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『目的達成の為に商品を'雇う'!?』 プチっとスタディ vol.69

[キーワードと言い換え]

ジョブ理論

顧客が望んでいる事柄をジョブとしその達成の為に商品やサービスを雇っているする考え方

[解説]

あなたも
何かを購入する時にその商品自体を目的にしていることってあまりないですよね?

恐らくその商品によって「解消したい課題」等が存在している事が多いはずです。
(お腹を満たしたいからご飯を買う的な?)

vol.10のイシューを「解決する為にその商品やサービスを使う」ということですね。


たとえ特定の商品コレクターであったとしても、
突き詰めていくと商品を収集することによって「欲を満たす事」が目的になっています。
(商品の購入は手段ってことね)

なので商品の購入やサービスの利用というのは、
課題を解決する、あるいは何かを成し遂げるためにそれらの「商品やサービスを雇っている」と考えることも出来ます。

そしてその「解決したい課題」や「成し遂げたい事」をジョブとして捉え、
人の購入や利用に至る行動を解釈していく考え方がジョブ理論
です。

この考え方を用いて商品開発やサービス構築を進めていく事で、
イノベーションに確実性を持たせていく事が可能となります。
(それ良い)

vol.3のイノベーター理論の各層への波及が加速できるという事ですね。

まだまだこれだけでは「なんのこっちゃ?」ですから、ケーススタディをご覧頂ければと思います。

[ケーススタディ]

ジョブ理論の構造としては、
「解決したい課題や成し遂げたい事が存在する」だから
「その解決手段になる商品やサービスを雇う」

となっています。

この構造を逆の流れで説明しているのがvol.62のベネフィットです。

ベネフィットとしては
「商品やサービスにはそれぞれの効用がある」
その為
「それらを活用することで具体的な結果が伴う」
ということになります。
(まあ確かに)

vol.62では胡散臭い例を挙げましたが、
ジョブ理論に紐づけて考えると
「潤った肌で若々しくありたい」というジョブが存在するので、
それを達成するための手段として
「健康食品」を'雇う'のが顧客心理ということです。
(手っ取り早く解決したいわけだ)

もう少しまともな例を出しましょう。
(あるの?笑)

スーパーなどで販売されている「簡単調理系の食品」って、
かなり消費者の手間を省いてくれている素晴らしい商品ですね。

でも、一応具材を加えたりひと手間必要なものも多いですが、なんででしょう。
(全部初めから込み込みのほうが楽なのにね)

ここが主婦(主夫も)のジョブを理解した配慮だったりします。
(そうなの?)

毎日家族の食事を用意するのってめちゃめちゃ大変だったりするので、
「なるべく手間は省きたい…
でも全部手を加えずに済ませてしまうのはちょっと…」
という微妙な心理があります。

これがジョブになるので、
「家族への料理は自分で手を加えたいし手間もほとんどかけたくない」

ということを達成する為に
「簡単調理系の食品」が'雇用'されるわけです。
(なんでも楽にすりゃ良いわけではないんだ)

単純に商品やサービスのクオリティだけ追求しても、
このような顧客のジョブは解決出来ませんからね。

[投げかけ]

あなたも相手が抱えるジョブに目を向けてみてはいかがでしょうか?

以上
今回は『ジョブ理論』を解説しました。

[次回のプチスタ予告]

次回は
『タスクフォーカスとゴールフォーカス』
こちらを解説予定です。

なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
「耳からプチっとスタディ」

そして、音声配信時は応援者様の紹介用に提供枠を設けております。
各回の提供枠は’期限付きで販売‘も行っているので、
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お楽しみに!

まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!