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留学コンプレックス【ロンドン1週間留学】

留学コンプレックスを少しだけ解消できた話
 
中学生のとき「英語が一番おもしろい教科だ!」と感じて、英語の授業が多い高校に入学。文法はばっちり、あとはスピーキングを伸ばしたいと思っていたけど、周りにいる友達とALTに圧倒され間もなく自信喪失。今考えればそりゃそうなんだけど、英語で考えて英語で発言してまた学んでを繰り返さなければいけなかったのに、聴き取れなかった・聴き取ってもらえなかったという経験ばかりに注目して、英語に関してどんどん消極的になってしまったな。ホームステイプログラムもスルー、修学旅行先のマレーシアでも現地高校生とうまくコミュニケーションがとれず、とにかく自分は英語はもういいかなと思うことが多く大学も英語と距離のある学問を選択した。

高校の友達は長期の留学に行ったり海外旅行に行ったり楽しんでいたけど、私は羨ましいと思うこともなく、今は目の前にあることが大事!と視野を広げることなく夢中に過ごした。

 海外への興味が湧いたのは2020年コロナ禍、初めてNetflixに加入してツイッターで話題の海外ドラマを観た。ものすごく懐かしい興奮だったな。
内容は最高に面白くて、You Tubeでも関連動画を検索したりして。この俳優たちの言っていることがわかるようになりたい。中学でOne Directionを好きになって依頼の熱だった。

シャドーイングしても文法を見直したりしてもオンライン英会話を始めても続かず、状況的に海外に行くことも難しく。
継続できない私はいつまでも同じなんだなと何回も落胆した。
海外留学に行ったことのある知り合いの話はいつもリアルで、心の距離が近いことが羨ましかった。
なんで学生のときに行かなかったんだろう、どうして高校のとき行けと言われなかったんだろう。
当時は興味が薄かったから考えても仕方ないけど、環境はあったので余計に後悔した。

 2023年、縁がありタイミングも重なり、ロンドンで1週間留学することに決めた。日本での今を手放してもいいと思えるタイミングが私にとって初めて訪れた。

 初めてのホームステイ、初めての語学学校、会う人みんなに1週間しかいないの!?また戻ってくればいいよ!と言ってもらえて、話が通じて。
ものすごく不安だったけど、コミュニケーションがとれることはこんなにうれしいことなんだと思いだした。タイミングが訪れたと言ったけど、決断するまでに時間がかかっただけ。時間がかかったけど本当に経験できてよかった。

英語はコミュニケーションツールの一つであること。
先生に私の英語を聴き取ってもらえること。
ネイティブ同士の会話はやっぱり聴き取れないこと。
台湾の友達ができること。
クラスメイトと観光できること。
一人で電車に乗れること。
ホストマザーともっと話がしたいと思ったこと。
ロンドンは本当に素敵な街で、1週間の滞在では物足りないこと。
ここで生活してみたいと思ったこと。

海外に滞在することは素敵な発見があるだろうなと、想像はしていたけど、やっぱり経験してみないとわからなかった。
行って初めて知ることができた。
行けて本当によかった。

短い滞在だったけど、ほぼ旅行のようだったけど、行くと決断した自分を褒めた。
また戻ってこられるように勉強しよう。稼ごう。頑張ろう。

過去の私へ
まず、行ってみよう。
ありとあらゆるリスクを考えて手を止め、行動しないことが一番のリスク。
考えすぎの私はとりあえず、の勢いで大丈夫。
素晴らしいことがたくさんあるよ。

留学コンプレックスを少しだけ解消した話、おしまい


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