アンラッキー・クローバー

希望という呪いにかけられて 飼い殺し
君と偶然また会えるかもだなんて
期待してしまったんだ 息が白くなる

ただ何も知らないフリをして
おめでとう 幸せになってねと 上手く笑うだけ
君に伝えたら 一人で青い地下鉄に揺られて
部屋に帰って 思い出と傷 えぐって 血に浸る

わかってる そうだよ
振り返ったら エモいんでしょう この結末は
感情放棄 意味もなく 泣きたいだけ

この時間の急行に乗る度に
呪いがかかるよ 君は悪くない
僕は勝手に 雨上がり 蜘蛛の糸に絡まった
知っているから見える 見つけてしまう
四つ葉のクローバー

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