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生活をやめたくなるときがある

なんだか気分が落ち込む、なんだかしんどい、なんだかうまくいってない気がする

そういうときは大抵部屋が汚い。
床に置いたままの洗濯物、溜め込んだ食器。
散らかった部屋を眺めていると余計にやる気がなくなる。

散らかっているからと言ってなにか特別不便があるわけでも、困るわけでもないから別にいいのだけど
でもやっぱり気分は下がる。
でも、面倒くさい。はぁ。

毎日の晩ごはんを考えるのは正直疲れる。
あぁ洗剤が無くなりそう。買いに行かなきゃ。
ティッシュも、そろそろ切れるかも。
お弁当の作り置きしなきゃな。
今日はトイレ掃除しないと。
明日も仕事か。
仕事が終わったら、食材の買い出し行かなきゃな。

楽しいことがないわけじゃない。
不満があるわけでもない。
むしろ予定はたくさんあるはずなのに。

だけど、それがモチベーションにならずに
生活をするのをやめたくなるときがある。
生きていくことに伴って発生する行動のすべてを放棄したくなる。

家事が特別嫌いなわけじゃない。
だけど、「やらなきゃ」の義務感にしんどくなる。
そして「やらなきゃいけないのにできてない自分」が嫌になる。


動物園のパンダになりたい。
かわいいと愛され、人を癒し、ご飯を食べて、遊んで、眠る。
暇だなぁとか思うのかな。
そもそも「暇」なんて概念、あるのかな。

みんな何して、何を考えて、どうやって生きてるんだろう。

満員電車で乗り合わせたサラリーマン
道ですれ違った3人家族
いつもの警備のおじさん
赤の他人を見るとふと考えてしまう。

今日はどんな気分?家族はいる?一人暮らし?仕事はしてる?どんな仕事?休日は?趣味は?どんな過去があるの?今何を考えてる?あなたの信念は?どんな価値観を持ってる?

自分の人生に集中しなよって話なんだけど。

誰かの話を聞いて、励まされたいのかもしれない。安心したいのかもしれない。大丈夫だと思いたいのかもしれない。やる気を出したいのかもしれない。

とにかく無性に、自分の人生という名の生活のすべてを投げ出したくなる時がある。

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