【前十字靭帯断裂の旅】装具なしで寝られるようになった手術後11週目

ついに装具なしでもぐっすり眠れるようになった

手術後10週目の最後の日から、就寝中に左脚の重さやだるさに悩まされることが減り、装具を着けなくても朝までぐっすり眠れるようになりました。寝返りを打つ時や曲げていた膝を伸ばす時などに注意が必要な感じはまだありますが、夜中に痛みで起きてしまうようなこともなく、快適に眠れています。

気まぐれな痛みにも慣れつつある手術後11週目

今週は、先週はあんなにも痛かったもも裏の筋は鳴りを潜めつつあります。朝の起床後の歩き出しの時に若干傷むくらいでしょうか。その代わり、膝下の手術痕や膝頭の手術痕のまわり、膝裏の外側の筋、もも裏の外側の筋などに強い痛みを感じるようになりました。

この新しい痛みもかなり手強い部類で、新しいエクササイズを始めたわけでも無理してトレーニングをしているわけでもないので、かなり理不尽に感じます。それにしても、その日やその週によって痛みの場所や種類が変わるのは不思議ですし、毎回不安に駆られますね。

相変わらず、椅子に座った後の膝のこわばりと動き出しの痛みが半端ないです。そろそろ仕事復帰が本格化する時期なので、座っている時間が延びる分、やや心配です。

靭帯を再建した膝頭に丸みが出てきた

前十字靭帯再建手術をした左膝に自然な丸みが出てきました。少し前までは、扁平で凹凸のない膝頭だったので、かなり膝らしくなってきた印象です。ちなみに、まだ膝立ちや四つん這いが快適にできるようにはなっていません。そして、右膝の謎のポキッ音は継続中です。

丸みを帯びてきた左膝の膝頭

最近のリハビリメニュー

現在、週2回の通院リハビリ日には、足湯、ストレッチ、筋トレ、5kmのエアロバイク、エアベッドでのマッサージをこなすのが定番メニュー。そして、リハビリの帰り道には、栄養補給を合間に取り入れながら、起伏に富んだ公園で2km~3.5kmのウォーキング後、スポーツジムで泳いで体をほぐしてから帰るのが定番ルーティンです。

実は、ロードバイクタイプの自分の自転車に乗れるようになってからは、梅雨前のよい時期ということもあって、ついサイクリングを優先しがちでした。しかし、今の私の一番の優先順位は、有酸素運動ではなく左脚のリハビリ。やはり前十字靭帯再建後のリハビリにはウォーキングが欠かせないということで、再び積極的に歩くようにしています。先週まではウォーキング45分が膝の限界という感じがしていたのですが、今週は60分くらいは快適に歩けるようになりました。

自宅とスポーツジムでは、ストレッチ、バランスやゲイト強化系のエクササイズ、筋トレ、10分~30分のサイクリング、1km~2kmのスイミングを継続中です。私の場合は、陸上でのストレッチでその日のトレーニングを終えるよりも、泳いで体をほぐして終える方が心身ともにすっきりするので、ほぼ毎日泳ぎに行っています。ちなみに、泳ぐ時の膝の違和感や可動域については進展はなく、まだまだ時間がかかりそうといった感じです。

そういえば、11週目の最後の日の筋トレで手術後初めてもも裏が筋肉痛になりました。たぶん久しぶりにした自重のシングルレッグデッドリフトのおかげだと思います。筋肉痛って気持ちいいですよね。

来週からは新しい施設でリハビリ開始

手術後12週目にあたる来週からは、新しいリハビリ施設に移って、新しい理学療法士さんの元でリハビリを始める予定です。

転院の理由は、よりスポーツ復帰を見据えたリハビリがしたいから。

手術前から手術後11週目まで通っていたリハビリ施設は、「歩ければよい」「膝の屈曲伸展に著しい問題がなければよい」というような方針だったので、スポーツ復帰を前提としたエクササイズやリハビリ過程で必要な知識の習得ができませんでした。

これまでのリハビリで不安・不満に思ったこと

今回、前十字靭帯再建手術でお世話になった施設では、下記の点が気になりました。

首都圏のスポーツに特化した施設ではなく、高齢者の方が多い地方都市という立地条件なども関係しているかもしれませんが、これまでの人生で訪れたリハビリ施設と異なる点も多かったので、いくつか挙げていきます。

・患者教育が足りないと感じることが多かった
・医学的な説明を避けたがる傾向にあった
・先入観で物事を判断することが多かった
・スポーツ復帰を前提としたメニュー設定や評価などがなかった
・手術後5週目頃からメニューに変化がなかった
・ストレッチメニューの提案がなかった
・コーディネーションやバランス、ゲイトに関する話や取り組みがなかった
・メンタル面のケアの話や取り組みがなかった

上記の理由もあり、前十字靭帯を断裂してからは自分でインターネット上の情報を拾いに行って、今の自分の状態を何となく測りながら、ストレッチやエクササイズを取り入れてきました。その都度、理学療法士さんに「こういうエクササイズを始めましたが大丈夫ですか?」と確認しましたが、「大丈夫です」と言われるだけで、自分が得た知識が正しいものかどうかを確認したり、内容を掘り下げたりすることができませんでした。とくに、患者側がより多くの情報や見解を求めている時に、明確な返答が貰えなかったのは残念でした。

一方で、手術前後の物理的なケアや膝の可動域改善、コミュニケーションが取りやすい雰囲気づくりなどについては満足度が高かったです。

1年後くらいに再開したいとりあえずの目標

・マスターズ水泳大会出場
・ハイキング、トレッキング
・トレイルランニング
・スノーシューハイク
・スキー、スノーボード(リスクが高いので悩み中)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?