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【ネタバレあります】キンプリ→キンプラ→SSSまでぶっ続けで #キンプリみたよ 【映画かんそうぶん】

オープニング寸劇

金曜昼休みぼく「はぁ~~~なんか今週は何もうまくできなかった…昼からも出来ない……迷惑かけてばっかり…死………ぬ前にアクアマンみよう……ん?なんか面白そうな映画が沢山あるぞ?」

「ふむふむ……ちなみに別の映画館では……?」

「定時で退勤してダッシュすれば翔んで埼玉KING OF PRISMPRIDE THE HEROの三連チャンできるじゃん!!!!」

そして……

「まぁ定時退社できるわけなかったんだよな……ん?『KING OF PRIZM Shiny Seven Stars ユキノジョウ/タイガの最速上映24:00からだって……!?」

「終電無くなるけど知ったこっちゃねぇ!!」

「うおぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

「すばらしかった…誤字るほどに…」

これは終電がなくなったからサイゼリヤに駆け込んだやつ。現地で会った先輩オタクと始発電車まで語らった。お互いに4時間ほど話し込んで一度も名乗らなかった。

充実した朝を迎え、そしておれはシンカリオンを観た……。

内容の話~キンプリとキンプラと全体的なやつ~

ここからは内容の話にも触れる無慈悲なプリズムの荒野だ!ネタバレも考慮しない!きをつけろ!もしくは覚悟を決めろ!※
※ていうか観たことない人は見に行こうね!大丈夫!映画名探偵コナンばりの丁寧なあらすじとキャラ紹介してくれるから!!

※たのむ…見てくれ…なんならここから「SSSの話」ってところまでは前作の話だけだから…~全体~を読んでざっくり把握して最新作を見に行ってくれ…※
※3/4追記
すっかりうっかり書き忘れてたんだけど、自分は
劇場公開当時の3月、キンプリを劇場で見る
→キンプラを見れなかった
→そして月日は流れ…
キンプリキンプラSSS一気飲み
という、関連コンテンツとかゲームも触れてないプリズムエリートならぬプリズムシロートなので、その辺よろしくな!
推しとかはこんな感じ
アイドル論

キンプリにおける「アイドル」について。
「プリズムショー(要するにライブね)はみんなを笑顔にする!」「この胸の、世界のきらめきをみんなで感じよう!」というのが大まかなイメージっぽい。ある種「ファンありき」「相手ありき」って感じがするけれど、カヅキ先輩を筆頭に「自分の道を究めるストリート系」は少し違った路線なんだよね。

で、僕の創作におけるアイドル観はストリート系に近くて、

アイドルは自己実現をこそ由とする。
己の究極、理想の極限を体現し体得することで、人は偶像に、神話になる。
それが叶うのならば、極論、商売もなにも要らない。

これはやや過激な言葉を選んだけれど、こういう方針なのは事実。で、これはストリート系に合致するんだよね。

だからだろうか、「己の理想を極める」という姿を見せてくれるストリート系三人やユキノジョウ様はすごい好き……。

そして「自分の道を見失い、そして見つけ直す」というドラマを魅せ付けてくれたキンプラでの”王”ヒロくんの苦悩と再起は美しかったと思う。

太陽と月

”Over the Sunshine”を歌って「太陽」をテーマにプリズムジャンプを飛んだシンくん。よくわかんないけど「プリズムの使者」「一千年の時空を超えたなにか」を背負ってるシンくん。

何かにつけて大映しされる「月」。特にシュワルツローズ絡みで毎回映るよね。あと何回見てもあの風呂ビビるんだけど。なんで十王院の黒薔薇派のオッサンまで仮面付けて入ってんの。のぼせないの?

