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カナダワーホリ 寿司レストランで働いてみて

2023年3月から、ワーキングホリデービザにてカナダ トロントに滞在しています。渡航翌週から働き始めたのが、リーズナブルな価格の寿司レストラン。約1年働いたこのタイミングで、感じたこと、驚いたこと、などをまとめていこうと思います。

お客さんとのコミュニケーションの違い

カナダでは、お客さん側が色々と質問したりリクエストしたりして、レストラン側もそれに応えることが多いです。

特に多いリクエストは、巻きの中に何を追加できないか、とか、コンボのこれをこれに変更、とか、食の好みに起因するであろう小さなメニューの変更。日本だったらあんまりこのようなリクエストは一般的ではないと思うのですが、こちらではよくリクエストされます。

また、アレルギー対応も日本に比べ素晴らしくて・・・
例えば、グルテンのアレルギーであればそれに対応してグルテンフリーの醤油やワサビ、時々巻きに入っている天カスは抜いて提供。グルテンアレルギーの人、結構多いんです。Dine-inのオーダーだけでなく、Uber等のオーダーにも色々と追記されている場合が多いので、見落とさないように注意が必要です。

小さい安価なレストランにも関わらずこの対応・・・。これがカナダのスタンダードなんでしょう。この文化、とても良いなあと思いました。小さい頃から「嫌いなものでも我慢して食べる」という教育を受けてきた私にとってはまだまだリクエストするのには慣れないけれど。

外国での寿司の進化

働き始めて驚いたことが、そのメニューの多様さ。
カリフォルニア・ロールは良いとして、、ドラゴン・ロール(巻きの中に海老天が入っていて、尻尾が出てドラゴンのように見えるのでドラゴン・ロール)、ゴールデン・カリフォルニア・ロール(カリフォルニアロールを揚げたもの)、寿司ピザ(寿司ライスを揚げてその上にトッピングしたもの)・・・

参考:ドラゴン・ロール
参考: 寿司ピザ
参考: ゴールデン・カリフォルニア・ロール

照り焼きは照り焼きじゃないし(甘辛いソース=テリヤキソース をかけた肉や魚がテリヤキと呼ばれている)、弁当ボックスと呼ばれるコンボメニューはどこの寿司屋にもあるし・・・弁当ボックスってなんじゃ。

寿司だけど寿司じゃない・・・!日本食が海外でどんなふうに進化を遂げているのかを見るのも面白かったです。

ご飯の炊き具合なんかも違って、というかご飯のおいしさが違って、やっぱりどこで食べても満足というかガッカリするんですよね。
ただ、寿司屋にベジタリアンメニューがたくさんあるのにはいつも助かっています。

中国ラジオと聞いたことない方言

この寿司レストランは、オーナーは中国人、働いている人もほとんどが中国人で、中国語が飛び交っています。そんな環境の中、キッチンではトロントの中国語ラジオが流れており、それが結構好きなのですが・・・

あるとき、聞き覚えのない言葉が流れ始めました。
タイ語のような、でもタイ語よりRが強くて・・・なんだこの言語!?
シェフに聞いてみると「Yunnan」とのこと。何を言っているかは、シェフも理解できないらしい。

雲南省は中国南東部の省で、ベトナムやラオス、ミャンマーに接しています。そのため聞いて「タイ語っぽい!」と思ったのかも。

1年かけてタイからヨーロッパまで巡った時には文化のグラデーションをとても感じたけれど、中国を北から南、そしてその後タイとかラオスとか、そんなふうに旅しても言語や食文化、色々なグラデーションを感じられるんだろうな・・・

結果・・・中国行きたい!!!!!!!
(現在15日間の観光ビザ免除がなくなってるそうで・・・私がアジアに戻る頃には解除されててくれーでも15日間なんて足りない・・・)

Uberドライバー

私の働くレストランでは、Uberなどの宅配サービスに力を入れています。
Uberだけでなく、Fantuanという中華系のアプリ、Ritualというその人が取りに来るアプリ、OderAppというまた別のアプリ。計4種類のデバイスが並んでいて、オーダーが来るとレシートがプリントアウトされて、シェフにオーダーを伝えるという仕組みになっています。

働き始めて最初に驚いたのが、Uberドライバーのインドから来た若者たち率の高さ。私の働くエリアでは、いわゆる白人のUberドライバーは本当に少なくて、ほとんどが有色人種、その中でもインド系の人がとても多い!

人種(?)によるこの差みたいなものは、このレストランで働いてみないと最初分からなかっただろうな。

そして、みんなどのようにカナダに来て、どのような未来を思い描いていて、現在はUberドライバーをしながらどんなふうに生活しているのか、めちゃくちゃ気になります・・・。

最後に

衛生面や料理のクオリティなど、全くベストなレストランではないけれど(よく言えば値段相応)、働いている人は皆優しいし、給料もきちんと支払われるし(笑)、良い場所に最初から巡り会えてよかったなー、と思います。

一時期、「若者が海外出稼ぎしている」という言葉が話題になっていたりしましたが、私の場合、家賃と旅行代諸々で全く貯金できていません(笑)
最低時給は1600円以上とめちゃくちゃ高いけど、家賃や日用品などなんでも高い+よく旅行する+フルタイムで働いているわけではないので全く貯まらない・・・
個人的にはカナダにきた目的は働くことではなくて、楽しめているしやりたいことをできているので良しです。


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