♯36 「自分ならこう思うから~」の危険性
みなさん、こんにちは!今回ご紹介する動画はこちらですっ!
【相手の立場に立って想像します】
相手の事を理解し、思いやりを持って関わるためにも、この考え方はとても大事だと思いますっ。
「相手はどう思うか」を考えることが思いやり
支援中、利用者さんのことを想って『こうやったら喜んでもらえるんじゃないか』と行動できるヘルパーさんって素敵だと思います!
ここで一つ疑問。『こうやったら喜んでもらえるんじゃないか』という行動はどう見つけていくんでしょうか。
①『自分ならこうされると嬉しいから』
という回答はちょっと惜しい!
②『○○さんなら喜んでくれるだろうなと思ったから』
という回答ができるのが理想ですよねっ!
今回はそんなお話です。
①の回答をする人は、自分の立場から考えて行動しています。もちろん、多くの人に共通の認識として喜ばれる行動はあります。
例えば・・・。気づかず落とした物を拾ってくれるとか。頼み事を請け負ってくれるとか・・・。
そういうこと以外は、嬉しいと思う事、あまり嬉しいと思わない事、感じ方は千差万別です。
支援者として利用者さんへ。もしくは、人として職場のメンバーへ。思いやりを持った行動をする時には、②のように相手の立場から考えるようにするべきだと思います。
自然と相手を理解するようになる
相手の立場に立って考えるよう意識すると、徐々に相手のことを理解していきます。
相手の立場に立って考えるためには、相手がどういう価値観を持っているのか、どんな意見を持っているのか、などなどいろいろな情報を知っておく必要があります。
まだ付き合いが短い相手や、良く知らない相手の場合はどうするのか。ズバリ、直接尋ねたり、リアクションに注目したりするしかないですよね。
そういうものです!相手を理解するには聞かなきゃわからない、注目しなくちゃわからないことだらけです!
そうやって相手のことを理解していきます。
理解し合えている関係になることは、良好な人間関係を築くためにも必要なことだと思います。
『自分なら~』という考えの落とし穴
『自分なら~』という考え方は間違えているというよりも、「相手と衝突が生まれやすい」という落とし穴があるんです。それを知っておくべきだと思います。
例えば、支援中に洗濯物を干す時。
『自分なら~』という発想だと、『私なら干し方なんか気にしないから、干せてたら何でもいいよね』という考えになりますよね。
利用者さんにやってほしいやり方があったとしたら『ここに、こうやって、コレを使って干して』と細かく指示を受けるでしょう。
その時、ヘルパーさんの心の中に『なんでこのやり方はダメなの?』『やり直すの面倒だなぁ』という、めちゃめちゃ不要な利己的・理不尽な感情が生まれるかもしれないです。
これが態度や表情、言葉に出た時には、関係の悪化が目に見えますね。
行動する前にやり方を尋ねられていたら、穏やかに支援が進められましたし、相手の考えを落ち着いて受け止められます。
こんなふうに『自分なら〜だから』という考え方は、ヘルパーさんを追い詰めて、気持ちの余裕を失くしてしまう状況を作りやすいですよ、という注意点があるんですね。
相手の考えを尋ねて知る。そして行動する。これは、おおちゃくせずにやるべきですね。
(閑話休題)
尋ねても素直な返事が返ってこないという場合も考えられますよね?その時ってどうすればいいのだろうか?
難しいですよね~。
相手の表情や言動から相手を知れるヒントを探していくんですが、無理して笑っていたり、嫌なことを教えてくれなかったりしたら、汲み取りようがありません。
感情が爆発した時に初めて関わり方を見直すことになり、その時には既に修復不可能なところまで関係悪化していました、なんてもことも・・・。
だからこそ、一緒に働くメンバーくらいは全員素直な返事をして欲しいです!そう願って理念の行動指針に、以下があります!
「自分の気持ちを相手に伝える」
感謝を、傷ついたことを、嬉しかったことを、正直に相手に伝えることは、良好な人間関係を継続するためにも。とっても大事です。
皆さんも照れずに、心を開いて、自分がどう思ったのか素直に発言すれば、周囲との関係もよくなるはずです!
(文・栗林)
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