そして「プリズムスター」たち。

つまり「自分の魅力で輝く存在」は恒星で、真のスターの光を受けて輝く(「どんなものも所詮は何かのパクり」って仁が言ってたように、太陽=本歌がなければ輝けない存在/かつてのスターである仁の威光ありきで輝く存在)が月=シュワルツローズ生の大半……と暗示してるんじゃないかなぁ。単純な昼と夜の関係を超えてね。

そう考えると「プリズムの使者が直接舞台に立つなんて」って言われたの納得だわ。太陽が輝いたら月は霞むし星は消える。シンくん……。

あっでもシンくん首に月の紋章ついてたな?プリズムの使者って月なのか?

……わからん。

山田さん

やっぱりセクシーでだるがってる男前っていいわ…。何度見てもいい…。

男にはもっと気をつけろ~~えぇ~~!(上気)

元プリズムキングってマジ?えっ?(素)

えっ復帰えっ!?(歓喜)

いい…。

カヅキ先輩

修行シーン:カッコいい。滝壺はちょっとわかんなかったけど、Cooさんに頭下げて問答して、彼の修行をこなす姿は何とも力強い。ストイックだ。

ライブ:おれのりかいのはんちゅうをこえている

タイガとアレクに対して:所属もスタイルも超えて同じ道を行く後輩を認める姿!オォォン…

所属:エーデルローズ所属って書いてあったよね!?脱退するって言ってなかったっけ!?…籍だけは残されてたんだねぇ…!!うん、うん…!!

※訂正:プリズムストーン所属だったらしいです。

ヒロさんの4連プリズムジャンプ

プリズムキングカップの「4連続プリズムジャンプ」、僕あれ5連続だと思うんですよね…。いやジャンプとしては4連だけど…「プリズムの天使が降りてきて幻想カヅキと幻想コウジから剣と衣を受け取り『朕はプリズムショーなり!』」がプリズムジャンプじゃなかったら何なのよ!キーッ!!って感じじゃない?それとも俺が知らないだけでもっとプリズムアクトってあるの?

あの戴冠式なんだけど、
・ヒロの前の問題に真正面からぶつかる、時にヒロ自身とぶつかる『力』であるカヅキは『剣』
・ヒロを飾り輝かせる曲を作り、ヒロの心を護るコウジが『マント』
なのが最高にエモかったなー……って……ね。

SSSのはなし

ここからはSSSの話にも触れる無慈悲なプリズムの荒野だ!ネタバレも考慮しない!きをつけろ!もしくは覚悟を決めろ!※
※ていうか観たことない人は見に行こうね!大丈夫!映画名探偵コナンばりの丁寧なあらすじとキャラ紹介してくれるから!!

※コピペしました。手の抜きどころ※
「僕の仲間を紹介します!」

「どうやったら、そんな素敵な仲間が出来ますか!?」ってオバレに2時間前(3本一気見時間軸)に訊いてた子が立派になって…およよ……。

ぼくアレすきなんですよ。「ワン!ツー!(中略!)レディー…スパーキング!!」って大好き。あれ年長者のユキノジョウ、カケル、ミナトじゃなくてシンが「ワン!」なのが正に「お前のお陰で俺たちは一つになれたんだ」って6人の敬意が感じられて好き。あと「スパーキング!!」でみんなジャンプしてるの好き。タイガぁ、お前も跳んでんじゃん…?こういうの好きなんだな…??

似たような意味でキンプリとキンプラ両方で「やったなシン!!」ってみんなが駆け寄るの大好き。ななつ星なんだな…。

高田馬場ジョージ

「恋のうっちゃりナントカ!化粧まわし(懸賞幕だっけ?)プレゼント!!」も「劇場版欽さん」もぶっちぎったなオイ!!

