☆日本の接客とAI★
世界196カ国。
その中でも日本の接客レベルは、
世界でもトップクラスと言われているらしい。
それが本当かどうかはわかんない。
でも、
海外20カ国以上の海外のお店を利用したことのあるぼくの感覚では、
海外から日本に帰って来ると確かに、日本の接客は
「平均的にめちゃくちゃ丁寧でしっかりしているな〜」
と感じた。
お客さんのことを建てている気持ちが
行動、言動といったサービスとして表れている。
話は変わり、AI、機械化について。
「人々の仕事がAIや機械に取って代わる未来」という類のニュースや書籍、ネット記事などの情報を目にした、耳にしたことがある人も多いだろう。
近所のスーパーに行けば10年前にはなかった、セルフレジが昔から在ったかのように存在している。
今人間がやっている仕事を、代わりにロボットがやる未来が近づいている。
しかしそれでも、日本が活躍できることがあるんじゃないかと思った。
機械化されれば確かに人件費削減のため、人が機械に取って代わる。
でも、この世界トップクラスの接客レベルを持つ日本人の力をそのまま放ってしまうのはもったいないんじゃないかとぼくは思う。
全ての接客が失われるわけではないだろう。
でも、その大部分が失われてしまう可能性がある。
AIやロボットなどの機械化が進めば、
機械に代替する前の時代を過ごしてきた人はいずれ、〈 人との触れ合い 〉〈 心の触れ合い 〉を求めるようになるだろう。
自分の孫に、
「昔は人が精算してくれていたんだよ」と言っている未来もそう遠くはない。
良い接客を受けた経験がある人ほど、
"作業としての処理よりも、気持ちの伝わる接客"を欲すると思う。
そして今度は、効率よりも触れ合いの需要が高まっていくんじゃないのかな。
コロナ禍で「リモートワーク」や「オンライン飲み会」が急速に広まっていったが、
画面越しに話しているだけでも
やっぱり「実際に人と触れ合いたいな」と感じた人も多いと思う。
家族や恋人、友達がいる人もいれば、いない人もいる。
少子高齢化、核家族化、人との付き合い方の変化。
そんな状況が益々加速していく日本に、接客という役割の重要性は想像しているより高いと思う。
いや、きっと、
世界中が日本の接客を体験してみたいと思うかもしれない。
気遣い溢れる接客を受けた経験のある人ならば、
いずれ、その触れ合いが恋しくなる日がきっと来る。
効率化・コスト削減化によって、
人にとって大切なことを排除して仕舞えば、
[機械化は誰のためのものなのか]が分からなくなる。
日本は諸外国に比べて、
〈 0から1を生み出す作業は不得意 〉だが、
今までの歴史(自動車製造、新幹線etc..)が物語っているように
〈 1から、2や3へと進化させていくこと〉は得意。
そんな、
〈1を進化させていく日本の得意技〉と、
〈世界トップクラスの接客スキル〉を組み合わせられれば、
世界的にAIや機械化が"普通"になればなるほど、
日本はそれを逆手にとって、
さらに発展していけるポテンシャルは秘めているのかもしれないね。
ps.
どっち〈が〉良い、じゃなくて.
どっち〈も〉良い。
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