2020/9/29 「母校」

母校を約6年ぶりくらいに訪れた。

不思議なもので、中学校時代を振り返るとずっと前のこと、ずいぶんと時間が経ってしまったと感じるのに、校舎に足を踏み入れてみるとつい最近のことのように中学生の感覚を覚えていた。

毎日のように使っていたテニス部の部室はなんら変わりがなかった。

段差に座って通学靴からシューズに履き替えていたことも、感覚として記憶していた。

でも、その頃、靴を履き替えていた当事者ではないからなのか、どうも感覚はあるのにしっくりこなかった。


上からなのか、ななめからなのか。
すごく客観的に見ていた。見下ろしているようだった。


まあ、当たり前といえば当たり前のことなのだが…。


感覚はまだそのまま残っているのに、大人になったのだ。
成長したのだ。


凄く狭い世界で生きていたもんだな。昔は。


十年後、20歳の私が生きている世界を振り返ったとき、今と同じように
「昔は、狭い世界で生きていたなぁ」と思うのだろうか。


結局世界は広いのか、それとも狭いのか。


敢えて世間のことを全然知らない20歳の生意気が答えを出すとすれば、
後者だと思っている。

六年前に想像していた世界よりもずっと狭い世界に今の私が生きているからだ。


不思議なもので。
幼稚園や小学校に通っていた時のほうが、広い世界に生きていられた気がしている。



またね👋



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