「俺のお陰でお前らこの風呂に入れてんだからなーっ!?」も好き。やっぱりあの風呂ってそういう大事なものだったんだ…。

風呂、下の風呂で「風呂は悪くねぇ…」ってアレクが浸かってるのも好き。

風呂=裸の付き合い=本音ってシーンで、エデロ側では大事な対話とか気付きのシーンでよく出るけど(本作でも超大事なシーンだったな…)、黒薔薇ではルヰとアレクしか素顔じゃないんだよね。これはTwitterで観てはっとさせられたやつ。

ジョージの話じゃねぇのかよ。

エーデルローズ新校舎

めちゃデカいビルになるのはまだわかる。入学希望者が沢山で全員分+来年以降の希望者の分の寮もいるしな。ベルローズやオバレの事務所も併設するもんな……。

「この調子なら完済できそうです」完済してなかったんだ!!?

「一千億でも融資したいですぅ~」このビルの建設費用で満足しとけよ!!

「(遠くに見える黒薔薇ビル)」なんでそんなのがみえる方角に会議室作っちゃうかなァ!!?

「かわいい服もカッコいい服もいっぱいです~~!」……もう何も言うまい!!

「俺の役目もここまでかな…」なんで!?山田さんをトレーナー正式雇用しないのなんで!!?オイ聖!!レッスンの才能も経営の才能も人材配置の才能もないのかお前は!?

純金オバレに王冠が降ってくる

この際王冠についてはなにも言わないんですけど、どうやったらポージングことになるんですかね。純金って柔らかいから王冠が降ってきてもポーズ変わるのかな?そっか~

太刀花ユキノジョウ、いざ参る!

なんかもうスゴイ、すごいビリビリきたんだよな…ちょっとまって、これはメモが残ってるから。

OK、話を続けよう。

こっから先マジで手加減なしでプリズムショーの中身もユキノジョウの個人エピソードもブッ続けでタイガのエピも書いていくからな!!!オイ!!!まだ見てない人は戻れよ!!?


――警告はした。

最初あの簪を「呪い」だと思ってたんですよ。女形という「運命の荷(十字架)」に彼を刺し止める呪いの槍って。でも違った。あれは母が見せた想いに応えるための「誓い」だったんだね……。

母獅子

で、お母様が幼い日のユキ様に「太刀花の血」を示すために簪を解いた瞬間。あの乱れ髪はまさに「連獅子」の暗喩だと思うんですよね。

母は共に舞台に上がることはできない……けれど、子に運命と使命を示して谷に突き落とす姿はまさに獅子であった。女から女(形)へ。

滴る雫

で、そのトラウマのシーンを象徴する表現が「ぽつ…ぽつ…と落ちて広がる雫」。これ、「血が流れる」ことじゃなく「雫が落ちる」ってところがポイントで、これって「乾いた谷底に落ちる雨粒、湧き水のメタファーであり、母獅子の『血』はトラウマであると同時に幼い獅子に力を与えていた」ことを意味してるんですよ。

ついでにプリズムエリートのオタク(サイゼリヤに同行してくれた人)が気付いたんですけど、ユキ様が大事にしてた「隈取のくま」、あれプリティーリズムにも似た熊がいるらしですね。しかも手作りで。=ユキ様の熊も手作り。母の不器用な愛…その証明…。

紫を継ぐもの

衣装が紫色(多分ちゃんと調べたら藤色なんだろうなー)なのがまたエモいんですよね……。

「燃える赤」でも「流麗な青」でもなく「藤色」。「藤娘」をモチーフにしたことはもはや言うに及ばない。
演目「藤娘」は祖父にして先代の雪翁が父・当代の菊…菊衛門……だったっけ…えーと…菊屋を虜にした演目であり、自分が歌舞伎に憧れるきっかけになった当代の十八番でもある。つまりは国立屋三代を繋ぐ、血液ではなく役者としての「継がれる血」だと言える。その紫色の血を纏ってプリズムショーをする。太刀花ユキノジョウは歌舞伎から目をそらさず、それを誇ってプリズムショーをやる。そういう男の決意なんですよ。あの紫色は!!

