中学時代の恩師
が風にはいる。
風は中学2年生の時にクラスの女の子たちからいじめにあっていた。
学校に行くのが辛かった。
カカやアネム(風の姉のこと)は無理して行かなくていいよ、と言ってくれていたけど、どこか負けず嫌いな風は、
休むことはしなかった。平気な顔して通ってやろうと思った。
そんな中、3年生に進級して、担任をして下ったのが風の恩師である。
すごく親身で優しくて、ユーモアもあって、不安な時は安心させてくれる先生だった。
その先生のおかげで、学校に行くのが楽しいものとなった。クラスの子たちにも恵まれて、最後の一年はとても楽しい思い出を作ることができた。
そういう記憶があるからなのか、病気をしてから、すごく具合が悪い時に、こわい夢を見ると、よく夢の中で先生が助けに来てくれた。
その度に、先生はお元気なのだろうか?と思っていた。
そんな時、先生がいらっしゃる学校が分かったので、お手紙をお送りすることにした。
すると、先生からとっても心のこもったお返事を頂いた。
そして、体調があまり良くないことを知って、「鈴石」(風の苗字と同じ名前!!)という石を頂いた。
見た目は普通の石(トップの写真の石)なのだけど、振るとコロコロと音のする不思議な石。
石のことは聞いたことはあったけど、本物は初めて見た。
すごいパワーのある石なんだって!
風は嬉しくて、何度も何度も耳元でコロコロと振ってみた。
先生の優しさに心がじんわり温かくなった。
そして元気が出た。
またしても、風は先生に優しさを頂いた。
こんな素敵な先生に出会えたことに感謝だなと思った。
先生もそうだし、風はいつも支えてくれる家族にも、友達にも本当に恵まれているなと、
それを忘れちゃいけないと改めて思った。
大好きで大切なみんなに恩返しができるよう、風は風のペースで進んでいきたい。
追伸 石は風の宝箱にしまってあって、時折出しては耳元でコロコロと振ってみる。そうすると、なんだか元気が湧いてくるのだ。大事に大事にしたいと思う。
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