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保育園が私を母親として育ててくれた

小学校に進学を控えて、そわそわする時期になりましたね。

「もう?」
と淋しく感じる?

「ようやく」
とホッとする?

あなたはどちらでしたか?
私は寂しい派、でした。保育園が大好きだったからです。

今回は、息子(19歳)と娘(17歳)の保育園時代を思い出してみました。

もうひとつの家だった保育園


息子は3歳から、娘は1歳からお世話になった保育園。(息子にとって4つ目の園でした)

子どもたちにとっては、〈もうひとつの家〉だったように思います。

なにしろ、月曜日から金曜日まで、毎日10時間以上。起きている時間で考えれば、園での時間のほうが長いんですもの。

天然木の床に、ピアノ、数え切れないほどの絵本、たくさんの積み木や木製のおままごとセット、布製のルドルフ人形……

毎朝、羅臼昆布と鰹節からとる出汁の香りが広がる保育園は、私にとっても心地よい空間でした。

仕事で大変だった時期に
(私はこの保育園で子どもたちが過ごせるように働いているんだ)
と考えるほど、大好きだったんです。

「母親」であることを実感させてもらった保育参加


「いつでも保育参加にいらしてくださいね」
というお言葉に甘えて、私は何度となくお邪魔しました。


そう。「見学」でも「参観」でもなく、保育「参加」。

子どもたちと一緒に礼拝に出て、お庭やお部屋で遊んで、ごはんを食べて、お昼寝の前にはお着替えを手伝って、絵本を読み聞かせ。

楽しかったなあ♪

読み聞かせの時に、私の膝に座りたい子どもたちで取り合いになり、娘が号泣したこともありました。

お庭で遊びのときに、お友達が私の両手をつないで離さないことに対して、息子がわんわん泣いたことも。

子どもたちが本気で泣いているのを見て、
「ああ、ちゃんと私をお母さんって思ってくれているんだなあ」
って、なんだか嬉しかったのを、懐かしく思い出します。

「卒乳」を見守ってくださった先生


娘はおっぱいが大好きで、くわえずに眠れるようになったのは3歳直前でした。断乳するつもりだったのですが、できなかったんです。

長いトンネルを走るバスの中で
「おっぱいー!おっぱいー!」
と、ふんぞり返って号泣されて、断念。

担任の先生に相談すると、
「無理に断乳しなくても大丈夫です」
と笑顔が返ってきて、泣けました。

1歳児クラスの先生方は、お昼寝のたびに抱っこやおんぶで娘をあやしてくださいました。おんぶと抱っこの時間、きっと私がしてきた以上に長かったと思います。

子どものタイミングを温かく見守ってくださった先生方に、どれほど感謝してもしきれません。

毎日が宝ものでした


こうして思い出してみると、不思議。あんなに毎日時間に追われていたのに、キラキラと輝く思い出がいっぱいある!

息を弾ませて駆けつけた私に、
「えー?!もう、お迎えー?」
と口を尖らせていた子どもたち。かわいかったなあ♪

子どもたちがすくすくと成長できたのも、先生たち・お友達からいっぱい愛されて、豊かな時間をゆったりと過ごさせていただいたおかげさまです。

私を母親として育ててくれた保育園


家事が苦手で段取りが悪い私は、子どもの寝かしつけが毎晩遅くなるのが悩みでした。ため息をついたり、イライラしたり、子どもに当たったこともありました。
食事がちゃんと作れないこともありました。

そんなとき、私は自分に言い聞かせていたんです。

「大丈夫!保育園の食事は、栄養いっぱいで美味しいんだから」
「大丈夫!育児は量より質よ」
って。

私の心の余裕のなさから、子どもたちにストレスをかけてしまっても、保育園ではきっとゆったり過ごしているはず。

それを信じて、〈できない自分〉を責めるのをほどほどにすることができました。

先生方の笑顔と
「行ってらっしゃい」
「お帰りなさい」
の言葉が、仕事と家事・育児でパツパツだった私をいつも支えてくれていたんです。

「できることもあれば、できないこともある」
「できないことは……できないのよ」
と私が受け入れられたのは、

「私ができないことは、保育園でカバーしていただいている」
と信じていたからこそ。

あの保育園で先生方に出会っていなければ、きっと私は思い詰め、前に進めなくなっていたことでしょう。

「私は私なりの母親であろう」
そう思えるようになったのは、先生方のおかげさまです。

卒園式では、私のほうが別れがたくて、涙が出ました。今も感謝の気持ちでいっぱいです。

こんなに素敵な保育園で育った息子は、幼児教育の道に進むことを目指しています。保育園で育んできた大きな愛を、今後は息子が返していくことを思うと、私まで幸せな気持ちになります。

ワーキングマザーのあなたへ

「保育園に入れるなんて、かわいそう」
そんな言葉を耳にすることがあるかもしれません。

でも、大丈夫!
保育園には素晴らしい先生方がいらっしゃいます。お友達との時間もまた、何ものにも変えがたいものです。

大丈夫!
子どもはちゃーんと育ちます。

そして、あなたもまた、ちゃーんと親として育っていきます。
「子育ては質より量」
親子で愛を育んでいきましょう!


あなたのドリームサポーター
御影石 千夏 (みかげいし ちなつ)

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