藤娘絡みだと「藤すらも咲かせられんか」って師匠が言うの好き。自分にとっては何よりも大切な演目を軽く扱い、こんなもの簡単に超えていけ、連獅子の前に俺を超えろって平然と突きつける獅子。これが師匠。自分の大切な演目でも「すら」って言っちゃう冷静さと無慈悲さと期待の大きさ。ウゥゥーー!!!

あと師匠が言う「私がお前の頃には…」っていうの、てっきり「藤娘なんて完成させていたぞ?」かと思ったんだけど、「私がお前の頃にはただ腐っていた。こうして私と違う才能と血をもって環境も整っている。励みなさい」って続くはずの言葉だったのかな…。

そしてそれに応えて答えるプリズムジャンプ!「藤娘のプリズムジャンプ」!あぁ美しい……。

あとお父様絡みの発言だと「眼が閉じている間は何も出来ない」っていう…「自分の弱さも分かっておらんか」って言いたいのだけれど、それとは別に「自分が『誤魔化しでも逃げでもなく本当にプリズムショーに憧れたこと』や『自分が言い訳じゃなく本当にシンにPKCに出てほしかった』という正の本心」からも目を瞑っていたことを示してたんだよな…それは母によって教えられたことで、エデロの仲間と語らいシンの稽古を受けて分かったことだけど…その答えに至るための最初のヒント、ハーケンを打ち込んだのは…父上…

あとね、紫色って赤と青を混ぜる色じゃないですか。それって「名家の母」と「名籍の出じゃない(正しい血じゃない)父」の両方を混ぜた色なんじゃないかなって。あるいは「国立屋の血の色」と「ブルーブラッド(海外的な視点での”貴族”の血)」をあわせて「高貴なる紫」になるんだよね。
つまり「父よ、母よ、歌舞伎よ、プリズムショーよ、すべてを混ぜた我が身に流るる全てを誇ろう」って意味で紫色になるんだよ……。
ごめんこれはちょっと無理があるわ。

盆栽

雪翁より受け継いだもの。形を守らねば、とユキノジョウが己に強いるもの。本当に彼を縛るものってことだな……。

少年の背負う看板、って意味だと十王院を継ぐカケルが「そういう立場、重みはなった人間にしかわからない」って言ってたのがジンときたし、きっとその辺はSSSカケル編でもアンサーをくれるはずだ…そして同じく民宿を背負ってる(背負うことになるかもしれない≒進路問題になる?)ミナトさんもきっと「年長者トリオ」が大事なカギになるはずだ…!

二重螺旋

『国立屋スパイラル』ってゲームの方だと普通にあったんですね。知らなかった。

フィギュアスケート知識で言うと「スパイラル」ってこう、スー…ってポーズとって綺麗に滑って魅せる演技なんだけど、そういうことなんでしょうね。「プリズムジャンプ」でスパイラルするの正直わかんないけど。プリズムスパイラルじゃないんだ。へぇ~。

で、その地盤は「二重螺旋」。受け継いだ「遺伝子」。それを見事に「踏みしめて」「舞う」ユキノジョウ。美しい…!

舞いそのものも、今回徹底的に「歌舞伎のステップ」を意識してて、「歌舞伎の血」をプリズムに活かすところが全てに表れてて最高でしたね……。

あの見栄切り(歌舞伎顔)にあわせて「ィヨッ!!国立屋!!待ってましたッ!!!」って言いたい!!応援上映行きたい!!

片面の獅子

第四プリズムジャンプ「百花王恋地獄」、最高でしたよね……!!!

あれ「連獅子」をモチーフにしてるのは言うまでもないんですけど、その「親獅子のシルエット」は二人分あったんですよね。三連獅子舞台。これね、一つは「雪翁の蒼い獅子」だって言うのは父上のリアクションでわかるんですけど、僕はもう一頭の獅子は「母獅子」だと思うんだよね。

「私は舞台に立つことが出来ない。この家に産んでしまってごめんなさい」

そんなことを言った母に

「母上の教えは俺の中で生きている。貴方のお陰で此の舞台に立っている」

っていう感謝の舞い!あなたのお陰で太刀花ユキノジョウという獅子が産まれたという恩返しの舞い!逝去した先代と仕来りに封じられた母との共演をする夢の舞いなんですよ!!

