くよくよしてもしかたがない!
Ҩ……本日、新刊が発売されました......✍︎
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ある日、旦那さんは日々の外での仕事がつらいと言って、奥さんと仕事をとりかえっこすることにしました。奥さんの家事の方が楽だと思ったのです。ところが、実際にやってみたらどうでしょう。何もかもうまくいきません。最後には暖炉に宙吊りになってしまい……いったい何があったの⁇
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この本は『#100まんびきのねこ 』で有名なワンダ・ガアグの作品で『すんだことは すんだこと』(福音館書店 1991)の復刊、新訳です。
この昔話は、すでに日本でも複数の翻訳本が出ていて、中には、このガアグの再話を底本にしているものもあります。私としては珍しく、新訳を依頼された仕事だったので、類書もよく読んで勉強しました。
また、ガアグの作品では以前『#みえないこいぬぽっち 』(好学社)も翻訳しましたが『みえないこいぬぽっち』は、ガアグの創作で、今回は昔話の再話です。なので、今一度、ガアグの人生や、グリム童話の再話にかけた思いなどを頭に入れ、翻訳にあたりました。その副産物として? 巻末のあとがきには、簡単ですが、ガアグのプロフィールも載せることができました。
それから復刊にあたり、この本の原書を取り寄せ、瑞雲舎さんと研究しました。この本は、海外でもいろんな版元から、何度も復刊されているのですが、とにかく最初の本を参考にしようということで、何とか初版本を発掘したところ(初版は1935年、89年前!)本の冒頭にカラー口絵が付いていました!
ということで、今回は、その口絵も収録されています。本当は、本のサイズも原書と合わせたかったのですが、原書があまりに小さかったので、今回は通常のA5版にしました。ですが、中のイラストの大きさは、旧版よりぎゅっと縮めて、原書の大きさに近づけ、より緻密に、よりきれいになりました。また旧版は、横書きでしたが、今回は、のら書店さんのグリム同様、縦書きにしています。
とにもかくにも、このお話は昔話ですから、声に出して読むのが一番! ぜひ、親子で読んで笑って、くよくよした気分を吹き飛ばしましょう!
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