20200824
街を歩いてても雑誌を見ていても、今の子たちは背が高く手足が長くスタイルの良い子が多い。
かく言う私も、背が高い。
小学生ですでに160cm以上あったと思う。
背の順に並ぶといつも一番後ろ。
だからか、背後に人が立つと今も背中がぞわぞわする。
ゴルゴ13の主人公みたいな大人になった。
その後も身長はぐんぐん伸び、現在170cmほどある。
おそらく今後は縮んでいく一方となるだろう。
実際、去年の身長は168cmだった。
30年ほど前は女子は小さくて華奢な女の子が大多数であった。
なので当時はやっていた洋服ブランド「NICE CLAUP」や「agnes b.」では私が着れるようなサイズがなかった。
背は大きく、手足も中途半端に長く、何といっても肩幅がもはや競泳選手の鍛え抜かれたソレのように仕上がってる。
学生時代、とても仲の良かった幼馴染は小さく華奢で、同い年の私が守りたくなるほどのかわいらしさ。
一緒にショッピングに行けば、好みの洋服を見つけてはすぐに試着。
試着室から出てきた友人を見て店員さんのセールストークも熱を帯びる。
一方、私はサイズ重視で洋服を見つけていく買い物の仕方で、譲れないのは、Lサイズで肩幅が目立たないようなデザイン。
店頭にFREE・S・Mサイズが多いともうそのお店はあきらめる。
そこで、Lサイズを見つけるのは、まさに至難の業で時間の無駄。
その時点で心と足先はすでに出口へ向かってる。
フリーサイズって今は分からないけど、基本的に160cmくらいの女性の体を考えて作られてたのではないか。
規格外なのは私なんだと、少なからずショックを受けた10代だった。
この身長を生かすには太らないように気を付けようと思った20代前半。
時間不規則でハードな仕事についた20代中盤から後半。
数年で一気に10キロ太り30代突入。
すでに代謝が悪くなり、痩せようにも痩せられない。
そんなこんなで40代の私は30代の頃よりまた増量して現在に至るわけだ。
あの時、仕事終わりで夜中の12時過ぎに焼肉だのお好み焼きだのパスタだの・・連日連夜繰り出さなければ、肩幅に加えてこの二の腕と腰回りのポヨポヨは育ちすぎなかったのだろうか。
悔やんでも悔やみきれない。
会社のみんなと仕事終わりの深夜の異様なテンションで食べたあの夢のような楽しい時間。
楽しい記憶と共に脂肪となって私の体に深く、深く、深く、今も刻み込まれている。
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