そしてこれは「恋地獄」。「当代国立屋の藤娘」に憧れて、今も歌舞伎演目「藤娘」を究める途中のユキノジョウにとっての、「歌舞伎への恋」なんじゃないかな……苦しみ傷つき、だけど踊り輝くことしか出来ぬ地獄。故に、憧れた「父」とは、今は「プリズムの連獅子」では共演せぬ。貴方とは歌舞伎役者として共演するのです。という尊敬と憧憬の地獄ですよ。

ここまで言っておいて父の獅子いたら恥ずかしいな!

斯くして魅せつけた「太刀花ユキノジョウ」のプリズムショー。

それは「彼」の片面でしかない。歌舞伎もして、プリズムショーもする。女形もするし、男子スタァでもある。

そういう想いを詰め込んだのが、「七代目国立屋雪之丞、そしてプリズムスタァ太刀花ユキノジョウでございます!」なんだよな!!俺たちはまだ、彼の片面しか観ていない!!!

こんなの好きにならんわけないだろ!!!

「百花王」ってなんぞいや?&百花王恋地獄の再まとめ
(2019年3月5日追記)

恋地獄考察はしたけど百花王は触れてなかったなーとぼんやり考えました。
色々考えたんだけど、『百花王』は『梨園の咲き誇る花どもの頂、百獣の王ならぬ百花繚乱の歌舞伎界の王』の意味だと思うんですよ。そして同時、女形であることから捻って考えると「歌舞伎界の女王」であるべきなんですけど、そこで彼が「王」を名乗るのは「プリズムキング」に向けて牙をむいているってことじゃないかなぁ…!!

「お前はプリンスだ。キングには…なれない!!」ってコウジ→ヒロの檄にあったけど、「女形のプリンス」って呼ばれてるユキノジョウが「王」を名乗ることは大きな意味がある…そして名乗って尚も師匠に届かぬ…!!ただの恋地獄じゃない、百花王の恋地獄

己の弱さに向き合い、自分の迷いや後輩に教えを乞う貪欲さを再び得た」
「自分は理性で逃げた臆病者じゃなく、本当にきらめきを感じてプリズムショーにやってきた!血も魂も誇り!

太刀花ユキノジョウが自身の知らない強さと弱さの両方を知ったあのエピソードの集大成として完璧なまでに「強さも弱さも魅せつける”プリズムスタァ太刀花ユキノジョウ”と”国立屋七代目雪之丞”にしか跳べないプリズムジャンプ」なんですよね……
極端な仮定をすれば、歌舞伎の素養があれば千本桜や藤娘は跳べるかもしれないし、国立屋八代目も六代目も太刀花ママンも国立屋スパイラルを出来るかもしれない。だけど『百花王恋地獄』だけは「父に憧れ届かない、それでも俺が王になる」って言える太刀花ユキノジョウにしか出来ないプリズムジャンプ……

あと「弱さを見せる」という点なんですけど、アイドルという偶像が「スター(スタァではなく、一般的なパフォーマー、歌手という意味で)」と違うのは「未熟で未分化で未完成であること、その成長を見守るからこそのアイドル」って定義づけた恩師がいるんですけど、「百花王恋地獄」はまさに「カッコいいスター(スタァではなく略)」ではなく「苦しみも歓びも野心も未熟も夢も現実も希望も絶望も剥き出しにする”血肉ある偶像”」の生き様なんですよ…!!

一人称は「俺」だし、雄々しいところがあるんだよな…。「シンをPKCに出場させよう!」のところとかカッコよかった…。あんなに美しいのに…しゅき……。

香賀美タイガ!祭なら、俺の中にある!!

