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南インドでバックウォータークルーズ

わたしたちは結婚式を挙げていません。

そのかわり、旅行にはたくさん行きました。

その中でも彼が新婚旅行だと言い張る南インド旅行。そのハイライトだったバックウォータークルーズ。

わたしは文章を書いているとついついネガティブになりがちなので

きょうはいつもと違う風景で、ゆったりリラックスしてもらえたらいいなあと思っています。


もともとは友人の結婚式に出席するためにインド・ムンバイ行きの航空券を予約しました。

しかし出発の2週間前、ムンバイでテロが発生

かなり悩んだ挙句、申し訳ないですが、出席を辞退させていただくことに。

航空券は捨てる覚悟だったのですが、その友人が日にちを変える手続き方法を探してくれ、4か月後インドを旅行者として訪れることができました。

なんていいやつなんだ。

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コーチンの南側はバックウォーター(水郷地帯)になっていて、舟で巡ることができます。私たちは現地で一泊のコースを申し込みました。運転手とコック、エンジニアを雇い、ボートで一泊・3食付きで5000円くらい。ちなみに他の日に泊まっていた宿は二人で600~1000円くらいでした。

ボートは狭い水路をゆっくりゆっくりすすみます。初めはおもしろくてあちこち写真を撮るのに忙しいのですが、ざぶざぶという水の音とエンジン音、たまに岸辺から声をかけてくる人々の声、その生活風景、鳥の声、高い湿度と美しい緑。それらに圧倒され、ただリラックスしてゆきます。

コックさんが一日目の昼食を運んできてくれました。

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お魚・お野菜たっぷりで、カレーも辛くなく、健康的でとてもおいしい料理ばかりです。量はかなり多め。暑さであまり食欲もなかったのですが、おなか一杯になるまで食べました。

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ボートはゆっくり進み、景色も少しずつ変わります。

護岸で固められて景観を無くした川とは違い、ここでは人間の営みが川とともにあります。

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夫です。なぜ若い男性は開放的な雰囲気の旅行先でこういった意味の分からない元気ポーズみたいなのをするんでしょうね。

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街が近づいてきましたね。

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ボートを借りた受付カウンターにはエンジニアがおらず、途中で合流。ここに来るまで故障しなくてよかった。

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太陽が傾いてきました。

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これは漁業に使うためのネット。今運転してくれている船長もかつては漁業で生計を立てていたが、収入が少ないので英語を勉強してボートの運転士になり、収入は倍増したと言っていました。

この風景は美しいですが、守りたいならば現地の人との対話なしでは語れないと思いました。

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夕食。ヘルシーな料理がたっぷり並びます。残しては悪いと、またしても限界までつめこむ私たち。

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夕食が終わってくつろいでいると、ボートの後方で鳥がぎゃあぎゃあと騒ぐ音が聞こえてきました。

様子を見に行くと、船長が鳥の首をもっています。どうやら捕まえた様子。その鳥をどうするのかと訊くと、「これから〆て食べる」と。

どうやらあの大量の料理の余った分はクルーたちの食事でもあったようで、私たちが残しては失礼だと一生懸命食べていたせいで、彼らの食べる分が足りなかったようです。

申し訳ない気分になると同時に理由が分かったことで、翌日の朝食は必要な量だけ食べ、遠慮なく残させてもらいました。


翌朝。クルーたちは近くにある船長たちの家に泊まったようです。

私たちはボートで一泊。前日買って袋に入れておいた甘いお菓子は蟻だらけになっていました

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お世話になったボート👆

私も謎の元気ポーズしていますね。人のこといえない。

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朝食。朝からちゃんとした料理で嬉しい。あっさりしていて、でもスパイスのいい香りがして、とてもおいしいです。今まで抱いていたインド料理のイメージはおそらく北インドのものだったのでしょう。すっかり南インド料理のファンになりました。

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広い河口にでてクルーズはおしまい。

街中の喧騒が急に戻ってきて、インドにいるということを思い出しました。今日の宿を見つけなければ。


子連れで同じような旅の仕方は難しいですが、いつかまた行きたいです。今度はちゃんと一眼レフのカメラを持って…。このときはコンデジだったので写真はイマイチですが、風景はとても美しいので、ぜひ拡大して見てみてください。

オチも何もないですが、ゆっくりしてもらえたならば嬉しいです。

ありがとうございました。


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