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"絵への愛を思い出すまで"を終えて


心と体が今とっても軽くて


絵を描くって


ものづくりって


こんなに楽しかったんだ。


なにかを表現するって


こんなに軽やかで


怖くなかったんだ。


そう感じる自分がいます。


今までの人生であまり

味わうことのなかった感覚を

とても久しぶりのような感覚を

深呼吸するように、味わっています。



今は、一体


何にあんなに怯えていたのだろう


と、夢から醒めたような気持ちです。


ずっと言われ続けてきた


『怖くないよ大丈夫だよ。』

という、その本当の意味を

体で体感しています。



ふと、今までの絵のおはなしに対して


文章を綴った内容の簡単な内訳を

説明した言葉を添えてみたいなと思ったので

下記にそれぞれリンクとともに添えてみます。


▶︎ 絵のおはなし
https://note.com/_me/n/n737d012d003a
〜絵が大好きだった子ども時代〜


▶︎ 絵への愛を思い出すまで 1
https://note.com/_me/n/n410a20decbbd
〜ひらかれた本音の扉〜


▶︎ 絵への愛を思い出すまで 2
https://note.com/_me/n/ndfea6ab16561
〜概念からの脱却〜


▶︎ 絵への愛を思い出すまで 3
https://note.com/_me/n/nb60ba0a0c94f
〜心の反応からやりたいことを見つける〜


▶︎ 絵への愛を思い出すまで 4
https://note.com/_me/n/nc9088fad173f
〜できるできないではなく挑戦する〜


▶︎ 絵への愛を思い出すまで 5
https://note.com/_me/n/n97e024981587
〜絵を売ることと向き合う〜


▶︎ 絵への愛を思い出すまで 6
https://note.com/_me/n/n52fb9032223a
〜奪われるという幻想を手放す〜


▶︎ 絵への愛を思い出すまで 7
https://note.com/_me/n/nefa96cdccdbe
〜表現が怖いのはトラウマだった〜


最初に絵のおはなしで

ひとつの物語のように感じるので

かきますとお話していました。

その時は具体的に何を書くか

内容は決まっていなかったのですが

ここ約2年くらいのあいだに

私の感覚が次へ次へと

変わっていくような

切り替わるような感覚やメッセージが

何度もありました。

その感覚が起きたときの出来事を

集めてお話のようにしたら

物語のようになにかがみえるかもしれない

そう思って始めたことでした。


結果として

本音の扉がひらき

ひとつずつ思い出しては対峙し

最後にトラウマの核となる部分を

見つけるという

トラウマケア、回復の順序を

辿るような内容にもなっていたように思います。


トラウマの記憶は冷凍保存されると

表現されることがあるそうです。

すべてを書き終えて

気付いたのは

想像以上の絵に対する想いの強さと

体が自分を守ろうとする本能の力の

凄さでした。

まさに、全てが無意識下で行われ

冷凍保存のようだと感じました。

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自分の心身に起きていることの

1番の根本問題や原因に触れられるのは

1番最後なんだと改めて体感しました。


回復プロセスを経て

長年悩んでいた原因不明の

異常なほどの恐怖心と警戒心。

幻聴や震え、動悸、体の硬直が治り

トラウマケアにも興味がわきました。


プロセスについて調べてみると

トラウマの回復段階は3段階あるとのこと。

下記の色がついた部分は

とてもわかりやすかったので

こちらのサイトから引用させていただきました。

https://felien.co.jp/counseling/symptom/ptsd/

段階を少し自分の体験にも当てはめてみます⬇︎



第1段階「安全の確保」

この段階ではまだ自己への信頼と他者への信頼がうまく築けず社会や世界に対する不信感が強かったり、孤立感や孤独感が強くて心が不安定なのでまずは安全な場所をつくる。
安心できる人と居る。
ということがとても大事。

心を閉じてしまってから
誰に何を言われても受け取れなかった私が
結婚をして、家で製作をしていると
本当にえいみが作ってるものは良いよと
価値があるよ、素敵だよと何度も何度も
夫が真剣に伝えてくれました。
友人たちも何度も真剣に伝えてくれて
本当にそう思っても良いのかな…?
と少しずつ思えるようになったのが
扉が開いたきっかけでもあったように思います。

第2段階「想起と服喪・追悼」

この段階ではトラウマとなった出来事と
対決し、語るというステップを踏みます。

次の一歩は、トラウマとなった出来事を追って
時間の前後関係と歴史的文脈との方向づけのしっかりした物語を再構成していきます。 トラウマによって失うことがあることはどうしても避けられません。喪失を悼むことは回復のこの段階においてもっとも必要な作業です。これはとても辛い作業ですが、癒しの重要な部分です。


あの時悲しかったな、辛かったなと
当時の気持ちをそのままもう一度感じたあと

今の(安全が確保された)自分から見つめ

本当に自分はそういった出来事にあわなくてはいけないような存在だったのかということと、当時の本音はどうだったのかということを探しに行きました。再構築ですね。

この段階では家族や友人に話すことや
スピリチュアルヒーラーさん達の力も借りました。
発達障害の診断と
カウンセリングを受けたことも大きかったです。
ブログという場所に公開するために自分と丁寧に対話するということも大きな癒しでした。

私自身のセルフケアだけでは
決して至れなかったと思っています。


第3段階「通常生活との再結合」

過去との和解を達成した後、新しい自己を成長させ、自分を支える信念を改めて発見し、新しい関係を育て、未来を創造する段階です。第三段階の過程において、トラウマ以前の時期、トラウマ体験、そして回復の時期を振り返って、そこから自分がもっと高く評価する自分の面(複数)を改めて引き出します。

絵のおはなしを終えてみて
欠落していたと思っていた自分の側面に
新たな意味を見出せるようになりました。

ずっと闇だと思っていたものが光でもあったのだということに気付き、見方が変化しました。


ここからがまた

新しい物語のはじまりなのだと感じています。


不思議な感覚なのですが

さぁやってやるぞ!という暑苦しいものでもなく

本当に私に出来るのかという
必要以上に不安になったり心配するでもなく

今はとてもニュートラルな気持ちです。

何かができても、できなくても

売れるのか、売れないのかすらも

私にとって結果はもうどちらでもよくて

過程が楽しくて仕方ないのです。


ただ淡々と、今の私にできることを

長く続けていきたい。

私は私の大好きなことを

命をかけて生涯やり続けたい。

そんなしずかにもえているような感覚です。


この気持ちこそが
ずっとずっと求めていた感覚です。


不安定さを抱えながら

フラフラグラグラとこれまでやってきて

やっとぐんと1つの芯が生まれ

真ん中に立てていると

感じています。

これを覚悟と、いうのかもしれません。



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今までの、絵を愛していた

すべての私にありがとうを贈ります。



またこれからものづくりの道を

歩むなかで起こる気付きも

記事にしていきますね^^

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