シンプルにタイガ君の想いや過去、成長譚って感じで最高でしたね。

カヅキとタイガとアレクから見るストリート組の系譜

「カヅキ先輩に憧れてバーニングを志し、ついにアカデミーっぽさも取り入れた」タイガと
「プリズムショーを粛正、統治する…仁ィ科カヅキィ!!!貴様だけはバラバラにしないと気が済まねぇ!!(EZ DO DANCE!EZ DO DANCE!!)」って言ってるアレク。

二人は言わば「カヅキフォロワーのタイガ」と「カヅキアンチのアレク」なんだけど、プリズムショーのやり方やプリズムジャンプは逆に「カヅキと別の流派のタイガ」と「カヅキと同じ道のアレク」にも見えるんだよね。

なんというか、こう……

動物のヴィジョン
・カヅキ:龍
・タイガ:虎
・アレク:龍

武器のヴィジョン
・カヅキ:天から降る剣
・タイガ:地の底から掴む木刀
・アレク:天から降る剣と筋肉爆撃機と腹筋ガード

飛び方
・カヅキ:ウィンドミルレビテーション
・タイガ:立って飛んでた
・アレク:筋肉爆撃機

鍛錬場所
・カヅキ:ネストofドラゴンと山奥の滝
・タイガ:エデロ寮の木
・アレク:ネストofドラゴンと山奥の滝

ほら!!!むしろアレクがカヅキの斬り拓いた道を進んでるんだよ!!タイガくんは青森から…自分のチカラで…進んできたんだよ!誇っていいんだよ……フォーチュンボーイは幸運だけじゃないんだよ……!!
もちろんアレクだって過酷な道を歩んできたんだけどな、比較してみるとタイガとアレクの捻じれた鏡っぷりがわかるぜ…!!あと筋肉爆撃機って本当になんだったんだろうな…!!

タイガ君自身のスタイル。それはシンが映画冒頭で教えてくれた(本当にありがとうございます)「ストリート系は自分の道を究めるタイプ」の体現だと思うんだよなー!!
タイガってそれこそキンプラで「カヅキ、お前は黒川玲になりたいのか?」って言われたように、ことによったら「タイガ、お前は仁科カヅキになりたいのか?」って言われてもおかしくないポジションなんですよね。狂犬。
それを言われる前に、既に己の在り方――祭り――を心身に刻み付けてショーをする男!香賀美タイガ!カッキェー!!!

ウマ娘のスぺちゃんの「ありがとう、神様」と同じリアクションすることになるとは思わなかったよ。みんなアニメウマ娘観てくれよな。こう、トンチキに見えるかもしれないけど王道スポ根だから!!

カヅキフォロワーとしてのタイガ

もちろん憧れのカヅキ先輩と同じ性質も持ってる。タイガが飛ぶとき、足元にイメージカラーの竜巻みたいなの発生してたのが「カヅキ先輩と同じだ!!!!」ってなって燃えましたね。

そしてやっぱり「フォーチュンボーイのプリズムジャンプ」ですよ。あんな男前にあんな台詞言われてぇ~~~青森行きてぇ~~!!!
あと単純な「アカデミー」じゃあなく、花束で「勇者パースをやってくれたのも雄々しかったですね。いやそれがそうだと気づいたのは後のお話なんだけど、見た瞬間に血が騒ぐ花束ってないぜ!?

エーデルローズのストリート系はタイガに任せた。力強い信頼に応える益荒男振りだったぜ…!!

タイガの過去

憧れたあの人が青森にやってきた!!と思ったら胸きゅんジャンプしてたら、そりゃああなりますわ。

だけど「ストリートもアカデミーも関係ない。一人でも多くの人を笑顔にしたいだけだ」って一言ですぐに己の小ささを悟るタイガ君カッコいいぜ……アレクとは違うな……アレクが小さいかっていうとなんかまた話が違うけど…!

