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私の履歴書

1回目でお伝えしたように、これから自分の記憶を辿りながら、なぜ僕がここまで失敗したのか?そしてどう再起したのか(え、まだ途中?)をお話ししようと思います。

起業して8年目、色々ありました。書くべきことは沢山あるなぁ。

ベンチャーは毎年どころか毎月毎日驚くような出来事が起きます。
これらを時系列で整理するとこんな感じ。

1.共同創業者との出会いと別れ
2.当たらなくとも外さない起業最初の5年間
3.新会社立ち上げとVCとの折衝
4.新会社に訪れた最初の倒産危機
5.最初のバイアウトについて
6.新規事業の失敗で5000万円の損失が発生
7.バイアウト後、まさかの親会社が倒産危機!?
8.バイアウト先との血みどろの戦い
9.経験を活かした再起について
10.捨てる神と拾う神
11.で、今何やってんの?
余談.最近まで先輩の会社を支援してましたが私の力も及ばず60億円程の負債を抱え倒産

書きながら軌道修正するかも知れませんが、お話しをしていきます。

その前に、そもそも貴方は何者?そのご質問からお答えしよう。ざっくりとした僕のビジネス戦士としてのスペックです。

ここは嘘書いても仕方ないので、正直にいきます。
その大学、そのタイミングでなぜファームに採用されたんだ!?
って入社前も採用後にも社内でよく言われたもんで・・・


【学歴とか】

・K大学
・大学1年の時、パラパラ〜と簿記の教科書を数ヶ月読んでいて、税理士試験2科目を試し受験したら合格してて自分の目が吹っ飛ぶ
・調子に乗って公認会計士試験に移行し、大学3年で最年少合格
・金融工学・数理ファイナンスを専攻(数学は比較的得意かも?)
・大学4年で株価算定のモデルを使った取引で最初は利益を出して、最後リーマンショックで全部ぱぁ! (覚えてないけど300万円くらいかなぁ)

【職歴みたいな】

1」コンサル時代


某コンサルファームに新卒入社し、入社2年目から長期海外出張→海外赴任に切り替わる。
(書き忘れましたが、英語は学生時代からまぁまぁ喋れました)
5年ほど海外赴任してから日本に帰国。
帰国直後は燃え尽き症候群で、何もやる気が出ず、半年ほどニート化する。

2」起業当初


一念発起し会社を設立。
設立当初はインバウンドブームだったため、観光客向けの観光アプリを作りサービス化。付随的なサービスで、新宿駅で荷物を預かるサービスを立ち上げる。

少し事業がイケそうな気がした直後、創業者と決裂する。←詳しくはまた説明します。ベンチャーあるあるなので。

3」第二の起業


会社の事業をPivotし、投資がかかる事業は嫌だなーと思って、コンサル事業を自分で始める。

当時はまた2013-14年頃なのでビックデータ解析を手がけるコンサル会社は皆無、そこで、大量のデータをもらって解析結果をお返しするコンサルサービスを行う。これがそこそこ起動に乗る。

4」第三の起業(子会社設立)


その後、子会社を立ち上げる。理由は部下に会社を持たせて責任感を与えたかったから。子会社のサービス内容はアパレル系としておきます。(大人の事情で言えないのでお察しを・・・)

このサービスは「(この頃流行りの?)B2BのWebサービス」でした。
創業数ヶ月で月間売上3000万円くらいを叩き出すサービスになる。

ただここからが地獄の始まりでした・・・詳しくはまた追って。

5」事業をバイアウトする


上記のサービスを物流系の会社に売却しました。
ロックアップ条項も当然あり、私はこの会社に常勤する役員サラリーマンに返り咲くのです。

これが更なる地獄の始まりでした。いわゆる超絶ブラック企業だったのです!!!!

ブラックレベルを軽く説明しましょう。
ある時、バイアウト先の会社の業績に暗雲が、というか資金繰りが急激に悪化しました。

そして12月のとある日、役員が集められて社長が「もう倒産や!お前らの給料も払わん!」と意味不明な激怒をされる。

12月の年末にかけてコイツとコイツを首にしろ。とジジイの社長が毎日指示してくるんですよ。

僕も役員ですから、何人かは12月30日の年末最終日に首を宣告しました。
来年、あっ、明日から貴方の居場所はありません。ってな感じで。

お察しの方いらっしゃいますよね!はい。これ違法です!

該当者には明らかに正しいやり方ではないから、ハローワークに言いなさい。と正直に言っていました。本音では、ジジイ、てめぇが自分で言えよ。って思ってましたが、人間60歳超えると何言っても聞かないので、時間の無駄なので途中から粛々と関係解消に向けた準備を動きました。

まぁ色々な経緯で私が抱えることになった巨額損失もここら辺ですねぇ。

6」第四の起業←いまここ


様々な経験を経た結果、謎の貫禄と、倒産を回避する身軽さなど、面白おかしく話していたら色々な社長達から顧問をやってくれだの、取締役をやってくれだの依頼が来る。

そんなこんなで、
結論を言うと、今は産業特化型の事業再生コンサル+事業再生投資を行うファンドを運営しています。

潰れそうな会社に入り込み、投資して再生して、バイアウトする。

私自身の背中の傷跡を堂々と社長達に見せつつ、これやったらまずいよ。なんてことを、今だからこそ説得力を持って話ができる。失敗経験のない経営アドバイザの言うことなんて、死に物狂いで生きてきた経営者はいうこと聞かないですよねぇ。相手は僕の2倍くらいの年齢だったりしますので。

新卒ピカピカのコンサルから、起業を経て、回り回って経営者のアドバイザの立ち位置として戻ってきた。という感じです。

長くなりましたので、以上が簡単な自己紹介でした!

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