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寝たきりからの1歩

仕事、しなくちゃ

立ち上がらなきゃ

もう寝てばかりの日々はうんざりだ



寝たきりのような生活を送っていた私
考える力もなく、ただ生きてるだけだったけど
だんだん思考がハッキリしてきて
脳内がクリアになった感じ

そこでやっと思えた
このままじゃダメだって


仕事しなくちゃ


週1から働ける場所を見つけて
勢いで電話して面接をした
採用となり社会復帰が決まった

初めての日
緊張しすぎて吐きそうになった
言われてることもよく理解できなかったけど

自分がちゃんとしてるように見られてるのか
立ち方は変じゃないか
話し方は変じゃないか
そんなようなことばかりが頭の中をめぐってた

座ったりもできる立ち仕事だったけど
1時間立っていただけで息切れがした
目がチカチカして瞬きを頻繁にしてないといられなかった

そんな状態を5時間過ごして初日の労働は終了した

なんでこんなにダメなんだろうという気持ちも私を押しつぶすほどにあったのだけれど
私は仕事をしたんだ!働けたんだ!
寝たきりから前進できたんだ!

それがとても嬉しくて
何もまともにできていなかったというのに、働いたという事実が自信となって私を励ましてくれた

週に1回で1ヶ月
2ヶ月目は週2回
それを3ヶ月ほどやってから転職した

もともとやっていた業種を週に4回で

以前はどれだけ頑張れるかが私の中の課題だった
頑張って頑張って、キャパオーバーになる仕事もこぼれたら拾うようにしてこなしてきた

そんな働き方をしていたらまたすぐ壊れる

それは私も理解していたので
復帰して1番意識をしたのが
『どう手を抜くか』だった
サボるのではなく手を抜く

正直とても難しかった
頑張ることしかしてこなかったから頑張りすぎないでどう仕事をしたらいいのかわからなかった

そして必ず定時で上がる
残業はしない
頼まれても断れる気持ちの強さをもつ
私の業務はその時間内だけなのだ、と
自分に言い聞かせるようにした

これまでの私を少しずつ変えて
これからの私を少しずつつくって

この先もずっと働いていけるように
気をつけていこう



今はもう以前のように働くことはできないから

今の私なりの精一杯を



「今日も疲れたぁー」って
笑顔で言えるくらいの余力は残したい

笑って娘と一緒にご飯を食べられるゆとりは持ってたい


そうすればまた明日
私なりの精一杯で働けるから

2歩3歩と前へ進んでいけるから


ちゃんと進んでいけるから



1歩を踏み出せる前を書いてます
読んでもらえると嬉しいです∗︎*゚


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