとって、何かの良いキッカケになれましたら幸いです。