『利点に限らず’それ’がもたらす効用を!?』 プチっとスタディ vol.62
[キーワードと言い換え]
ベネフィット
≒
モノやサービスを利用することで得られる体感的な良さ
[解説]
皆さんも
商品やサービスの「良さ」が書かれていたり聞こえてきたりした時に、
惹かれる内容とそうでもない内容って結構な差を感じないですか?
(と、言いますと?)
※音声版の耳からプチっとスタディなら全話無料で最後まで聴けます
その商品やサービス自体の良さの主張が強いケースだと惹かれにくいかもしれません。
もちろんメリットは大事です。
ただメリットってユーザー視点ではないんですよね。
(え、それメリットの意味…)
何かを選択する際などに
「メリットとデメリットを洗い出す」ことが大事というのは、
誰しも認識しているところだと思います。
(だからメリットが伝えられた方がいいのでは?)
ですがこれは
「対象となるモノやサービスを採用するかどうかの検討段階」に進んでからの話です。
つまりメリットが効果を発揮するには、
既に「関心を持っている状態」が作られている必要があります。
でも商品やサービスを利用してもらうためには、
「まだ関心のない相手に関心を持ってもらう」段階を避けて通れません。
(vol.3に出てくるイノベーターはそんなことないか笑)
もっと関心を持ってもらいやすい「体感的な良さ」の部分が、
今回お話したいベネフィットとなっています。
(もうちょっと具体的にお願い笑)
それではベネフィットを深掘りしていきましょう。
[ケーススタディ]
メリットにしろベネフィットにしろ「良さ」なのは変わりません。
相手の行動を促進する「良さ」にあたるのが「ベネフィット」というのは、
解説でぼんやり分かってきたところでしょうか?
(ん?行動を促進と言えば…)
実はベネフィットは
vol.29のレスポンスコピーに使われます。
レスポンスコピーのケーススタディでは「人との縁繋ぎ」を例に出していましたが、
ヒトでもモノでもサービスでも同じことが言えます。
ヒトであればその人と関わることで自分に訪れる「有意義な体験」、
モノであればそれを使用することで「課題解決に繋がる使用感」、
サービスであれば利用することがもたらす「ライフスタイルの充実度」
など、
それらのメリットを経て起きる「結果」が具体的になっていることが必要です。
(ふむ、メリットのその先か)
もうちょっと具体例を出すなら、
栄養価の高い食品があったとして、
「これだけ体にいい成分が豊富に含まれています!(成分表を列挙)」
はメリットで、
「この食品を食べることで便通改善ももちろん、胃腸の調子が整うということは肌も潤い、若返ったように笑顔で過ごせます。」
がベネフィットです。
ベネフィットはイメージが沸きますね。
(この例…なんか胡散臭い…)
ちなみに余談として、上記のような例を出したのは
「胡散臭い栄養食品の訴求力の高さがそういった意味では参考になる」
ということを言いたかったわけです。
(わざとなのね笑)
ハマる人がそれなりにいるということは、
逆にそれだけベネフィット(実質的かどうかは別)が伝えられていることの裏付けかもしれません。
(勉強になります笑)
それと、
「あまり極端に使いすぎると胡散臭いですよ」
と暗に言っているのもありますが悪しからず。
[投げかけ]
皆さんもメリットよりも
ベネフィットを伝えられるように試みてはいかがでしょうか?
以上
今回は『ベネフィット』を解説しました。
[次回のプチスタ予告]
次回は
『ゴルディロックスの原理』
こちらを解説予定です。
なお、プチスタはテキストのみでなく音声配信も行っております。
拙い配信とはなりますがテキスト版から若干アレンジをしておりますので、宜しければそちらもチェック頂けたら嬉しいです。
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まだまだ未熟ないとぴーですが、今後もインプットとアウトプットに邁進します!もしサポート頂けたら投稿にも更に還元していきます!