マガジンのカバー画像

分岐点

2
私の生きる中で発生した分岐の話 1から読んでね
運営しているクリエイター

#小説

分岐点2

大学を辞めた後、私はフリーターとして世に放たれていた。大学生の頃から始めていた一人暮らしの家賃を賄う為、パチンコ屋にてホールのアルバイトをしていた。
今考えてみると、下手にコンビニに手を出すよりも時給が高く、そこまで仕事も難しく無く、更に感覚的にも苦ではなかった様に感じる。そこで働いていた2年という月日がそれを証明していた。
正直、今私が正社員として働いている今のこの状況の方が何倍も地獄である。

もっとみる