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黄昏時の広角対決! αのカメラ技術を取り入れたスマートフォン vs α6600+シグマ広角単焦点

今回もカメラのとある対決を行いました!
どのような対決で行こうかなと思いましたが、折角「α」のカメラを導入しているのでこんな対決はどうかと思い考えました。


「αのカメラ技術を取り入れたスマートフォン」と本家「α」の対決。


これは面白いと思い、早速ですが対決してみました!


カメラ紹介

今回用いるカメラはこちら。

まずは「αのカメラ技術を取り入れたスマートフォン」として、Xperia 5 III。
Xperia 1シリーズの方が勝負になりますがあいにく持っていないため、こちらを利用。α譲りの高速オートフォーカス性能やαの画面を取り入れたカメラアプリ「PHOTOGRAPHY PRO」を搭載。

続いて本家「α」からはα6600。
2420万画素のAPS-Cイメージセンサー「Exmor」やボディ内手ブレ補正機能を搭載したα6000シリーズのフラグシップモデル。

しかし、キットレンズではXperia 5 IIIのカメラの画角と合わないため、今回使用するレンズをこちらに選定。

シグマの「16mm F1.4 DC DN Contemporary」。
シグマのAPS-Cミラーレス一眼用レンズで、α6600に取り付けると35mm判換算で24mm相当のレンズになります。

今回はこちらの2つのカメラで、黄昏時の秋葉原を撮影して参りました。
カメラの条件については下記の通りです。

○Xperia 5 III
撮影モードは「P」、ISO感度はオート、レンズは広角(24mm)を使用

○α6600
撮影モードは「A」、ISO感度はオート、絞り値は1.8で固定


撮影

Xperia 5 III(広角レンズ)
α6600 + SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary

万世橋交差点からエディオンAKIBA(旧石丸電気1号店)を撮影。
Xperia 5 IIIとα6600どちらともきれいに撮影出来ているが、Xperia 5 IIIはややソフトフォーカス気味。


Xperia 5 III(広角レンズ)
α6600 + SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary

続いて同じく万世橋交差点から肉の万世秋葉原本店へ向けて撮影。
α6600の方が暗い部分と明るい部分がくっきり分かれているのと、赤みを強く出している関係からか暗くなり始めた街の雰囲気が良く出ている。
一方のXperia 5 IIIは色合いが緑寄りなのか、「BIG APPLE」を照らしているライトの色が白と言うより水色に寄ってしまっている。


Xperia 5 III(広角レンズ)
α6600 + SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary

秋葉原の路地(JR中央・総武緩行線の高架線隣)にて。
両方とも写りはほぼ同じような感じだが、Xperia 5 IIIの方は手前の街灯にてド○ゴンボールの「元気玉」の様な盛大なフリンジが発生してしまった。
一方のα6600もフリンジは出ているものの、Xperia 5 IIIほどまで行っていない。


Xperia 5 III(広角レンズ)
α6600 + SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary

ビックカメラAKIBA(旧ソフマップ秋葉原本館)前の交差点から秋葉原ダイビルを撮影。
どちらともきれいに写っているが、α6600の方が締まっている感じに写っているのが解るだろうか。センサーサイズに加えて装着しているレンズがフレアとゴーストを低減してくれているので、Xperia 5 IIIよりも締まった感じで写るのだ。
詳しくはシグマ公式HP 16mm F1.4 DC DN Contemporaryの特長にある「Artラインに匹敵する高画質」を参照のこと。→リンク


対決結果

今回は両方ともソニーのカメラかつ「α」のプライドがかかった対決であったが、Xperia 5 IIIで撮影したものを見ると、きれいには写っているものの不自然な写り方がどうしても気になってしまった。
F1.7かつツァイスのT*(ティースター)コーティングであれば良い写り方をするはずだが、α6600とシグマレンズの写りを見てしまうとXperia 5 IIIはまだまだ未熟さが残っていると感じた。よって今回はα6600+シグマ広角単焦点に軍配を上げたい。

仮にα6600にツァイスのレンズを取り付けた場合、同じくツァイスレンズを搭載するXperia 5シリーズとXperia 1シリーズは完敗してしまうだろう。1型センサーのXperia PRO-Iだったら良い勝負になると思われる。


最後に

今回は「黄昏時の広角対決! αのカメラ技術を取り入れたスマートフォン vs α6600+シグマ広角単焦点」をお届けして参りました。
この対決から、スマートフォンのカメラ技術は向上しているものの、やはり一眼カメラには及ばないと言うのと、お互いに「α」のブランドを背負っているものの、スマートフォンのカメラにミラーレス一眼の技術を取り入れても本家には敵わないと言うことが解ったかと思います。
今回はミラーレス一眼に社外品のレンズで取り付けた場合で行いましたが、いずれミラーレス一眼+純正のレンズとスマートフォンのカメラ対決もやってみたいところですね。


今回使用したカメラとレンズ(公式情報)

今回使用したカメラとレンズの公式情報はこちらから。
購入のご参考に是非どうぞ。


※撮影した写真は全てJPEG撮って出しのものです。
撮影日:2023年5月11日

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