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Photo by
ggoomm
迷走ラプソディ
行きずりの欲望に
恋という名前をつければ
許されるような気がしたんだ
それはきれいでも 汚いものでも
なんでもないものだったけれど
あまりにたくさん溢れてるから
君との情事に平凡という名前をつけてみたら
本当につまらないもののようにみえて
すぐに捨ててしまったんだ
大切なこととそうでないことの
境界線はだいたいいつも曖昧だ
たいていのことは
現在進行中のときは早すぎて 過ぎてから気づく
だからバカな僕にでもみえるようにして欲しい
そうやって
行き当たりばったりで生きている僕を
君はピエロでも見るかのように
眺めているんだろうけれど
それ以外の生き方を知らないんだ
ありのままの僕をぶつけてみたら
君に泥水を投げかけないでって
怒られてしまった
まったくだ
僕だって泥水は嬉しくない
こんな僕も他人にはそれなりに礼儀正しいんだ
といっても、君は信じないだろう
真逆であるべきだったんだ
その都度なにかを学んでは忘れている
同じ間違いを繰り返しては
そのうちに
そこそこみたいなところを見つけてしまったんだ
きっと君はそんなの腐っているっていうかもしれないけど
僕はこれで結構 満足しているんだ
暇なら僕のアパートにでも遊びにおいで
君がまっとうだという社会よりも
いくらかましかもしれないよ
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