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32.いぬ

いぬが好きだ。
というか、愛犬の「おもち」が好きだ。

おもちは、犬、っていうより、いぬ、だ。

2017年に生まれたビションフリーゼ。
ふわふわで、やわらかくて、まあるい。

おもちがうちに来てから、我が家はよりあたたかくなった気がする。
私も、気分が上下することが少なくなったし
弟も優しくなったと思う。

ひとつの命をみんなで育てるというのは
尊いことだ。

贔屓目かもしれないけれど
うちのおもちは、いつ見てもかわいい。
3歳になった今でも、
同じ家で3年の時を過ごしても
飽きない可愛さなのだ。

可愛くて可愛くて、苦しくなるほどに可愛くて、
とても幸せだ。

おもちは、わりとネコみたいな性格で、
名前を呼んでもすぐに飛びついてこないし
自由奔放だけれど
家族の誰かが体調が悪かったり
気分が落ち込んでいると
なんとなく近くに来てくれる。
おしりを私のからだにぴったりとくっつけて、
横に座ってくれる。

撫でてほしい時や、抱っこして欲しい時は
すぐに寄ってこずに、遠くからこっちを見てくる。

それに気づき、
「おもち!抱っこ??」と言うと
ゆっくり寄ってきて、抱っこしてもらおうとする。

遊んで欲しいときや、抱っこして欲しくない時は
抱っこしようとすると逃げる。
だから逃げずにそこにいるときは、ほんとに抱っこしてほしいときなのだ。

いわゆる、ツンデレなんだと思う。

みんなが寝ている時間も、それぞれの寝室を移動したり、リビングで寝たり、本当に自由だ。

このnoteを書いている今も、
トコトコと自由に歩き回っている。

たまに私の膝に乗ってくる。
手に顎を乗せてきたり、じーっとこっちを見てきたり、あざとい。
この子は、魔法でいぬに変えられた人間なんじゃないかな〜と思ったりもする。
(シュガシュガルーンの読みすぎである。)


私はおもちの可愛さで
これまでの受験期や、失恋したときや、部活で辛いときを乗り越えることができた。

ううん、乗り越えるというか、
おもちはただそこにいてくれて、私を安定させてくれていたのだと思う。


いぬは、偉大だ。
お犬様だ。

世界中のみんな、お犬様と一緒にいたら、世界平和!
なんて思ったりする。


気まぐれな、自由奔放なおもち。
芝犬のように、従順な感じはないけれど
それでもいつも、間違いなくそこにいてくれるおもちが、私は大好きだ。

(🔼おもちがまだ0歳のとき)

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