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(11) 姐さん、夏の大移動 2023 〜 ①そうだ、金沢行ってたんじゃない

紅葉もそろそろ色づいて。
もみもみしたくて焦らされて。

せっかく暑いのが終わったと思って安心していた日本国民の皆さま、姐さんは暑い真っ只中に行っておりましたよ、金沢に。


こちら第一日目。



金沢MAP




第二日目は、町の中心部金沢城観光から。



まずは金ピカ兜の加賀藩主、前田利家公にご挨拶。
夏は蛍もやってくる、すぐ脇に続く白鳥路。
きゃわゆいん銅像と青トンボ。
もちろん金沢三文豪も健在。
ご存知でしょうか?
左から、室生犀星泉鏡花徳田秋声
ぐるっと回って大手門から入りますん。
国指定史跡、金沢城公園
前田利家の家紋、梅の花びらをした
「加賀梅鉢」が配されて。
なんか正面から入らなかったんで
ちらりんとしか見えなくて。
ばーん!
と目の前に仁王立ちされたものの、
ちっさ!
この暑さの中、写生をする小学生達。
引率するのはガイジン先生。
「大変日本語がお上手でいらっしゃる。
しかしその訛り、おフランス人でござんすね?」
「姐さん、よくわかりましたね。」
「ふっ、姐さんにかかっちゃ全部お見通し。
ゲージツ家肌でトーキョーは人が多すぎっ!
とか言って腰を据えた小京都、金沢。
朝一スケッチからのピクニック。
午後から涼しいお部屋で絵の具を使ったお絵描き教室。
おフランスの定番べべちゃんシッターで喜ぶ
日本人ママの顔が浮かぶぜよ。
ついでにアータ、おフランス人でありながら、
〈子供英語教室〉とかも
やっちゃってたりするんじゃないんですかい?」
それでは姐さんも失礼して、ココで10分間スケッチを。
娘ちゃんとやってみた。
ゴメン、娘ちゃんのが上手いかも😅
何故だかよじれる橋の欄干。
ここは明治以降の復元なんだそうですが、
それにしても石垣が美しい。
やっと石川門へ出て来ました。
ほっと一息、お腹が減った。
そして涼しくなりたい。
あぁ、キミは白ユリのようなヒトだっ。
とか言われてみたいん♥
そしてやって来ました。お次は特別名勝・兼六園。
日本三名園の一つ。
兼六園は、相反する六つの景観を兼ねている庭園。
その六つの景観とは、
宏大・幽邃・人力・蒼古・水泉・眺望



宏大 (こうだい)
ひろびろと
幽邃  (ゆうすい)
静寂と奥深さ
人力 (じんりょく)
人の手加わり
蒼古 (そうこ)
古びた趣き
水泉 (すいせん)
滝や池
眺望 (ちょうぼう)
遠くは見えるのか

庭園に入る前から兼ね備えているらしい。

それではこれから中へ。

はて、六勝は見つけられるのか。
宏大 

そろそろ落ちる紅葉があはん♥でしょうに。
幽邃、静寂

ほらほら、まだこんなに青くって。
幽邃、奥深さ
人力

徽軫灯籠(ことじとうろう)
形が楽器の琴の糸を支え、音を調整する琴柱(ことじ)に似ているため。
奥に見える唐崎松も凄い。
蒼古

風情ですねぇ。こんな暑いんじゃ、思わずイッちゃう!
アイスクリームばかり見慣れている姐さんには、
このレトロなかき氷機が妙によじれるん。
水泉

あれだけ敬遠していた練乳ウマい。
だけどコピには入れないで。
眺望 

池の淵から美女の横顔
池の淵から恋の予感。
鯉の横顔バクバクこわい。
幽邃

気持ちを鎮めましょう。
姐さんとこにもがっぽり来ますよ〜に。
外へ出て和菓子は素通り。
お土産に箸置きでも買っておおき!
いやいや、コレは古九谷じゃないっしょ😁


石川県立美術館サイトより

石川県の焼物は「九谷焼」と言って、豪快な緑と黄色が特徴。金彩色は意外と新しく明治期から。
特に「古九谷」と言ったら年代としては、1655年〜1700年のたった50年間のモノだけ。
陶工・後藤才治郎が、加賀藩の命により九谷村で開窯。
一旦閉窯したものの、1807年に京都の青木木米を招いて再興しておりますん。



そそ、覚えてらっしゃいます?
いつぞやの木米さん。


こちらアンティーク・クタニ。
約100年前の九谷焼。
ってーと1920年代、大正初期でんな。
新しい、新しい。
お、浦島太郎さんシリーズ。
竜宮城気分が楽しめるってー寸法だ。
ですよね、六さん。



そしてお楽しみはまだつづく!


いやん♥




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