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ご祝儀を横取りした母親の話

 タイトルどおりのことをした人がいます。
 実の母親です。

 以前、こんな記事を書きました。
 嘘の口実で親が子に金銭を求めるも返さなかった話。
 私の人生ではどうやら金銭絡みの不運が続くようで。早く断ち切りたいのですが。

 と言っても、全ての原因は母親なんですけどね。

見栄っ張りの、お金大好き、でも社会人経験なし。
子たちのお金は自分も自由に使えると思っている。

 もしも近くにいる身内にそんな様子があったら、ご注意ください。あまり例がないと思うので、身バレしない程度に(でも詳細に)書き留めます。

出来事のまとめ

 結婚して数年、父方の親戚が実家を訪ねたそうです。
 身内が元より少ない私たち夫婦でしたので、式は主人と二人で挙げていました。

 親からの祝儀はもちろんありませんでした。(家庭によりますがお年玉も親からは戴かない家でした)
 父親は私が十五の頃に他界、病死しております。

 そして母がその親戚に伝えたそうです。

「娘は嫁いだんですよ」

 
それを告げられた良識ある方はご祝儀を包まざるを得ないと思います。ですので、その方から母は後日、娘宛(私宛)のご祝儀を渡されました。

「〇〇ちゃんにお祝いを」

 亡き父の親戚です。その連絡を母からメールで受けた時、ああまだ親戚付き合いがあったなんて、お祝いをしてくれて嬉しいな。有難いな、と思いました。

 披露宴も設けず親も友人も呼ばない挙式でしたので、お祝い金を戴く機会がなかったせいか、より有り難く、そのご厚意がとても貴重でした。

 すると母は次にこの言葉を送ってきました。

「臨時収入、ラッキー! お小遣い、いいよね?」

 え? 何言ってるの? 
 人からのお祝いを、あなたの実の娘宛のお祝いを。
 あなたから一銭も戴いていないご祝儀を、亡くなった父の血筋の方からは、わざわざ戴いたんですよ?

 常識というもの以前に倫理観がおかしい。

 呆れてそれについては言及できず、私はまず戴いたお返しのことを伝えました。

「まずはその金額から内祝いをお返しするので、ご祝儀をそのまま送ってください」

 もらっていいよ、なんて言っていません。駄目とも言ってません。さすがに気づいてほしかったので。
 そう言えば、ご祝儀ごと送るだろうと思った私が浅はかで、爪が甘かった。

 数日後、ご祝儀袋は確かに届いた。
 だが、その中身は空だった。
 ほんとうに、外身のご祝儀袋だけ送ってきやがった。

 確かに外見はそのまま届いた。
 間違ってはいないので、こう返しました。

「中身がないので、私から送るはずの内祝いがお返しできません。そちらで持ってる金額から内祝いをお返しして下さいね。物品は自分で調べてちゃんとお返しをして下さい」

 本来は私から返礼する予定でした。こうなったら話は別です。どうぞご自分で扱い下さい。相場もお調べ下さい。そう思いました。
 それで親戚関係が捻れようが疑われようが、何かあったら原因はあんただと、もうどうでも良くなりました。

 内祝いは言わないと送らない親です。常識ないので。
 そこだけは親戚に申し訳なく、嫁ぎ先に迷惑をかけたくなかったので、お返しするよう指示したのも彼女に対しては甘かったですね。

 人のお祝いの気持ちがこもった大事な金銭を
 そんな風に扱い、「おめでとう」を無下にするなら、
 自分で責任もって処理してください。
 私はもうあなたに関わりたくありません。
 きっとバチが当たります。

 こういうのをクズエピソードというのでしょうか、まだまだあるんですけどね。
 "普通"の親子ってなんでしょう?
 もうわかりません。

 本件関連の別エピがありますが話が逸れるのでまたの機会に。

『こういう人間もいるよ、実の親でも』

 ということを伝えたかったです。

 とうの昔から幻滅していたので、もう二度とこちらから連絡は取らない、旧家へ帰ってもあの人だけには顔を合わせないと決意し、連絡先を消しましたとさ。

 人間、真っ当に生きていきたいものです。


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