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年が明けた、それだけで救われることもある


今年は、なんだか変な年越しだった。
でも今年はいい1年になりそう。なるよ。


年末の実感はないまま

仕事をお休みしていることもあり、
とくに実感のないまま迎えた年末。

「仕事終わった!1年間お疲れ!」
「今年もよく働いたわ〜!」
「一旦仕事のこと忘れますw」


惰性で開いたInstagramに次々と流れてくる、仕事納め喜びの舞。
そっかー、世間的には明日から年末なんだなぁ。
昨年末の私に「仕事納め」という概念はなく、いつもと変わらない日常そのもので。


同じような年末感を味わえない自分は、取り残されている気分だった。「1年間お疲れ!」と言えない自分。
仕事、納めてないし。
ずっと足踏みしたまま、やり切った感もないし。


「私、こんな辛いのよ」って言うみたいで


世間の年末ムードになんとか乗っかりたくて、2021年の振り返りnoteを書こうと思った。
が、結局書かずに年を越してしまった。
書けなかった。いや、書かなかった?
まぁどっちでもいいや。


せっせと書いては消して、また書いては消して。
下書きには、未完成の振り返りnoteがまだ眠ったまま。
何度考えても、書き直しても、ぜんぶぜんぶ暗い話になってしまうのです。

たしかに、2021年は辛いことが多かった。

転職先でまさかの不当解雇。
人間の黒い部分に触れて、突然職を失った夏。
そのまま体調を崩し気がつけば年末。

でもさ?楽しいことも、嬉しいことも、
ワクワクしたこともたくさんあったじゃん。
新しい挑戦や出会いもあったし、
体調だって今はだいぶ良くなった。


それなのに、出てくるのはネガティブなことばかり。
辛いことばかり、しつこく思い返してしまう自分にも嫌気がさす。
自分からわざわざ辛くなりにいってるみたいで。
不幸自慢みたいで、悲劇のヒロインみたいで。

それが嫌で、もうやーめっぴ!って放り出してしまいました。



カウントダウン

そんなこんなで、少しの消化不良を残したまま迎えた大晦日。毎年恒例、ジャニーズのカウントダウンライブを見ながらの年越しです。

これを見ると、やっと年末って感じがする。やっと!
テンションは1人で爆上がりですよ。リモコンはペンライト代わりです。いぇい!いぇい!



でもね、なんでしょう。



TV画面の右下にでてきたカウントダウンを見つけて、
我に返るようにハッとなって。



8!7!6!


あ、今年が終わる。

5!4!3!


泣きまくった、2021年が

2!1!


終わる。

おめでとう〜〜〜!!!!!!



画面向こうのお祭り騒ぎとは対照に、
なぜだか涙が溢れ出した。



感情のジェットコースターどないなっとんねん!
突っ込まずにはいられない自分と、
あぁ、私、しんどかったんだなぁ。
溢れる涙と裏腹に冷静に考える、もう1人の自分。

辛いフリをしてたんじゃなくて、
本当に、私、心から辛かったんだな。
やっと認めることができた気がした。




泣いちゃうほど辛かったのに、よく生きたね。
そのぶん、いっぱい考えたね。
やさしい人になろうって、
強くなくてもいいから 自分らしくいようって、

思えたじゃん。




良くも悪くも私にしか生きられない2021年を、
ちゃんと生き抜いた。

2021年、全然前に進めてない。
世間から置いていかれてるみたい。
そう思って、自分への「お疲れさま」が素直に言えなかったけど、なんだめっちゃ頑張ってたんじゃん。



私は、がんばった。





年が明けたからと言って、何かが変わるわけではない。
明日もまた、いつもと同じ日がやってくる。
でも私にとって2021年が終わったということは、
辛かった1年が終わったということ。
年が明けて、またイチから。


今日からリセットされるんだ。



気持ちの問題だけど、それでいい。
それがいい。
きっかけは、なんだっていいからね。



TV画面に目をやると、
嵐のLove so sweetを後輩グループが歌っていた。




画面の向こうは、朝陽みたいにキラキラ眩しくて。
私も、いっぱい笑うんだ。
そんな1年になったらいいな、なんて。
傷ついた夢は昨日の彼方へ、もう夜明けにしよう。



”明けない夜はないよ”






遅くなりましたが、
新年明けましておめでとうございます。


何かのご縁でここまで読んでくださったあなたにとって、心地よく愉しい1年となりますように!









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