あと「一発ぶん殴って帰ろうと思った」って言って入った”入学直後”の回想。サイン色紙黒川さん表紙の雑誌を取り落としてたあたり、「俺本人はカヅキ先輩を認めねぇけど、母姉に頼まれたサインは貰って帰らねぇとな」って根の善人ぶりが表れててよかったな……。

ところで、タイガが約束を破ることになった「発表会」で、タクシーとすれ違って森園わかなが小学校に、覚束ない足取りで走ってくるんですよね。あれ終電逃しサイゼリヤで先輩オタクに教わったんですけど「あの日わかなは風邪ひいてた」んですって?そういう前知識のない俺でも違和感を受け取れる走りアニメーションとか、芸が細かいな……。

第二プリズムジャンプ

二連続ッ!!

(ドンドコドンドコ…!!)

ラッセェラーーラッセェラッ!!!ラッセェラーーラッセェラッ!!!

修羅場返しの時も思ったけど、あんな大団扇出されて血の滾らんやつおらんでしょ。お祭り男が「気合い入れろお前らァ!!」って文字通り煽ってくるんですよ!!その結果出てくる山車が!!

(ズズズズズ……!!)

七人の星、七柱の福神の山車!!!

お前ーーっ!!「祭りは俺の中にある!」ってお前の中の祭りは地元であり、エデロの連中と過ごす毎日になってたんだなーっ!!口ではあんなに不良息子のくせにーッ!!

「力を貸すぜ?」「いや、大丈夫だ。俺一人でやる!」って!!「もう俺の中にお前らとの日々で培った力と煌めきがある!!」って意味か!!お前ッッ!いやっ!タイガ先輩!!!

応援上映したいポイントですよここ。クッソ力強い声で最前列で後方の皆さんの先陣を切りたい。僕は基本的にあらゆる映画を最前列で観るタイプです。

第三プリズムジャンプ

概ねさっき書いた通りなんですけど、もう一つだけ。

皆が「三連続っ!」って言うところで「もういっちょ!!!」って言うあたりお祭り男だな~~!!ってじんわり感動したよね。

舞台袖のアレク

どうだ?あの日己とドローになったガキが、今では立派なストリート系(アカデミー含有)プリズムスタァになったぜ?

ここからどうやって関わってくるんだろうな…?

というわけで

『キンプリSSS1 ユキノジョウ/タイガ』(こうして書くとポケモンか何かみたいだな…)、感想でした。

もう…多分まだ語り残しがあるんだけどな…今思いつく限りは吐き出し切ったからな……あっそうだタイガのねーちゃんかわいい!大空さんかわいい!!

ここを読んでるってことはもう見た人だよな!最高だったよねー!!

それか、ネタバレを一切畏れない豪の未鑑賞者!豪傑!お前はすぐに映画を観ろ!!俺の語りで観た気になるな!もっとすげぇぞ!!マジであの大スクリーンでユキノジョウ/タイガのプリズムショー観ろ!!感動てレベルじゃねぇぞ!!

あとやっぱり、最後の最後のエンドロールの後のアレね。最高だったよね。もう最高。ふふふ。入場者特典アレに出てくる人の色紙だったよ。

というわけでみんな、お疲れ様でした!!Ready…Sparking!!

今日のひとこと:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。雑記マジで年明けてから書いてなかったわ。

合わせて観たい(3月5日追記)

「しまじろう まほうのしまのだいぼうけん」「ポケモン みんなの物語」「若おかみは小学生!」「映画クレヨンしんちゃん 拉麺大乱」はキンプリと同じ「全人類向け」なので観よう。

他にも「雑記」のマガジンから「映画」のタグを見るといろいろ書いてるので、よろしくね。リンク仕込んだから見てってね。

それじゃ、スパーキング!!

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