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(25)姐さんのひらりん、ちと帰国 2024冬! 〜 そとがわ外川、ありがとう外川
やっと出たー、な続編です。
前回は、銚子電鉄で前から後ろから大ハッスルした姐さんでした!
おかげで、こんなご褒美、いただきましたん。
みなさま、ありがとうございますん🥰
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ということで、今回は銚子電鉄終点のそとがわ外川、ありがとう外川駅から降り立って、町をぶらりんさんぽしちゃいます!
駅を出たらそのまままっすぐ坂道を下りてゆくと、見えたー🙌また海だっ。
あ、また、ってーのはこないだのミニバカンスのイビザ島以来ってことで。
やっぱり姐さん海がスキなのね。
さすが海なし県埼玉は川越の小江戸っ子。
ほんわか気分でええなぁ。
そう言えば、電車の中で偶然知り合った女性、乗り鉄中は電車に夢中になりすぎて忘れてましたが、ここに来てやっと、
「お名前は?」
「K子です😊」
「どちらからいらっしゃったんですか?」
「今は箱崎に住んでるんですが、実家は所沢なんです。」
へ!? 今なんて?
なんやご近所さんやないの〜。
姐さんの実家川越 − 所沢なんて車で30分ぐらいなもんでっせ。
やはり海なし県だから、海好きさいたま県民かっ!
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そんなおしゃべりをしながらしばらく歩くと、外川漁港に到着。
青空が目に染みる〜。
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銚子は黒潮の流れのおかげで、とても良い漁場であったため、なんと江戸時代初期 (1658年頃)に築港。
「銚子は江戸の台所」と言われここから利根川水運を利用し江戸と直結!
昭和になって千葉県がより近代的な漁港に整備しました。
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普段は、「銚子つりキンメ」がたくさん捕れて賑やかなのでしょうが、本日日曜日。
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静かな港でぼーっとできます。
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ぼーっとしたくない方は、こちらで踊っちゃって下さいませ。
さて、みなさん「海のシルクロード」なるもののお話はご存知か。
江戸時代に築港されたこの外川。その中心人物の名は崎山治郎右衛門。この男、紀州和歌山広村の漁師。当時漁労技術先進国であった紀州は、和船を操り黒潮に乗って最東端の銚子へと流れ着く。折しも海は荒れ、危ないところをこの土地の人に助けられる。いやはや情の深い紀州人、助けてもらった恩返し、町を整備し人を呼び寄せ、イワシを求め賑わった! こうして房総沿岸は、土地の理似たりの紀州の移民で「海のシルクロード」となったとな。これも黒潮が結ぶ縁。
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そして、この右側に見えるんが千騎ヶ岩(せんがいわ)。
千葉県最古の2億年前の地層でできているそう。
源義経が千騎の兵を隠した場所、という伝説が残っているそう。
いやー、でも静かです。
なんや、姐さんまっすぐ撮ろうと思えばできるんですね。
いつも斜めの写真ばっかりなんで。
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こちらは、屏風ヶ浦。
遠すぎてよくわかりませんが、下総台地が荒波に削られた高さ20~60mの海食断崖絶壁が10kmも続く天然記念物。
約300万年前から約10万年前(!) の美しい縞模様の地層が特徴的。
ここから夕陽はさぞ美しいことでしょうねぇ。
いかん、姐さん先を急がなくては。
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詳しい解説に悠久のときを感じます。
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葛飾北斎、各地の漁をテーマとしたシリーズ「千絵の海」で、描いてました。「総州 銚子」。
崎山治郎右衛門もびっくりだ!
船の難所としても知られる銚子の海に出た漁船が波に翻弄される様子をパシャリ。やっぱりね〜。
また違った波の表現であはん♥
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どうやらここは富士山も見えるスポットらしんですが...
しーん...としてます。
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そしてもう少し行くと、見えてきます。
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さて、この岩、何の形に見えるでしょ〜か?
そう、お犬様〜🐕
こちら犬岩。
先程の源義経再び。置いてきぼりにされた義経の愛犬、若丸が7日7晩泣き続けついに8日目に岩になったという。
ガンバったんやねぇ。
今でも地名は、犬岩です。
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崎山治郎右衛門時代には、この丘陵を使い魚を干していたとか。
そしてこの斜面に碁盤目状の街区を整備し、漁港に仕事をしに向かったのでしょうね。
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しかし上りは結構キツいのであった...
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おネコさま、ご機嫌麗しゅう。
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この坂道も漁船の出入りを確認出来るよう、すべての坂から漁港が見下ろせるように造られているそうです。
確かに。
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だけど意外と町は寂れていて、荒家が多い。
または建て替えたばかりでまっさら。
この辺も昭和感たっぷりのレトロっぷり。
かつての漁師長屋かのう。
姐さんお子ちゃまだった頃はこんなお家が多かったように思います。
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坂を上り切ると元商店街だったらしき通りへ。
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さて、ここは何屋さんでしょ〜か?
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そして、めーっけ!
外川ミニ郷土資料館。
同時に、「活魚問屋 島長水産」。
やや、こりゃまぢ『澪つくし』の海モンですな。
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さすがに恐る恐る「お邪魔しま〜す。」
「は〜い、いらっしゃ〜い」
というおばちゃんの声に迎えられ、
「はい、うちはまずお魚屋さんですからね。ここで加工とかしてるんです。」
と、ガーっと開けられる倉庫中。
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「はい、閉めますよ〜。」
でガーっ。
一瞬、何やった?
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「はい、こちらで捕れたお魚真空パックにして売らしてもらってま。これで鮮度はバッチリね。」
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そう、コレが名物、銚子のつりキンメちゃん。
ステキ!
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ほー、あわびってこのくらいの値段なのか。
でも銚子の町の居酒屋さん、果ては東京のお寿司屋さんなんか行っちゃったらめちゃ高になるんやろな。
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そしてここからがホントの資料館。
おばちゃん、いや館長、一生懸命説明してくれました。
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ここでも崎山治郎右衛門のお名前が!
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姐さん的にはこのイラストがお気に入り!
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千騎ヶ岩の見える古いお写真で、昔の様子がよくわかります。
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きっと地元の皆さんからの貴重な資料が集まってきてるんでしょう。
漁業発展の歴史がここに。
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この左の写真よじれますん。
紀州から移住してきたひとの暮らしぶりがわかるような、雑誌に載ったらしいルポルタージュ。
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こちら外川港全景。
今は海洋レジャーも盛んで、ヨットやクルーザーも多数。イルカウォッチングの船も出航しているようです。
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『澪つくし』資料も忘れずに。
最後に、
「お写真撮らせて頂いてよろしいですか?」
「はい、キレイに撮ってね。」
とポーズ。慣れてらっしゃる。
おばちゃん...いや館長、キレイです。
いろいろありがとう外川🥰
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それでは、銚子ばやしを聞きながらながらまた次へ!
いやん♥
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