息子に正直に言えてよかった〜娘と違う対応になってもよしとする
私の誕生日に娘がプレゼントしてくれた手紙には、次の言葉がありました。
「好きなことを好きな時に好きなだけできる」
という言葉から思い出したのが、娘が小学6年生のころのこと。
中学受験に専念すべきだと考えるぱぱ(私の夫)に言われていたんですよね。
「いつまでバレエをやってるんや!」
って。
そんな夫に私は反論し、娘が自分の納得がいくところまでバレエを続けられるよう応援していたのでした。
そんな私の想いが娘に伝わっていたことに、涙腺が緩んだ手紙だったのです。
娘と息子を同じように愛しているの?
いつも私の記事を読んでくださっている方は、
「あれ?」
と思われたかもしれません。
「少年野球チームに入りたいという息子の願いを、叶えなかったのでは?」って。
そうなんです。
私は、娘のバレエのようには、息子の少年野球を応援できなかったのです。
当時、野球チームに入っていたママ友達から
「土日祝すべて練習か試合」
と聞いて、あまりにも拘束時間が長すぎると感じました。
「子どもにいろんな経験を積ませたい」
と願っていた私には、野球のために他のことができなくなることが、どうしても許容できないのです。
それに、お茶当番に代表される〈主に母親に対するサポート要請〉にも、納得がいきません。
野球に対してバレエほどの興味を持てなかった、ということもあります。
そんな私が息子に伝えたのは、次のこと。
「息子くん、ごめんやけど、ママには少年野球のサポートはできない。
毎週土日のお茶当番や、ユニフォームのお洗濯は、ママにはできないの」
その結果がどうなったのかは、こちらから▼
正直に言えた自分に花まる!
当時をふりかえって、私は自分の選択に後悔はありません。
息子自身はいろいろと思うところがあったとしても、です。
野球のサポートはできなかったけれど、息子の幸せを願う気持ちに嘘偽りはないからです。
〈いいお母さん〉であろうとするのを諦めて、
「私には無理」
と正直に言えた自分に、
「よくやった!」
と言ってあげたいんです。
家事育児と仕事の両立に自転車操業が続いていた当時の私は、
「あなたに野球は合わないと思う」
のように、〈あなたのために言ってるのよ〉という雰囲気を醸し出しながらドリームキラーになりかねない状況でした。
〈いいお母さん〉ぶりそうになる、ギリギリのライン。
もしも、
〈自分が無理をしてでも、子どもの応援をするいいお母さんでなくちゃ〉
と息子のリクエストに応えていたら、
「あなたのためにママはこんなにがんばってるのよ!」
なんて、恩着せがましいことを言いかねないほど、余裕がなかったんです。
ただ、いま思えば、
「私は野球に興味がないわ」
のように、直接的に息子を傷つけるようなことは言わずにはすんではいたようです。
自分の選択を後悔しない
自分の気持ち的にも時間的にも、息子がやりたがった少年野球をサポートできなかったけれど、
「〈やらなかった後悔〉は必要ない」
と本気で思っています。
だって、どんな出来事もニュートラルなんですもの。
Dr ジョン・F・ディマティーニの教えから、罪悪感なくそれを実感できるようになりました。
息子も娘も愛してるって言える?
ここまで読んできたあなたは、
こんなふうに感じられたかもしれません。
でも、私は思うんです。
いくら子どもの願いを叶えたいと思っても、自分を犠牲にするほどの無理はしなくていいって。
どうぞ無理はなさらずに。
〈子どもには〇〇をさせねば〉とか、
〈母親たるものこうあるべき〉といった
〈ねば・べき思考〉や、
〈自分は正しくて、相手が間違っている〉
といった正邪の判断は、いったんワキに置きましょう。
「正直、私はこう思うんだ」
素直がいちばん。
(ただし、相手が大切にしていることに対してネガティブなことは言いません)
Iメッセージで、正直な気持ちを伝えてみませんか?
〈いいお母さん〉の仮面に限界を感じていた自分に気づけてよかった……と思う私は、子どもを愛するお母さん&お父さんを応援しています。
※記事を公開したのち、公文式に関するエピソードを削りました。
また後日、別の記事にいたします。
「私が私である」ことの確信へ導く魔法使い
御影石 千夏
*追伸*
「無理はしないで」と言われても、日々の子育てのなかで、
「私がやらなきゃ、誰がするの?」
「このままでいいの?」
といった悩みが尽きない……
そんな方は、コーチである私とオンラインでお話してみませんか?
誕生日の逆プレゼント企画として、ご招待しています。
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▼家族も自分も幸せになる秘訣を綴っています(Kindle Unlimited対象)
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