「文脈がわからない」んじゃなくて「文脈を覚えていない」が正確かも知れない~発達当事者な私のコミュニケーションプチパニック~
こんにちは、ゆらりです
先日、懇意にさせて頂いている方の講演会に参加したのですが、その時の会話で気付いた事を書いています
必要な方に届きますように
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少人数の市民団体の講演会@受付にて
受付の方:何で来られましたか?
私:(え…なんで聞くのだろうか?)電車で来ました
受付の方:?(キョトーンとした顔)
私:(え、私、何か空気読めない事を言っちゃったかな?!えーと、何で、何で…は!)
私:講演者の方と御縁がありまして、その繋がりで!(汗)
受付の方:なるほど、そうだったんですね!
私:(あ、焦った~…「何で〈講演を知って〉来られましたか?」か…)
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キョトーンとした顔をされた時、本当に焦りました…
で、脳内反省会が自然発生して「私が空気読めない…ASDや…」や「相手の聞き方も、どうとでも取れるから、これは仕方無い」とかコミュニケーション過失負担割合を考えていたのですが
そう言えば…この会話の十数秒前に
受付の方:前日にお申し込みして頂いて、ありがとうございます
私:突然体調不良になりがちなので、直前まで迷っていたのですが、大丈夫かな、と思って…
という会話をしていたな、と思い出しました
その文脈で考えたら「何で」は「どうやって講演会を知ったのか」との意味合いに取れますね…
焦った時は、その会話をしていた事が記憶から無かったです
本当に短期記憶(ワーキングメモリ)の容量が少ないなあ、と感じた出来事でした
発達当事者の集まりじゃなくて、不登校の講演会でアウェイと言えば、そうだったので
緊張もあったのかな~と思っています
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あんまり診断名(ASD)を内面化すると、過失負担割合のバランスが偏るなあ、とも感じました
数秒前に何を喋っていたか忘れるので、喋り続けるのが苦手ですし
私は喋っている間に喋っている事から派生して「関連した別のトピック」が頭に浮かび、そちらに注意を持っていかれて、そのトピックに関して話してしまうと
メインで話していた事が記憶から消えるんですよね
丁度、幹の部分を喋っていたら、枝葉が何本も見えて
そちらに足を進めると幹の存在が消えてしまう感じです
思考がマインドマップみたいに広がって、頭に浮かんだ別の事とも繋がって
あれ?最初は何を話していたっけ…?となります
当事者が突拍子も無い事を喋りだすのは本人の脳内では繋がっている場合が多いです
ただ、途中の過程を話さないから話の飛躍があるように感じられると思います
(当事者同士なら「どう関連したか」なんとなく感覚でわかる時も多いです)
↓こんな感じです
こんな些細な事をイチイチ気にする必要は無いのですが、私よりASDを意識している人だと、多分もっと気にしそうです
(以前の私なら、もっと引きずっていました)
こんな思考パターンをしてるので
プレゼンは苦手なのですが「セリフのような原稿を用意したら良い」ので、頼まれても拒絶反応は起こりません
※時々、発達当事者としてゲストスピーカーの依頼が飛んできます
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「気にする」というのは、御本人もそうですし、周りの方もそうだと思います
あ~んまり、あんまり、気にし過ぎないでください
きっと、この程度、診断名を意識しなければ数日、いや数瞬で忘れているだろうから
御本人も、周りも
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ああ、私、若干気にしているなぁ〜…と思ったので書いてみました
ではまた!
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